5月26日発送のコーヒー定期便はコロンビアとホンジュラス!BDS MAGAZINE vol.180

2021.05.26
SHERE

多種多様なコーヒーの違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験を毎月お届けする、コーヒー豆の定期便”Beans Delivery Service“(BDS)。

5月26日発送の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!

ごあいさつ

こんにちは!

2021年5月26日発送のBEANS DELIVERY SERVICE MAGAZINEです!

まだ5月だというのに東京は毎日のように雨。

気温の高さも相まって、すでに梅雨の気分です。

ジメジメしたこの季節、毎日のコーヒーも、すっかりアイスコーヒーに切り替わっている方も多いのではないでしょうか?

THE COFFEESHOPでは来るべき本格的なサマーシーズンに向けて、新商品を着々と仕込み中。

大人気だったコーヒーゼリーの復刻や、定番の水出しコーヒーパックをはじめ、今年のコーヒー業界のトレンドになりそうなラテベースも発売予定。

6月から怒涛の新商品ラッシュが始まりますので、皆様どうぞお楽しみに!

それでは、BDS MAGAZINE 5月26日号、スタートです!

Colombia/Buena Vista Colombia(コロンビア/ブエナ・ヴィスタ・コロンビア)

カウカ、ナリーニョとならび、コロンビア南部でもっとも重要な産地ウイラ。

この地方はマグダレナ河が流れる山脈地帯に挟まれた谷合に位置しています。

南西地方の高い標高で育まれたウォッシュドコーヒーは、ここでしか味わうことのできない、この上なく素晴らしいフレーバーにあふれています。

収穫は10〜12月に熟度の高いチェリーのみを丁寧に摘み取り、生産処理を行っています。

パルピング後、28~30時間のドライファーメンテーション、その後10〜18日かけてパラボリック型パティオでの天日乾燥と、それぞれの工程で細心の注意が払われています。

生産者であるファビオ氏は34年前からコーヒー生産に従事しており、過去の大量生産主義を脱し、最近では少量で品質の高いものを生産しています。

マーケットの変化にも対応し、スペシャルティコーヒーに深い理解を持っています。

バンエクスポート社のスタッフの協力を経て、収穫や生産処理を少しずつ修正し、より高品質なコーヒー生産を心がけている勉強熱心な生産者です。

ロット名の”Colombia”とは品種の名前を指します。

その名の通り、コロンビアのコーヒー研究所で生まれたハイブリット種の第4世代で、病気への耐性と高いカップクオリティを併せ持つべく開発された人工交配種です。

1980年代に発表されたこのColombia種は、同時期にコロンビア国内で蔓延したさび病に対して耐性を示し、国の経済危機を救った歴史がある、まさにコロンビアを象徴するような品種のひとつです。

今回届いたこのロット、まず印象的だったのはブライトなアシディティ。

ライムやグリーンアップルを思わせる爽やかで明るい酸味があり、そこを顔としてしっかり伸ばせるよう意識して焙煎しました。

ムシムシし始めてきた今日この頃、すっきりとした飲み口でぴったりのコーヒーです。

どうぞお楽しみください!

BEANS DATE

【生産者】ファビオ・サンブラノ

【農園】ブエナ・ヴィスタ

【エリア】ウイラ

【標高】1,480m

【品種】コロンビア

【生産処理】フリーウォッシュド

Honduras/La Sabana(ホンジュラス/ラ・サバナ)

続いては、毎度お馴染みとなりましたTHE COFFEESHOP直接買い付けシリーズの第7弾のご紹介です!

ホンジュラス南部屈指の標高をもつマルカラ地域。この地域内に、昨今COEで連続入賞を果たしている地区があります。

その名もサンティアゴ・プリングラ。マルカラから悪路を四駆車で2時間弱、まさに秘境と呼ぶにふさわしい地域です。

2020年始めにTHE COFFEESHOPが行なったホンジュラスからの直接買い付けでも、このサンティアゴ・プリングラにある農園からいくつかのロットを仕入れています。

マリア・ゴレティ・ガロ女史が運営するラ・サバナ農園も、そのサンティアゴ・プリングラに位置します。

彼女はまだ30歳ですが、先代である父親を幼少のころから手伝っており、コーヒー生産に熟知した生産者です。

口に入れた瞬間アメリカンチェリーのような甘酸っぱさが広がり、素晴らしいコーヒーだとすぐに感じました。

それと同時にチョコレートのような甘さ、はちみつのような余韻が続き、高品質なホンジュラスコーヒーらしいハイレベルなバランスを持っています。

非常に整った味わいのあるこうしたロットは、中煎り程度に焙煎することでバランスの良さがそのまま活き、飲み飽きない風味のコーヒーに仕上がります。

アフリカ産のコーヒーやゲイシャ種などの特別な品種と比べると一見地味に思えるかもしれませんが、このような甘くクリーンな飲み口は生産者の丁寧な仕事の賜物です。

大きめのマグにたっぷりと注いで、時間をかけて味わいたい一杯。

ぜひゆっくりとお楽しみください!

BEANS DATE

【農園】ラ・サバナ農園

【生産者】マリア・ゴレティ・ガロ

【地域】サンティアゴ・プリングラ

【標高】1,650m

【品種】カトゥアイ

【生産処理】フリーウォッシュド

エチオピアCOE2021結果発表!

つい先日、今年も開催されたエチオピアCOEのリザルトが発表となりました!

COE(Cup of Excellence)とは、国ごとに開催される国際品品評会で、その年に生産されたコーヒーのうちもっとも優れたロットを決める、非常に権威ある大会です。

複数の国から代表された審査員によって採点され、カップスコア87点以上を獲得したコーヒーだけがCOE入賞の栄誉を得ることができます。

見事入賞を果たしたロットはインターネット上にて世界同時オークションにかけられ、注目される生産国の上位入賞ロットは非常に高値で取引されることでも知られています。

エチオピアでは、2020年に初めての開催となりました。

昨年は全28ロットが入賞となり、その落札金額の合計は過去最高額、日本円にして約1億4千万円にのぼったことも記憶に新しいですよね。

第2回の開催となった今年のエチオピアCOE。

見事優勝となったのは、スコア90.60を獲得したTamiru Tadesse Tesema氏のアナエロビック(嫌気性発酵)プロセスでした。

注目すべきは、今年入賞となった30ロットのうち、優勝ロットを含む計6ロットがアナエロビック(アナエロビック・ナチュラル)のコーヒーということ。

昨年の計2ロットを大きく上回る数が入賞し、優勝まで飾ってしまうとは、近年スペシャルティコーヒー業界で流行しているアナエロビック・プロセスも、ただ流行りというだけでなくきちんと技術と知見が積み重なってきたということを感じます。

(ちなみに全30ロットのうち、22ロットはナチュラルプロセス。伝統的製法、おそるべし…!)

また、昨年・今年と優勝したのはエチオピア南部シダマ州のコーヒーでした。

同地区からは計14ロットが入賞となり、さすがエチオピアを代表する名産地!といった結果でしたね。

リザルトの詳細はCOEのサイトにて確認できますので、興味ある方はぜひどうぞ。

今年のエチオピアCOE、肝心のオークションは7月7日の予定。

コロナの影響で開催国が少ないだけに、今回も高騰が予想されますが、THE COFFEESHOPでも無理ない範囲で落札に挑みたいと思います!

ちなみに、2020年のエチオピアCOEでは23位入賞のロットを落札済み。

夏頃ご紹介予定となりますので、こちらもどうぞお楽しみに!

最後に、ここだけの話をひとつ。

2020年エチオピアCOEで1位を獲得したNiguse Gemeda Mude氏のナチュラルプロセス。

今年のCOEでも25位入賞を果たしており、非常に高いレベルで安定したクオリティを誇っていますが、実は今年の秋〜冬にかけて、氏のコーヒーを仕入れできる見込みが立っています。

まだ最終の時期や価格など未定ですのではっきりとしたことが言えず恐縮なのですが、間違いなく世界最高峰といえるコーヒーをご紹介できそうです。

続報が入り次第またお伝えいたしますので、ぜひ期待してお待ちください!

それでは良いコーヒーライフを!

次回発送予定

BEANS DELIVERY SERVICE 次回発送→ 6月9日(水)予定

毎月1〜2回お届け!とっても便利で美味しいスペシャルティコーヒーをお届けするコーヒー豆の定期便。

THE COFFEESHOPが直接ホンジュラスで買い付けた、日本初上陸のコーヒー豆など、よりマニアックな内容を楽しむことができますよ♪

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THE COFFEESHOP

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