3月10日発送のコーヒー定期便はペルーとコロンビア！BDS MAGAZINE vol.175

こんにちは！

2021年3月10日発送のBEANS DELIVERY SERVICE MAGAZINEです！

あっという間に今年も3月。

三寒四温の季節を過ぎ、来週には桜も開花予定で、いよいよ春本番！という頃合いになってきました。

暖かくなってきたのは良いものの、同時に花粉が飛び交う時期でもあります。

毎年悩まされている方も多いかもしれませんね。

ただ、今年は飛散開始が早かったぶん、終わるのも早くなるそう。

コーヒーを飲みながら自宅に閉じこもって

さっさと花粉が飛び終わるのを待ちましょう！

それでは、BDS MAGAZINE3月10日号、スタートです！

まずは、南米ペルーより生産者指定のマイクロロットをご紹介します！

THE COFFEESHOPでも何度かご紹介していますが、南米大陸西部に位置するペルーは良質なスペシャルティコーヒーを生産する土地として近年注目を集めています。

高い標高とそれに伴う冷涼な気候、そして1970年代に行われた農地改革による農地の小作農化によって、個性的なテロワールをもつマイクロロットがいくつも見つかっています。

今回のロットは、Cultivarというエクスポーターから紹介を受けたコーヒーです。

Cultivarは、オランダとペルーの二拠点で活動するコーヒーカンパニー。

アムステルダム拠点のLisanne（リサーネ）と、ペルー拠点のTheadros（テアドロス）のチームです。

リサーネは文化人類学を学び、アムステルダムのインポーターTraboccaでクオリティマネージャーとして活躍。

パートナーはアルゼンチン出身で、彼女自身もスペイン語が堪能。一児の母でもあります。

テアドロスは国際開発を学び、ペルーのコーヒー協同組合でインターンとして働いた後、Traboccaでトレーダーとして活躍。

その後、妻の母国であるペルーに家族で移住しました。

同僚だった二人は、夢を語り合い意気投合。2017年にCultivarを設立しました。

彼らは、ペルーのスペシャルティコーヒーに大きな可能性を感じています。

小規模生産者が品質の高いスペシャルティコーヒーを育むことで、収益性の高い農園ビジネスを構築できると信じています。

また、我々のようなロースターと連携して品質向上のために協力し合う場と機会をつくり、小規模生産者100件以上とつながりマイクロロットを中心に取り扱っています。

今回のロットは、ペルー中央部からやや南に位置するワンカヨで栽培されています。

生産者のフレディ氏が農園を営むのは標高2,000mを悠に超える立地。

彼は41歳、5人の子供がおり、2009年から生産を始めています。

この高い標高は、素晴らしい風味特性を生むのに役立っていますが、州内の他の大きな街や都市から遠く離れた立地ゆえ、輸送に時間とお金がかかってしまいます。

スペシャルティコーヒーとして取引されることは、辺境な立地を活かしつつ、十分な報酬を得るために、非常に重要な取り組みと言えるでしょう。

このコーヒーを選ぶにあたり、同じくペルーの個性的なサンプルロット数十種類を一緒に試しましたが、中でも特にユニークなフレーバーがあり、クリーンなロットを選びました。

ライチや洋ナシのような白い果肉の果実を思わせるフレーバーがあり、ほのかにミントのような爽やかなハーブの印象も感じます。

それでいて飲みづらさを感じないのは、綺麗なクリーンカップと質感、甘さのバランスが優れているから。

多様な可能性を秘めているペルーのスペシャルティ、ぜひゆっくりとお楽しみください！

続いては、コロンビア南部カウカより、キャラメルのような甘さが印象的なコーヒーのご紹介です！

コロンビアの南部カウカ県は、「ポパヤン」の名前で知られるコーヒー産地です。

アンデス中央山脈と西部山脈に挟まれたエリアで、中心都市の古都ポパヤンは標高1,760ｍあり、周囲にコーヒー農園が点在しています。

中央山脈をはさんで東側には同じく有名産地ウイラがありますが、そちらはきつい勾配なのにたいして、カウカ県は緩やかな高原地帯といった地形の趣があります。

土壌は豊かな火山灰性で、夜間の冷え込みがコーヒーチェリーの熟成を遅らせ、酸味と甘味に優れた豆が収穫されます。

コロンビアのスペシャルティコーヒー生産者育成と輸出に取り組んでいるBANEXPORT社では、

1. 品種に適した収穫タイミング

（本ロットのカステージョ種では、今までの品種より2週間遅い）

2. 適切な自然発酵時間

（農園の気温・環境によって変わる）

3. 適切な乾燥方法

（ビニールハウス付きアフリカンベッド）

などを小規模生産者に指導し、品質に応じて高値でコーヒーを買い付けて海外のスペシャルティコーヒーバイヤーへつないでいます。

今回お届けのサンタ・エレナ農園では、伝統的な手作業で生産管理が行われます。

農地での雑草駆除は、マチェテという短刀で除草剤を使わず行います。

雑草はすべて刈らずに30センチの高さに残します。

そうすることで、斜面にある同農地ではその雑草が土壌流出（浸食）を防ぐ役割を果たします。

また、手作業で丁寧に摘み取ったチェリーはBalceoと呼ばれるフローターに入れて虫食い豆や過熟のものをとりのぞき、果肉除去されます。

26時間セラミック製の発酵槽に入れ、その後3度の水洗でミュシレージを取り除きながら、比重選別を行います。

パーチメントは、屋根付きのベッドで14～20日乾燥させられます。

乾燥工程を終わったドライパーチメントは、一か月間袋に入れて涼しく清潔な場所にて保管します。

そうして出来上がった今回のロットは、キャラメルのようなリッチな甘さが特徴的なコーヒーです。

また、高い標高から生まれるアップル・ストーンフルーツ系のアシディティにより、トロピカルな印象も現われています。

春はもうすぐそことはいえ、まだまだ朝晩冷える日もあるこの季節。

ぜひ大きなマグにたっぷりと注いでお召し上がりいただきたいコーヒーです！

先日3月1日、THE COFFEESHOPは開業から10周年を迎えました！

THE COFFEESHOPがスタートしたのは渋谷区代官山の小さなお店。

3畳ほどのスペースで、開店当初はさまざまなロースターからコーヒーを仕入れて販売する『スペシャルティコーヒーのセレクトショップ』として営業していました。

当時、東京でスペシャルティコーヒーを専門に取り扱うショップはまだあまりなく、コーヒーは苦いもの、という認識がほとんどだったように思います。

フルーティで酸味の明るいものや、ユニークなフレーバーのあるものなど、個性豊かなスペシャルティコーヒーの魅力を伝えるために様々なアイデアを振り絞って来た10年間。

今日では多くのショップができ、本当にたくさんの方に親しまれているスペシャルティコーヒー、その発展にすこしでも貢献できていたなら嬉しいです。

この10年間は、お客様の支えなしには当然あり得なかった毎日です。

そこで、THE COFFEESHOPの10周年の感謝を込めて、スペシャルな企画をご用意いたしました！

『3月限定MARCH MIXのドリップバッグ100個を10名様にプレゼント！』

今回の企画では、THE COFFEESHOPで人気のマンスリーミックス、3月限定MARCH MIXのドリップバッグ100個を、抽選で10名様にプレゼントいたします！

月替わりでご用意しているマンスリーミックスですが、今回のMARCH MIXは10周年にふさわしい内容。

なんと、ブレンドの配合に、プレミアムクロップ『ホンジュラス／ロス・ピノス・ティピカ』を使用しています。

世界最高峰、トップオブトップの評価がされたこのコーヒー、正直ブレンドに配合するには贅沢すぎるオリジンですが、10周年という大事な節目ですので、大盤振る舞いさせてもらっています。

肝心の抽選への応募方法ですが、大きく2種類ございます。

1. ONLINE SHOPにて2,000円（税別、送料別）の購入で自動応募

2. SNSでTHE COFFEESHOPをフォロー、キャンペーンの投稿をシェア

ダブルの応募で確率2倍になります！

応募期間は3月いっぱいまで。

詳細は下記リンク、特設ページからご覧ください！

THE COFFEESHOP 10周年を記念したこのキャンペーン、全国のコーヒーラバーと一緒に楽しむお祭りとして、みなさまぜひふるってご応募くださいね！

それでは良いコーヒーライフを！

BEANS DELIVERY SERVICE 次回発送→　3月24日(水)予定

毎月１〜２回お届け！とっても便利で美味しいスペシャルティコーヒーをお届けするコーヒー豆の定期便。

THE COFFEESHOPが直接ホンジュラスで買い付けた、日本初上陸のコーヒー豆など、よりマニアックな内容を楽しむことができますよ♪