Monthly Beans Magazine｜2025年11月号 [vol.134]

2025年もTHE COFFEESHOPはたくさんのコーヒーフェスに出店させていただきました。

2月の横須賀コーヒーフェスを皮切りに、東北や四国、北陸、中国や香港まで、改めて数えてみると全17箇所！日本中、世界中にコーヒーを淹れにいかせていただけるのは本当に嬉しい限りです。

こうして各地のコーヒーフェスに出ていると、「このフェスは素晴らしいイベントだな」と思わされることが何度もあります。そしてそういうフェスには、いくつか共通点があることに気がついてきました。

▽お客様の数と出店数のバランスが良い

当たり前の話なんですが、仕事として出店している以上、ある程度の売上がとれないと成り立ちません。そのためにはより多くのお客様にフェスにご来場いただく必要があるのですが、その来場者数と出店店舗数のバランスがとれていることが何よりも重要だと感じています。

お客様が少なすぎる場合は当然厳しいですが、逆に多すぎてしまうのも考えもので、1杯のコーヒーを飲むのに何分もお待ちいただかなければいけなかったり、会場内の導線が悪くなったり、あまり居心地のよいイベントではなくなってしまいます。その上で、あくまで肌感ですがコーヒーショップの出店数は多くても20店舗以内の方がちょうど良い場合が多い気がしています。

会場の広さや見込み来場者数にもよりますが、お客様もお店側もストレスが少なくイベントが進むには、そのくらいの規模感までが理想的なのかもしれません。

▽主催側がコーヒーショップを運営している

全国で開催される多くのコーヒーフェスが、実際にコーヒーショップを運営している方を中心に企画されています。特に、出店店舗のブッキングまでをコーヒーショップオーナーが担っている場合、良いメンツが集まるイベントになるような気がしています。

良いフェスにするためには当然良いショップが集まることが最重要。そのブッキングはとても大切になりますが、コーヒーショップを自ら営んでいる方がわざわざ選んで呼ぶお店というのは、やはり何かしら素晴らしいショップであることの証なんだと思います。

だからこそ呼んでいただけると本当に嬉しく思いますし、出店者側としてもより良いイベントにしたい！と気持ちがノッてくるもの。もちろんコーヒーショップの経営者でなくても気持ちの乗ったブッキングをされている方もたくさんいらっしゃいます。いずれにせよ、出店者たちに気持ちが伝わるブッキングというのは、フェスをより良いものにするために大切なんだと感じています。

その他、ローカルのお客様・出店者が多いことや、何年も繰り返し開催していることなど、たくさんの要素がある気がしています。もちろんすべてのフェスがこれらの条件を満たしているわけではありませんし、そうでなくとも素晴らしいフェスはたくさんあると思います。

ただ、若干の"ブーム感"がある昨今のコーヒーフェス、そのどれもが素晴らしい1日になって、ただのブームで終わることがないように、出店者側としてもできることを全力でやっていきたいなと思っています！

（Roaster / Daito Hagiwara）

11月も週末はイベントづくし。秋田・愛媛・高知へは初出店！普段なかなか行けない地域の皆さまに私たちのコーヒーをお届けできるのが楽しみです。ぜひ会場でお会いしましょう！

ゲストをお迎えしお話しを伺うインタビュー企画！

第8弾は、SIMPLIFY the Brewer開発者の、合同会社バスタブ（BATHTUB COFFEE）代表 伊藤 遼さんにお越しいただきました。インタビューは全４回！ぜひ最後までご覧ください。

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次回2025年12月号は12月1日発行を予定しております。お楽しみに！

それではみなさま、良いコーヒーライフを！

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