【コーヒーペアリング企画】銘菓とらや羊羹にあうコーヒーを勝手にチョイス

2017.09.27
SHERE

コーヒーペアリング企画とは

コーヒーとの相性を探る企画です。スイーツなど定番フードはもちろんのこと、サラダなど一見コーヒーにはあわなさそうなフード、またファッションやWEBサービスなどのフード以外のものとの相性も考えていきます。今回はいただきものの【 とらや 】さんの羊羹にあうコーヒーを勝手に考えてみました。

勝手にフードペアリング!?

さて、今回の企画ですが、常連のお客様よりお手土産に『とらやの羊羹』を頂いたことからスタート。これはぜひベストマッチなスペシャルティコーヒーを選んで一緒に頂きましょう!!という話になりました。

そしてあれこれやっているうちに本格的になってしまったので、レポート記事として皆様にもご紹介しようと思います。題して【勝手にフードペアリング】。

老舗和菓子店とらやの羊羹 × スペシャルティコーヒー

今回ペアリングさせていただいたとらやさんの羊羹は【小倉羊羹 夜の梅】と【和三盆糖入り羊羹 阿波の風】の2種類です。

夜の梅:

切り口の小豆を夜の闇に咲く梅に見立てて、この菓銘がつけられました。とらやを代表する小倉羊羹です。( https://www.toraya-group.co.jp/toraya/products/yokan/medium/yorunoume/ )

阿波の風:

徳島県で昔ながらの製法によって作られた和三盆糖を使用した、洗練された甘みと奥ゆかしい香りが特徴の羊羹です。( https://www.toraya-group.co.jp/toraya/products/medium/awanokaze/ )

スペシャルティコーヒーは THE COFFEESHOP で取り扱っている(2017/9/25時点)豆を5種類用意。

ダークミックス:

深煎りのオリジナルミックス。しっかりとしたボディ感があり、滑らかな質感。ダークチョコレートやビターキャラメルを感じさせるフレーバー。

ライトミックス:

軽やかで爽やか、心地良い甘味の印象。風味や酸味などのバランスが最も取れたオリジナルミックス。

エルサルバドル モンテシオン:

爽やかでバランスの良いコーヒー。ミルクチョコレートやオレンジ、ナッツの風味。滑らかで上品な質感。柑橘系の酸味があり、後味にチョコレートのような甘さ。

エチオピア サカロ:

中煎り前半。フローラル、オレンジ、紅茶の風味。シルクのようなきめ細かい質感で、後味も長く続く。きび糖のような甘さ。

グァテマラ エルソコロ パカラマ:

中煎り。フローラルで、ピーチ、オレンジ、トロピカルフルーツの風味。クリーミィな質感。チョコレートのような甘さ。柑橘系やグレープのような明るい酸味。後味にきれいな余韻が残る。

銘菓『とらや羊羹』にあうコーヒーとは

というわけで、ROAST WORKS スタッフ一同、銘菓とらや羊羹と向き合う会のスタート。

2種類の羊羹の味を確かめるロースター成澤。

成澤コメント:

つぶあんの『夜の梅』は小豆の皮の食感としっかりと際立つ甘さが特徴的ですね。後味にもしっかりとした甘さが残ります。それに対し、和三盆使用の『阿波の風』は主張しすぎない柔らかい甘さで、後味はすっきりしています。

結果、銘菓とらや羊羹にあうコーヒーは以下の通りです。

『夜の梅』にあうコーヒー

→ ダークミックス or ライトミックス

『阿波の風』にあうコーヒー

→ エルサルバドル モンテシオン

参加スタッフ皆、意見は割れずに一致でした。

総評すると、まず華やかな風味のコーヒーだと羊羹に負けてしまうため、ペアリングという意味ではしっかりとしたボディ感のあるコーヒーが良いだろうということで3種に絞られました。

特に前述成澤コメントの通り『夜の梅』はしっかりとした甘さが後味にも残るため、その余韻を楽しんで頂きながらボディ感の強いダークミックスを合わせるか、余韻を違和感なく変化させてくれるライトミックスが良いと判断。

『阿波の風』は、エルサルバドル モンテシオン のミルクチョコレートやナッツ系のフレーバーが、羊羹に使用されている和三盆の風味ととても良く合いました。

銘菓とのペアリング|今後もご期待ください

今回思わぬきっかけからスタートしたこの企画ですが、やってみて非常に面白いと感じました。

スペシャルティコーヒーと銘菓。今後も意外な組み合わせが生まれることを期待して、定期的に行なっていこうと思います。

次回もお楽しみに!!

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THE COFFEESHOP

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