日本初上陸・ロンドン発の新ドリッパー!【OREA オレア Brewer V3】世界中のコーヒー人が注目するNewモデルを早速レビュー!
味わいの調整がしやすく、デザインも豊富なことで人気のハンドドリップ用ドリッパー。
毎年のように新しいモデルが発表される中、昨年のWBrC(ワールドブリュワーズカップ)でイギリス代表選手が採用し、今注目を集めているドリッパー【OREA オレア Brewer V3】をご存知でしょうか?
今回は、2022年7月から日本での取扱を開始したOREAブランドの商品を、正規代理店であるkiguさんからご提供いただきましたので、商品の仕様やレシピ解説などをご紹介していきます!
OREA(オレア) Brewer V3 + Plastic base
今回ご紹介する〈OREA オレア Brewer V3 + Plastic base〉。
イギリス・ロンドンを拠点とするコーヒープロダクトメーカー:OREAが発表し、2022年7月から日本での取り扱いを開始した最新の抽出器具。
ドリッパーに専用のプラスチックベースを取り付けるタイプで、プラスチックベースはカラーも豊富です。
商品仕様は以下の通り。
ブランド:OREA
材質 :トロガミドナイロン
サイズ:S 高さ5.7cm、最大直径8.2cm L 高さ7.2cm、最大直径9.1cm(写真は全てSサイズ)
重さ :Sサイズ 39g Lサイズ 52g
生産国:中国
独創的なテーパードの円筒型ドリッパー
では早速、形状などを詳しく見ていきましょう!
まずは一番のメインとなるだろうドリッパー。円柱に近い形、テーパードの円筒型で設計されており、Kalita waveなどと同じフラットボトムが採用されています。
材質は〈トロガミドナイロン〉というプラスチック製。耐久性に優れ、公式サイトの動画ではハンマーで叩いても割れないほどの強靭さでした。
また底穴がとても特徴的で、ドリッパーの真ん中に大きな穴、その周りを囲むように4箇所穴が施されています。この底穴の影響でお湯の抜けが速くなり、抽出をスムーズに行うことが狙いのようです。
ペーパーフィルターは専用のものもありますが、入手しやすいKalita 185のフィルターで代用も可能。
(円錐型ドリッパーは使用できませんので、ご注意ください!)
ベース部分はリサイクルプラスチック製
別売りのプラスチックベースは、リサイクルされたプラスチックで作られており、イギリスで使用されたペットボトルのキャップ、お弁当容器などを回収し原料化。
制作の過程で生まれる微妙な色合いの変化があるため、同じものが出来上がることはないんだとか。
かわいらしい色合いやオンリーワンの製品もとても魅力的です。
また、ドリッパーとプラスチックベースとは別に、アルゼンチン出身のデザイナーとコラボレーションしたカラフェとグラスも販売しており、こちらもシリーズで集めたくなるような可愛らしい見た目がポイント。
(記事写真、1枚目に写っている大小2つのガラス製カップ)
ガラス製のため熱さは伝わりやすかったり、割れてしまう危険性もありますが、持ち手部分のくぼみが絶妙で、攪拌しやすい印象でした。
クリーンで甘酸っぱい!好みに応じて使い分ける3種類のレシピ
デザインの素敵さはご覧の通りですが、実際に淹れたコーヒーがどんな味なのか、とても気になりますよね!
OREA Brewer V3 には開発者の考案したレシピが3種類記載されたブリューガイドが付属されています。
それぞれThe pulse、The fine、The midとあるのですが、今回は浅煎りくらいのコーヒーに向いてそうなThe pulseを淹れてみました。
The pulseレシピ
豆:12g(使用したコーヒー豆:Ethiopia / NW’2021 #3 Abdurahman HajiKabato)
挽き目:コマンダンテ24クリック、~700ミクロン
(中粗挽き程度の細かさがおすすめ。販売中のTimemore C2だと、24クリックくらい)
お湯:200g、99℃(沸かしたて)
レシピ詳細
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1投目 0:00~ 40g、ドリッパーを軽く4回まわす
2投目 0:45~ 40g 、1回優しくドリッパーを回す。
3投目 1:10~ 40g 、1回優しくドリッパーを回す。
4投目 1:35~ 40g 、1回優しくドリッパーを回す。
5投目 2:00~ 40g 、1回優しくドリッパーを回す。
2:30で落ちきり、ドリッパーを外す
200gのお湯を40gずつ5回に分けて注ぐという一見シンプルなレシピですが、注ぐたびに優しくドリッパーを回すという工程が独特で面白いですね。
出来上がったコーヒーは、浅煎りらしい酸味と果実のような甘さを感じる、ジューシーな味わい。浅煎りの良さをたっぷり感じられる、爽やかなコーヒーに仕上がりました。
味わいに曇りがなく、フレーバーをクリーンに感じられることから、競技会で採用されていたのも納得です!
また、OREA公式サイトには、ホットコーヒーの他にアイスコーヒーのレシピも掲載されているので、たくさんのレシピの中から、自分の好みを見つけるのも楽しそうですね!
OREA公式サイト内のレシピ掲載ページはこちら。
Swirl gently(優しく回すこと)が肝心!美味しく淹れるコツとは
実際に抽出し、感じたことは「抽出中のお湯の抜けが速い」ということ。
お湯の抜けるスピードが速いと、コーヒーの成分を十分に抽出できないまま終了することもあり、未抽出のコーヒーが出来上がりやすいです。
前述の通り、公式レシピでは、ほぼ全てのレシピに「Swirl gently(ドリッパーを優しく回す)」という指示が記載されており、美味しく抽出するためのコツと言えそうです。
The Pulseレシピのように、40gずつに分けてお湯を注ぐ場合、毎回の注ぎでお湯が全て落ちきるため、フィルターの淵にコーヒーの粉が残ってしまいます。
お湯を注いだあとにドリッパーを軽く回すことで淵に残った粉を落とし、余すところなく成分を抽出できるようにしています。
このテクニック、OREA Brewer V3だけではなく、Kalita Waveなど他のドリッパーでも使えそう。抽出不足を防ぐための手段として覚えておいて損はなさそうです。
普段使いにも、気分を変えたい時のドリッパーでもおすすめ!
ここまでご紹介してきた〈OREA オレア Brewer V3 + Plastic base〉、いかがでしたでしょうか?
幅広いレシピに対応できて自分好みの抽出を楽しめるのはもちろん、食洗機対応や割れにくい頑丈なつくりなど、なかなか使い勝手のいい器具だと思いました!
すでにハンドドリップ用の器具が揃っているという方でも、気分を変えたり新しい抽出にトライするときなど、オススメできるドリッパーだと思います。
THE COFFEESHOPでの取扱いはまだありませんが、今回商品提供をいただいたkigu公式オンラインストアから購入可能ですので、気になった方はぜひチェックしてみてください!
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