ハリオ スマートG 電動ハンディーコーヒーグラインダー 実機レビュー!

2019.12.06
SHERE

クラウドファンディングMakuakeから誕生したハリオの電動ミル『スマートG電動ハンディーコーヒーグラインダー』 。小柄ながら、そのトルクは強力なものでした。実機にて、その実力をお伝えしていきます。

ハリオ HARIO スマートG電動コーヒーミル EMSG-2B

では早速、実機を手に各部をチェックしてみましょう。

サイズは、ご覧の通り。結構長い。笑

ベースはハンドミル。そこにバッテリー付きの電動モーターモジュールをドッキングして使用する作りです。モーターモジュールを外した状態であれば、高さは20cm以下。一般的な小型ハンドミルと同程度です。

バッテリーはUSBでの充電式。フル充電状態で、20gの豆を約25回挽くことができます。モーターを使用せず、ハンドミルとして使用することもできます。

↑ 20gの豆を入れた状態。これ以上入れると挽きにくいので、一度に挽ける豆は最大でも20gまでにしておくのが良さそうです。

グラインドにかかる時間は、エチオピアの中煎り豆20gで約60秒。バッテリー式とは思えないほどのトルク感で、硬い豆でも不安なく挽くことができました。(ちなみに手挽きで同じく20gを挽いてみたところ、かかった時間は2分45秒でした。)

コーヒーミルの実力は豆の挽き目にあり

スマートG電動ハンディコーヒーグラインダーで挽いたコーヒー豆、チェックしてみましょう。

挽き目は比較的揃っているように見えます。極端に大粒なものもなく、微粉もそれほど多くない。さすがはハリオ、優秀ですね。

一点、気になったのは刃の調整。多くのハンドミルと同じように、ネジ式になっています。微調整ができるというメリットはありますが、毎回ちょうど良い箇所を探し当てる必要があり、慣れるまでは面倒かもしれません。

ハンドドリップにてコーヒーの味をチェック

ハリオ スマートG 電動ハンディコーヒーグラインダー で挽いた豆を使って、ハンドドリップ・ペーパーフィルターにて、コーヒーを抽出。ROAST WORKS 店頭で使用している業務用ミル Ditting で挽いた豆を使った場合と比較して、その味を確かめてみました。

使用した豆:

エチオピア/コンガ・ウォッシュド

使用したドリッパー:

V60 ペーパーフィルター

挽き目:

比較用 Ditting 6.5(ペーパーフィルター用)

ハリオ スマートGは目視にて上記に合わせました。

比較用のリファレンスとしたDittingで挽いた場合(お店で提供しているものと同じ)、フローラル、レモンティー、ベリーのようなフレーバーがあり、爽やかな質感で、糖蜜のような甘さが感じられるコーヒーに仕上がりました。

対して、今回検証のハリオ スマートG電動ハンディコーヒーグラインダー はというと、上記よりも少し過抽出気味な印象に。酸味が抑えられ、代わりに渋みと苦味が顔を出してくる。そんなコーヒーになりました。

ロースター萩原コメント:

毎回Ditting(業務用ミル)との比較は酷だなと思いながらも、スマートG電動はかなり優秀でしたね。コンパクトで使い勝手もいいですし、個人的には手に感じられるトルク感が癖になりそうです。ハンドドリップでの検証結果については、微粉の量の差が、コーヒーの味の違いに繋がったものと思います。微粉が多いほど、渋みや苦味が強くなります。

まとめ

以上、ハリオ スマートG 電動ハンディコーヒーグラインダー の実機レビュー、お送りいたしました。以下、今回の検証で気づいた点、まとめておきます。ご購入時の参考に、ぜひお役立てください。

良い点:

持ち運びしやすい。

名前の通りスマートなデザイン。

一回のフル充電で25回使用可能。

トルク感が感じられる。

分解して清掃できる。

手挽きミルならではの挽き目の揃い方。

悪い点:

刃の調整が古典的なネジ式。

一度に挽ける豆が最大20gと少ない。

手挽きで使う場合、蓋の締まりがゆるくて不安。

分解すると部品数が多い。(出かけ先で無くしそう)

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