続・ドリッパー検証【リバーズケイブ】【フェニックス70】
続・コーヒードリッパー検証。リバーズのセラミックドリッパー【ケイブ】と、セイントアンソニーの【フェニックス70】で抽出してみました。
検証条件
抽出レシピは共通のものを使用。ドリッパーによって生じる違いを観察していきます。
コーヒー豆:ホンジュラス – オーランド アリータ
挽き目:中挽き
豆量:20g
湯量:300g
湯温度:93度
< 抽出レシピ >
経過時間 | 注ぐ湯量
〜10秒 | 40g
40秒〜50秒 | 90g
60〜70秒 | 150g
80〜90秒 | 220g
100〜110秒 | 300g
リバーズ ケイブ&ピークス で淹れたコーヒー
リバーズ ケイブは、セラミック製のドリッパーです。ドリッパー本体のみだと自立しないため、同メーカーから発売されているピークスというドリップスタンドと合わせて使用します。
形状は円錐型ですが、V60用のフィルターだと角度が若干合わないため、折り目を少しだけ内側につけて使用しました。内角は63度から65度くらいでしょうか。
抽出は、注ぎ終えてから25秒で完了しました。ハリオV60は37秒だったので、それより早めの抽出時間になりました。
リバーズ ケイブで淹れたコーヒーは、甘みと酸味のバランスが良く、今回の検証でもっとも理想の味に近づくことができました。抽出時間はやや早めですが、角度が60度よりもキツイため、その分コーヒー粉の層が厚くなるため、抽出がうまくいったものと思われます。
スタンドの【ピークス】も含めると、今回使用したドリッパーの中でもっとも高額ですが、デザインも良く、味も良いのでおすすめです。
<リバーズ ケイブで美味しく淹れるには>
共通レシピ通りで美味しく淹れることができます。
セイントアンソニー フェニックス70で淹れたコーヒー
フェニックス70は、見た目通りの変り種ドリッパーです。壁部分がない骨格だけのドリッパーに、専用のペーパーフィルターを使用して抽出を行います。
このフェニックス70。他と異なる点が多いのですが、抽出に大きく関わるポイントは、角度です。ハリオV60、コーノ名門など、有名どころの円錐ドリッパーは60度なのに対し、こちらは70度とかなりキツめです。
そのため、粉の層が厚くなり、抽出時間がゆっくりになります。注ぎ終わりから落ち切るまで49秒かかりました。
抽出時間の長さと、粉の層の厚さに起因して、しっかりと濃い味のコーヒーが出来上がりました。形状からして、注湯速度のコントロールが可能なので、幅広くアレンジが出来る面白いドリッパーだと思います。
< セイントアンソニー フェニックス70で美味しく淹れるには >
注湯速度が幅広くコントロールできるため、豆の銘柄、焙煎度合い、挽き目に合わせていろいろとアレンジが可能。ある程度の練習が必要なので上級者向け。
次回は、検証をまとめていきます。
WRITER
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