ドリッパー検証|コーノ式名門ドリッパーで淹れたコーヒーの特徴は
主流4種のドリッパーで出来上がるコーヒーの特徴検証。前回ハリオV60ドリッパーに続いて、コーノ式名門ドリッパーで淹れてみます。円錐型の元祖と言われるコーノ式。結果やいかに。
KONO コーノ 名門ドリッパー の特徴
コーノ名門ドリッパーの特徴は、正円錐型の本体形状と、リブの形状です。
リブの数は15本。ドリッパー上部にまでらせん状のリブがあるハリオ式とは異なり、コーノ式はドリッパーの下部のみにストレートの短いリブがあるのが特徴です。
このリブ構造により、下部はフィルターとドリッパーが張り付かず、上部は張り付くようになっています。また、コーノ名門ドリッパーは、今回検証した4つのドリッパーの中でもっとも高額(といっても¥1,600前後)で、本体の作りがしっかりしている印象でした。
コーノ名門で淹れたコーヒーの特徴
今回の抽出レシピは以下の通りです。フィルターはペーパーフィルターを使用。
コーヒー豆:ニカラグア – ラス サバナス
挽き目:中挽き
豆量:20g
湯量:300g
湯温度:93度
< 抽出レシピ >
経過時間 | 注ぐ湯量
〜10秒 | 40g
40秒〜50秒 | 90g
60〜70秒 | 150g
80〜90秒 | 220g
100〜110秒 | 300g
リブがドリッパー下部のみにあるため、ドリッパーとペーパーフィルターが張り付く部分ができます。そのためか、同じ円錐状のハリオ式よりも5秒早く抽出が完了しました。
< 出来上がったコーヒー >
すっきりとした印象。
グレープフルーツやオレンジの風味。
今回のレシピは、THE COFFEESHOP で独自に作ったハリオV60用のレシピと同じにしてみましたが、ハリオ式で淹れた場合に感じられたチョコレート感よりも、柑橘系のさわやかな印象の方が強く感じられました。これはリブ形状の違いによって、抽出時間に差が生じたためと考えられます。
ここまでのまとめ
同じ正円錐形のハリオ式とコーノ式では、同じレシピで抽出しても、湯を注いでから落ちきるまでの時間が異なるため、出来上がるコーヒーの印象に違いができました。
続いて、カリタ式ドリッパーでの抽出試してみましょう。
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THE COFFEESHOP
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