ドリッパー検証|コーノ式名門ドリッパーで淹れたコーヒーの特徴は

2016.11.20
SHERE

主流4種のドリッパーで出来上がるコーヒーの特徴検証。前回ハリオV60ドリッパーに続いて、コーノ式名門ドリッパーで淹れてみます。円錐型の元祖と言われるコーノ式。結果やいかに。

KONO コーノ 名門ドリッパー の特徴

コーノ名門ドリッパーの特徴は、正円錐型の本体形状と、リブの形状です。

リブの数は15本。ドリッパー上部にまでらせん状のリブがあるハリオ式とは異なり、コーノ式はドリッパーの下部のみにストレートの短いリブがあるのが特徴です。

このリブ構造により、下部はフィルターとドリッパーが張り付かず、上部は張り付くようになっています。また、コーノ名門ドリッパーは、今回検証した4つのドリッパーの中でもっとも高額(といっても¥1,600前後)で、本体の作りがしっかりしている印象でした。

コーノ名門で淹れたコーヒーの特徴

今回の抽出レシピは以下の通りです。フィルターはペーパーフィルターを使用。

コーヒー豆:ニカラグア – ラス サバナス

挽き目:中挽き

豆量:20g

湯量:300g

湯温度:93度

< 抽出レシピ >

経過時間 | 注ぐ湯量

〜10秒 | 40g

40秒〜50秒 | 90g

60〜70秒 | 150g

80〜90秒 | 220g

100〜110秒 | 300g

リブがドリッパー下部のみにあるため、ドリッパーとペーパーフィルターが張り付く部分ができます。そのためか、同じ円錐状のハリオ式よりも5秒早く抽出が完了しました。

< 出来上がったコーヒー >

すっきりとした印象。

グレープフルーツやオレンジの風味。

今回のレシピは、THE COFFEESHOP で独自に作ったハリオV60用のレシピと同じにしてみましたが、ハリオ式で淹れた場合に感じられたチョコレート感よりも、柑橘系のさわやかな印象の方が強く感じられました。これはリブ形状の違いによって、抽出時間に差が生じたためと考えられます。

ここまでのまとめ

同じ正円錐形のハリオ式とコーノ式では、同じレシピで抽出しても、湯を注いでから落ちきるまでの時間が異なるため、出来上がるコーヒーの印象に違いができました。

続いて、カリタ式ドリッパーでの抽出試してみましょう。

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THE COFFEESHOP

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