今更聞けないハンドミルの使い方|コーヒー独り立ちのすすめ
自宅でコーヒーを楽しむ際、豆のままで買いたいけど、自分で豆を挽くってなんだか難しそう。そう思ってらっしゃる方も多いと思います。それもそのはず、豆を挽く道具であるミル(グラインダーともいう)は、種類がとにかく多い!そして、どのくらい細かく挽けばいいのかもよくわからない!というわけで、今回は手軽に始められるハンドミルの使い方について触れていこうと思います。
ハンドミルで始めるコーヒー独り立ち
今回用いたのは、ハリオの手挽きコーヒーミル【セラミックスリムMSS-1TB】です。
スタンダードなセラミック歯のハンドミルで、一回約24gまで挽くことができます。
1、とりあえず挽いてみる
ハンドミルを組み立てたら、まずは刃のギャップをゼロ地点まで締め切ります。つまみを時計回りに動かなくなるまで締めればOKです。
締め切った状態から、少しだけ緩めます。このミルの場合は、少し回すごとにカチカチ音がなる設計になっているので、何カチ回したか覚えておきましょう。
最初はとりあえず挽いてみないと、どの程度細かくなるかわかりませんので、少量の豆を実際に挽いて確認します。
上の写真は5カチ緩めたギャップで確認してみました。ハンドドリップ用にしては少し粗いようです。
2、挽き目を調節する
上記テストをしたら、次は実際に使用したいサイズになるように調整していきます。
挽きテストで細かすぎた場合
→ ギャップを緩める
挽きテストで粗かった場合
→ ギャップを締める
緩める場合はそのまま緩めて大丈夫ですが、締める場合は一度全解放して、間に挟まっている豆を取り除いてから再びギャップゼロにしてから緩めるという手順をとっていきましょう。
上記テストは5カチ緩めた状態で粗かったので、一度挟まった余分な豆をきれいに取り除いて、今度は4カチでテストしてみました。
今度は丁度良さそうです。
3、最終確認は抽出にて
テスト時は少量なので、実際に必要な量を挽いてみると、多少ズレが生じます。なので、最終的には抽出してみて確かめる他ありません。
上の抽出写真は4カチです。テスト時は4カチで大丈夫かと思いましたが、実際に抽出してみると粗かったので、最終的に3カチで調整し直しました。
何カチ緩めるかはミルの個体差があるので、この記事内容を鵜呑みにせず、必ずご自身でテストしながら良いギャップを探ってみてください。
4、手入れは水洗い
ハンドミルは構造がいたってシンプルなので、分解清掃も楽チンです。ギャップ調整用のネジを外れるまで緩めてしまえば、下の写真のように刃が外れるようになっています。
セラミック刃なら水洗い可能なので、あっという間にお掃除完了。次に使用するときは、よく乾かしてから使用しましょう。
コーヒーはぜひ豆のままで
コーヒーを本格的に楽しむのであれば、豆のまま購入し、飲む直前にミルで挽いてから淹れると、味も風味もより一層お楽しみいただけます。
毎日飲む方には電動ミルがおすすめですが、週末にだけコーヒーを楽しみたい方などにはハンドミルがピッタリです。豆を挽くという面倒さもまた楽しいポイントですね。
次回、挽き豆で保存した場合と、豆のままで保存した場合とで、どれだけ風味が変わるかなど検証してみたいと思います。
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