続・ドリッパー検証【クリスタルドリッパー】【サイフォンドリッパー】
続・コーヒードリッパー検証。KEYCOFFEEのクリスタルドリッパーと、カリタのサイフォンドリッパーで抽出してみました。
検証条件
抽出レシピは共通のものを使用。ドリッパーによって生じる違いを観察していきます。
コーヒー豆:ホンジュラス – オーランド アリータ
挽き目:中挽き
豆量:20g
湯量:300g
湯温度:93度
< 抽出レシピ >
経過時間 | 注ぐ湯量
〜10秒 | 40g
40秒〜50秒 | 90g
60〜70秒 | 150g
80〜90秒 | 220g
100〜110秒 | 300g
KEYCOFFEE クリスタルドリッパー で淹れたコーヒー
KEYCOFFEE クリスタルドリッパーは、ミラーボールのようなデザインで、見た目にも楽しい円錐型ドリッパーです。ペーパーフィルターはハリオV60用のものを使用しました。
同じ円錐型ですが、ハリオV60やコーノ式と異なり、リブというものがありません。代わりにダイヤ形状の凹凸がドリッパー全体付けられています。
抽出は、注ぎ終えてから24秒で完了しました。以前の検証で、ハリオV60は37秒だったので、それより早めの抽出時間になりました。
KEYCOFFEE クリスタルドリッパーで淹れたコーヒーは、酸味がしっかりと前面に抽出されており、明るい印象の仕上がりになりました。これはこれで美味しく飲めますが、もう少しゆっくりめに抽出することで、甘みなどとのバランスがとれた仕上がりにすることができます。
<KEYCOFFEE クリスタルドリッパーで美味しく淹れるには>
抽出速度がやや早いため、豆が粗めの粒度の場合は注湯速度をよりゆっくりとコントロールすること、もしくは細かめに挽くことで、美味しく淹れることが可能になります
カリタ サイフォンドリッパーで淹れたコーヒー
カリタ サイフォンドリッパーは、カリタ定番の台形型ドリッパー。通常の底面3つ穴ではなく、側面の1つ穴が出口になっています。
ドリッパー内に長く湯だまりができるため、浸漬法に近い抽出条件になっています。実際に淹れてみたところ、抽出にかかった時間は、湯の注ぎ終わりから63秒。合計で173秒でした。
合計時間150秒以内を目指して作っているレシピなので、サイフォンドリッパーには不向きでした。抽出時間がかかり過ぎてしまい、出来上がったコーヒーは狙った味になりませんでした。全体的に重たい印象のコーヒーになりました。
< カリタ サイフォンドリッパーで美味しく淹れるには >
注湯速度が限定されており、抽出時間を短くすることが難しいので、専用のレシピを考察する必要がある。
上記のレシピは、このドリッパーには不向きになります。以前検証したメリタ式の一つ穴ドリッパーも同じ理由で不向きです。
次回は、リバーズ ケイブとフェニックス70を検証してみます。
WRITER
-
THE COFFEESHOP
THE COFFEESHOPの最新ニュース、イベント情報などをお届け。
PICK UP ITEM
-
-
Brazil / Nossa Senhora das Gracas TOH(ブラジル / ノッサ・セニョーラ・ダス・グラサス・TOH)
-
SIMPLIFY the Brewer / シンプリファイブリュワー
-
MONTHLY MIX DRIPBAG SET [送料無料]
-
【10月限定】October MIX 2024
-
Sibarist Booster / シバリスト ブースター 45mm
-
MEDIUM DARK ROAST SET
-
LIGHT ROAST SET
-
DARK ROAST SET
-
SPECIALITY COFFEE Drip Set (ドリップセット)
-
シングルオリジン 500g Value Pack
-