フレンチでもエアロでもない!アメリカンプレスでコーヒーを淹れてみた

2018.02.26
SHERE

最近ネットでもチラホラ目にする新しいコーヒー抽出器具【アメリカンプレス】。フレンチプレスともエアロプレスとも違う新しい抽出方法と、おしゃれなディテールが以前から気になっていました。果たしてどんなコーヒーが出来上がるのか。実際に使ってみましたので、レビューをお届けいたします。

アメリカンプレスとは

メーカー販売サイトより引用

アメリカンプレスの特徴は、コーヒー(または茶葉)に圧力を掛けてお湯を通し、とてもシンプルな工程でおいしいコーヒーが淹れられることです。使い捨てのペーパフィルターを繰り返し使う無駄もなく、コーヒーを入れる一連の作業がこの容器の中で全てできる上に、クリーンで、コーヒー豆そのものの特徴ある味を抽出し、短時間でコーヒーが淹れられます。

構造的には、圧をかけるタイプの透過抽出器具になります。お湯を入れた容器に、ポッドに詰めた挽き豆を押し通して抽出をおこないます。

  • アメリカンプレスのフィルター部分。100ミクロンメッシュのメタルフィルターを用いており、フレンチプレスほど微粉が混入しません。

  • アメリカンプレスのフィルター部分。100ミクロンメッシュのメタルフィルターを用いており、フレンチプレスほど微粉が混入しません。

アメリカンプレスでの抽出方法

抽出方法はとっても簡単。まずは挽き豆を計り、ポッドに詰めて蓋をします。

  • アメリカンプレスのポッド。挽き豆を入れて蓋をした状態。(挽き目はハンドドリップメタルフィルター使用時と同じにしました。)

  • アメリカンプレスのポッド。挽き豆を入れて蓋をした状態。(挽き目はハンドドリップメタルフィルター使用時と同じにしました。)

続いて、沸かしたお湯をカラフェ(容器)に入れ、準備したポッドをセット。豆全体がお湯に浸かる程度まで押し込んでいき、そのまま所定時間蒸らします。

  • 写真ではわかりにくいのですが、蒸らし中です。

  • 写真ではわかりにくいのですが、蒸らし中です。

蒸らし時間は30秒〜120秒(メーカー説明書より)。結構幅のある指定時間ですが、豆の挽き目によって上手く調整する必要があるという意味ですね。このあたりはエアロプレスやハンドドリップも同じです。今回は蒸らし時間60秒にておこないました。

蒸らしが終わったら、あとはプランジャーを底まで押すだけ。押し切るまでの時間も豆の挽き目によって変える必要がありますが、今回は60秒で行いました。

出来上がりのコーヒーは

さて出来上がりですが、オイル分がしっかりと出ており、舌触りの良い美味しいコーヒーが抽出できました。ペーパードリップよりもしっかりとしたボディ感でありながら、微粉がないことでクリアな質感になっています。

フィルターのメッシュが細かいことと、豆がポッド内に封入されていることで無駄に攪拌されないことが、アメリカンプレス特有の美味しさに繋がっているのでしょう。そこに手押しで圧をかけることで、しっかりとコーヒーの美味しさが抽出されていました。

飲み終わりのグラス底。微粉が少ないことがわかりますね。

まとめ

アメリカンプレスは非常に興味深い器具でした。これからレシピ開発などいろいろな検証にも使ってみたいですね。最後に、簡単にアメリカンプレスの特徴をまとめておきます。

抽出時間:

蒸らし含めて2分〜4分。

→ フレンチプレスより短く、エアロプレスよりは長い。

抽出のブレ:

押すだけなので、時間と分量さえ合っていればブレない。

→ ハンドドリップのような練習が不要。押す力もエアロプレスほど強い力が要らない。

フィルター:

繰り返し使用可能。

→ 容器と一体型なので、掃除が簡単。

分量:

一回の抽出で最大2杯程度(400cc)。

→ フレンチプレスやハンドドリップのように、たくさんの杯数を一度に淹れることができない。

コーヒー:

圧をかけて抽出するため、豆の味がしっかり抽出される。

→ ボディ感はしっかり。舌触りはオイル分で滑らかに。

佇まいもおしゃれです!

そして、相変わらずで恐縮ですが、THE COFFEESHOP ではまだ取り扱っておりませんので、ご購入はAmazonでぜひ。

WRITER

THE COFFEESHOP

THE COFFEESHOPの最新ニュース、イベント情報などをお届け。

PICK UP ITEM

関連記事

関連記事はまだありません。