HARIO V60ペーパードリップでマグカップ2杯分を淹れるレシピ

2021.02.27
SHERE

おうちでハンドドリップをされる多くのご家庭で使われている、HARIO V60。

自分1人分の分量で淹れるのはもちろん、夫婦2人分や来客があったときなど、一度に2杯分を淹れたい場面って、意外とたくさんありますよね。

試しに豆もお湯も時間もすべて2倍にして淹れてみた結果、「あまり美味しくなかった。。」という経験がある方も多いのではないでしょうか?

今回はそんなお悩みに応えて、HARIO V60を使った美味しい2杯分のコーヒー抽出レシピをご紹介します!

単純にすべて2倍だと、どうして美味しくならないのか

カップ1杯分では美味しく淹れられる抽出レシピでも、単に分量や抽出時間を2倍にしただけでは、同じように美味しいコーヒーには仕上がりません。

理由はさまざま予想されますが、ひとつには『抽出時間が長くなりすぎる』というものがあります。

ペーパードリップでの抽出の場合、多くの豆では3分以上時間をかけると、余計な雑味や苦味が出てきてしまいます。

1杯分のレシピを単に2倍にしてしまうと、当然抽出時間は5分、6分とかかってしまうので、嫌な味わいが支配的なカップになってしまいます。

1杯分の抽出より時間が長くなっても、できれば3分前後くらいを目処に抽出を終えたいところです。

また、粉とお湯の分量についても、単に2倍にすると粉量が多すぎる『過抽出』なカップになる場合が多いです。これは、コーヒーの粉1粒あたりが、お湯と接する時間・回数が増え、収率が上がってしまうのが原因と思われます。

例えば1杯分ではコーヒー粉:お湯の比率が1:16で適正だった場合、2杯分では1:17、1:18と、粉量を減らす(湯量を増やす)ような調整が必要です。

THE COFFEESHOP的おすすめレシピ

以上のような点を考慮しつつ、THE COFFEESHOP的おすすめレシピを検証してみました!

ドリッパー:HARIO V60 03サイズ

コーヒー豆:ミックスオリジン/ライトミックス

豆量:25g 中挽き

湯量:460ml 90℃

抽出:蒸らしを含む、全6投

落ちきりタイム:3分程度(落ちきらなかったら途中でも外す)

抽出レシピ

第1投(蒸らし):+70ml(0:00~0:45)

第2投:+80ml(0:45~0:55)

第3投:+90ml(1:05~1:15)

第4投:+90ml(1:25~1:35)

第5投:+70ml(1:45~1:55)

第6投:+60ml(2:05~2:15)

ポイントは粉と湯量のバランス(1:18程度)と、3分という抽出時間の目安。

まず第1投目で45秒間蒸らした後は、10秒間かけてお湯を注いで10秒間落ちるのを待つ、を繰り返します。

使用する粉量が25gと多いので、しっかりと炭酸ガスを抜くため蒸らし時間をやや長めにとっています。

抽出の前半から中盤には、湯量を多めに使って風味の軸となる成分をしっかりと取り出すイメージ。攪拌するように勢いをつけてお湯を注いでも良いでしょう。

抽出後半にかけて注ぐ湯量が減っていきますが、ここは先に取り出した成分の濃度を調整していくようなイメージ。あまり勢いはつけず、優しく注いでいきます。

抽出時間は3分程度が目標。もし3分を過ぎてもお湯が落ちきらなかったときは、途中でもドリッパーごと外してしまいましょう。

出来上がり量はだいたい400mlくらい。大きめのマグカップでも2杯分とれる分量ですね。

まとめ

いざというときに覚えておくと助かる、ハンドドリップ2杯分の抽出レシピ。

これで急に来客があったときでも、美味しいコーヒーを振る舞えますね!

みなさまもぜひお試しください!

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