【ハンドドリップコーヒー】10g以下 少量の豆でも作れる!美味しいコーヒーの淹れ方〈浅煎り〜中煎り編〉

ご自宅でコーヒー豆や粉を買って使用している時、ぴったり使いきれずに少し余ってしまうことはありませんか?
18gや15gなどであれば比較的多くのレシピが出回っていますが、10g以下のレシピを見かけたことが少なかったため、抽出レシピを作ってみました。
以前は深煎り編をご紹介したので、今回は浅煎り〜中煎りの豆を使用したレシピになります!
みなさんの参考になれば嬉しいです。
浅煎り〜中煎りのコーヒーを美味しく淹れるポイント
これまでに公開しているマガジンでもご紹介したことがありますが、まずは浅煎り〜中煎りのコーヒーを美味しく淹れるポイントをおさらいしましょう!
個人的には下記のポイントが大事だと思っています。
①酸味の引き出し方
②濃度感の意識
①の酸味は、やはり浅煎り〜中煎りのコーヒーならではの特徴でもあるので、抽出時にどう引き出すかが重要なポイントになります。
酸味やフレーバーは抽出前半に溶け出す成分が主なので、ここを意識しすぎると出来上がったコーヒーが少しトゲトゲしい印象になることも。
焙煎度合いが浅いコーヒーならではの「後味の柔らかさ」を意識して抽出を組み立てることで、ツンとした酸味が抑えられ、全体のバランスが綺麗に整いやすくなります。
②は①と少し重複してしまうのですが、飲んだ時に感じる全体のバランスに関係しています。
特に浅煎り〜中煎りのコーヒーは、一口目で丁度いいと感じると、飲み進めていく内に重たくなったりネガティブな苦味を感じやすくもなります。
『少し薄いかな?』と思うくらいの出来上がりで調整することが意外と大切です。
今回ご紹介するレシピとは異なりますが、下記の焙煎度別美味しい淹れ方の動画も参考にしてみてください!
10g以下の粉で淹れる ハンドドリップコーヒー おすすめレシピ
では浅煎り〜中煎りのコーヒーを美味しく淹れる方法をおさらいしたところで、少ない粉量でも抽出できるレシピをご紹介します!
できればドリッパーは1〜2杯用の小さいサイズを、お湯を注ぐケトルは細口のスワンネックタイプのものを用意していただくと、よりレシピの再現度が上がります。
前回の深煎りのレシピとは、粉量と挽き目は変えないことを条件に組み立ててみました。
抽出する時、ケトル内のお湯は350ml程度+ケトルの蓋は取っていただきたいです!(理由は次項で解説します)
8gの粉で淹れる|コーヒー抽出レシピ
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〈用意するもの〉
・HARIO V60 01サイズ
・お好みのペーパーフィルター(流速の早いものは避けた方がいいです)
・スワンネックの細口ケトル
・粉:8g(中挽き)※Time more C2モデルで17クリック
・お湯:150ml(沸かしたてでOK)
〈抽出レシピ〉
①ドリッパーにフィルターをセットして湯通し
②粉を計り入れて、タイマースタートと同時に抽出スタート!
0’00”~0’10” / +40g
0’30”~0’40” / +40g(合計80ml)
0’50”~1’00” / +35g(合計115ml)
1’10”~1’20” / +35g(合計150ml)
2’30” までにお湯が落ち切ったら完成!
出来上がり量は120ml程度になるので、今回もデミタスカップに丁度収まるくらいの量になります。
少量の粉とお湯で味わい全体のバランスを組み立てやすいよう、レシピ自体はかなりシンプル。
浅煎りの場合は、酸味やフレーバーがバランスよく感じられること、中煎りは味わいの軸を定めやすくなるよう意識してみました。
お湯を注ぐタイミングでどんな成分が取り出しやすいのかを含めて考えていくと、ご自身でレシピをアレンジする時も、スムーズに完成しやすいと思います。
蒸らしの時間を少し変えるだけでも、結構香りの印象が変化するので、気になる方は試してみてください!
抽出フェーズごとの取り出しやすい成分に関しては、下記のマガジンと動画でも検証しています。
ご興味ある方はぜひご覧ください。
美味しく淹れるコツはお湯の温度&濃度にあり!
湯温がコーヒーの抽出にかなり影響を与えることは、過去のマガジンや動画でもお話ししてきたと思います。
個人的に自宅に電気ケトルがないのと、少量のコーヒーを淹れる時に湯温の調整までしたくないな…という気持ちもあり、今回は沸騰したてのお湯で淹れるレシピにしました。
そこでポイントにしていただきたいのは、ケトルの中にあるお湯の量と蓋を開けたまま抽出することです。
レシピ紹介の箇所で、ケトル内の湯量は350ml程度+蓋は開けて抽出をお願いしています。
ケトルの材質(ステンレスやホーローなど)や室温、ケトルの形状によっても変動しますが、一般的なドリップケトルに350mlの沸騰したてのお湯(約100℃)を入れ、フタを開けた状態で2分間置いた場合、中のお湯はおおよそ 5℃〜10℃程度下がります。
このポイントを押さえていただくと、抽出後半のネガティブな味わいが出やすいフェーズは、湯温を少し下げて抽出できることになるわけです。
少ない豆(8g)で浅煎り〜中煎りのコーヒーを淹れる際は、無理に味を引っ張り出そうとせず「柔らかく、優しく」仕上げることが大切。
・一口目はあえて少し優しめの濃度に
・ケトルのフタは開けて、温度変化を味方につける
この2つを意識するだけで、少ない豆でもバランスの取れた美味しい一杯になります。
お気に入りのコーヒーで、ぜひ試してみてください!
WRITER
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Mayuka Jimbo
THE COFFEESHOPのMAGAZINEコンテンツ、オンライン担当。
スペシャルティコーヒーの知識だけでなく、レシピの改善や、抽出技術の向上にも日々取り組んでいる。
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