カフェオレも美味しい!アイスコーヒーベース作り 完結編

2020.06.18
SHERE

水やミルクで割って楽しむという新しいスタイル『コーヒーベース』。

またの名を『カフェオレベース』。少ない液量で何杯も楽しめるので、夏の時期、アイスコーヒーのストックとしてもおすすめです。

濃縮とは異なり、いつもより濃く淹れるだけで作れるので、ご自宅でも簡単に作ることができます。

前回、いろいろな抽出方法でコーヒーベースの作製を試みました。

保存まで試してみた結果、V60ペーパーフィルターでの抽出が、最も美味しくコーヒーベースを作ることができました。

今回は、そのV60ペーパーフィルターで、さらに効率の良い抽出レシピを探ってみたいと思います。

アイスコーヒー1リットル分(カフェオレだと5杯分くらい)を仕込みたい!

今回の検証の目的は、よりご自宅で実用可能なレシピを導き出すこと。アイスコーヒーとして仕上げた際に約1リットル、カフェオレなら約5杯が完成するよう、レシピを開発していきます。

等倍の水で薄めると仮定すると、コーヒーベースの量は500g。1.5倍の水ならば、コーヒーベースの量は400gですね。

検証前に懸念されるのは、濃く淹れるイコール大量の豆を使うということ。それにより、抽出中にペーパーフィルターが目詰まりしてしまい、狙った味にならないのではないか、、、

ともあれ、何事もやって見るのが早い!ということで、早速実験開始!

検証レシピ1、前回のレシピで2倍量にしてみる

まずは、前回の抽出レシピを踏襲し、仕上がり量が2倍になるようなレシピで検証。ハンドドリップの抽出では、投入湯量が2倍になった場合、豆量は2倍よりすこし少ないくらいで理想的なバランスになります。

豆量:48g #中挽き

湯量:400g

抽出時間:3分00秒で落ちきる

抽出量:約310g

コーヒー仕上がり量:約780g(水1.5:コーヒー1)

コーヒー豆1gあたりの仕上がり量:約16.25g

お湯の注ぎ方:

挽き豆に60gのお湯を注ぎ、40秒間蒸らす。

その後、60gのお湯を3度、80gのお湯を2度追加して完成。

↓ 詳細

お湯 経過時間

① 60g 40秒(蒸らし)

② 60g 40~50秒

③ 60g 60~70秒

④ 60g 80~90秒

⑤ 80g 100~115秒

⑥ 80g 130~145秒

180秒経過時点でドリッパーを外す。

結果:フィルター目詰まりでやや雑味(カフェオレなら気にならないレベル)

やはり先に懸念した通り。大量の豆を使ったことで、抽出後半になるにつれて、ペーパーフィルターの目が詰まり、コーヒーの落ちが徐々に悪くなっていきました。

その影響で、やや雑味が出てしまうという結果に。カフェオレとして楽しむ場合は気にならないレベルですが『出来るだけ突き詰めていきたい』とロースター萩原。

ということで、次のレシピでは、フィルターが目詰まりしないよう、コーヒー豆の挽き目を若干粗くして、お湯の抜けを良くしてみます。

検証レシピ2、コーヒー豆の挽き目を粗くしてみる

先ほどの結果を踏まえ、コーヒー豆の挽き目を粗くして、試してみました。同時の目標である1リットル完成に向け、豆量も増やしています。

(検証レシピ2と書いていますが、実際は7回目くらいです。笑)

豆量:64g #中粗挽き

湯量:500g

抽出時間:3分00秒で注ぎきり 4分00秒で落ちきり

抽出量:約400g

コーヒー仕上がり量:約1,000g(水1.5:コーヒー1)

コーヒー豆1gあたりの仕上がり量:約15.6g

お湯の注ぎ方:

挽き豆に60gのお湯を注ぎ、40秒間蒸らす。

その後、60gのお湯を2度、80gのお湯を4度追加して完成。

↓ 詳細

お湯 経過時間

① 60g 45秒 (蒸らし)

② 60g 45~55秒

③ 60g 65~75秒

④ 80g 85~100秒

⑤ 80g 115~130秒

⑥ 80g 145~160秒

⑦ 80g 170~180秒

240秒経過時点でドリッパーを外す。

結果:個性が活きた美味しいコーヒーに!アイスコーヒーでもカフェオレでも!

豆の挽き目を粗くしたことで、お湯の抜けが早くなり、抽出時間が短縮。雑味のないコーヒーに仕上がりました。

急冷式らしい明るい酸味とフレーバーがあり、豆の個性がしっかりと活きたコーヒーベースになりました。これならアイスコーヒーにしても良し!カフェオレにしてもミルクに負けず、美味しく楽しめます!

挽き目を粗くした分、必要な豆量を増やす必要がありましたが、大きくコスパに影響するほどではなく。むしろそれで雑味が無くなるのであれば、やるべき施策ですね。

このままコーヒーベースとして保存し、後に割って飲むもよし!500~600gの氷に直接落とせば、そのまま1リットルのアイスコーヒーにもなります。

都度お湯を沸かすのがしんどい夏の時期。一回で大量に仕込めるのはいいですね!

検証レシピ3、水出しコーヒーでもやってみた

最後に番外編。簡単に大量のアイスコーヒーが作れる水出しコーヒーパックを使用して、1リットルのアイスコーヒーを作製。先ほど検証レシピ2で作ったコーヒーベースと比べてみました。

豆量:71g(パック2個)

水量:1,000g

抽出時間:6時間(常温の場合)

コーヒー仕上がり量:約840g

コーヒー豆1gあたりの仕上がり量:約11.8g

結果:簡単だけど時間がかかるのと 若干コスパも劣る

操作自体は水出しの方が簡単。水に入れて待つだけですからね。まろやかな飲み心地も、水出しコーヒーパックならではの特徴です。

しかし、抽出時間が6時間〜と長いこと、そしてコーヒー豆1gあたりの仕上がり量が少ないことなど、気になる点も。手早くコスパ良く!という場合は、水出しより急冷式(お湯でのハンドドリップ)の方がおすすめです。

生活スタイルや味のお好みで、気に入った方でお楽しみください。

まとめ

今回のアイスコーヒーベース検証は、夏の時期に向け、大量にアイスコーヒーを作って保管しておけないかな?という些細な会話がキッカケでした。試作レシピは前回の記事分と合わせると10以上、いや20以上か?笑

結果、美味しいアイスコーヒーベース(カフェオレベース)が完成しました。皆さんもぜひ試してみてくださいね。

WRITER

THE COFFEESHOP

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