水出しアイスコーヒーと急冷式アイスコーヒーの違いを考察
コールドブリューコーヒーこと『水出しコーヒー』。そのすっきりとした味わいと、誰でも簡単に淹れることができるスタイルで、最近人気の飲み方となっています。
そこで気になったのが、同じ豆で作った場合、急冷式アイスコーヒーと、水出しアイスコーヒーとで、味や風味がどのように変わるのかということ。
今回の考察記事は、その違いについて解説していきます。
水出しコーヒーの抽出方法は2種類
水出しコーヒーと一口に言っても、その抽出方法は様々。ハンドドリップ同様にいろいろな器具が市販されており、どの器具を使用するかで味が変化します。
そのすべてをひとつひとつご紹介したいところですが、今回は大きく分類した【浸け置き抽出】と【滴下抽出】の2種類で検証していきます。
ハンドドリップ(急冷式)アイスコーヒーと水出しアイスコーヒーの違いを見てみよう
急冷式アイスコーヒーと、水出しアイスコーヒーの違いを見ていきましょう。急冷式は、ハンドドリップのペーパーフィルターを使用しました。
今回検証に使用した豆はこちら。
ダークミックス
深煎り。しっかりした口当たりとほのかな甘さ。
丁寧な焙煎と配合により、飽きのこないビターなオリジナルミックス。
ブルンディ ムニンヤ
中煎り。アプリコットやオレンジ、ブラウンシュガーの風味。
豊かな質感があり、後味に甘さが残ります。
上記2種類の豆を、それぞれ【急冷式】【水出し浸け置き】【水出し滴下】で抽出し、味や風味を比較してみました。
ダークミックスの場合
ハンドドリップ急冷式
鼻から抜ける香りがしっかり感じられる。
とろみのある質感としっかりとしたボディ感で、後味も長く感じることができる。
水出し浸け置き
香りが乏しいが、全体的な味のバランスはよい。
後味は非常にすっきりしており、キレよく終わる。
水出し滴下
浸け置きよりはしっかりと抽出されている印象。
急冷式ほどではないが、香りも甘さも感じられ、質感もなめらか。
ブルンディ ムニンヤ の場合
ハンドドリップ急冷式
香りを強く感じることができ、味のバランスがとても良い。
しっかりとした甘さと、とろみのある質感。
水出し浸け置き
酸味が主体的に抽出されている。
非常にすっきりとした印象。
水出し滴下
浸け置き同様、酸味が主体的。
コーヒーとしてのバランスはよくないが、柑橘系のジュースのようなさっぱりとした味が新鮮。
まとめ
検証の結果、やはり THE COFFEESHOP で普段取り扱っているスペシャルティコーヒーは、【急冷式アイスコーヒー】が向いていると言えます。
しかし、以前も書いた通り、コーヒードリンクの別ジャンルとして【水出し】を楽しむことはおおいに◎です。
風味は出にくいのですが、よりすっきりとしたコーヒーがお好みの方にはおすすめです。簡単にたくさん仕込んでゴクゴク飲めちゃうのも水出しコーヒーの魅力ですね。
水出しに使用する豆は、中煎りの豆よりも、しっかり焙煎した深煎りの豆のほうが、味がしっかり出るため向いています。
THE COFFEESHOP 水出しミックス 発売中
今回の検証結果を受け、THE COFFEESHOP でも水出しコーヒー用に焙煎・ブレンドを行いました。
ぜひお楽しみください。
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