【コーヒーフィルター】プロ仕様のアバカプラス円すいペーパーフィルター!|種類の違いで味に変化を。

2023.10.20


コーヒーペーパーフィルターで、味に変化をつけられるのをご存知ですか?
抽出器具にそれぞれ特徴があるように、フィルターにもそれぞれ特徴があります。
手持ちの器具を変えずに、フィルターによってコーヒーの味を変えられるのも、なかなか面白いですよね。

今回は、国内外でペーパーフィルターの製造に定評がある、三洋産業から〈CAFEC アバカプラス円すいコーヒーフィルター〉をご紹介します!

【コーヒーフィルター】プロ仕様のアバカプラス円すいペーパーフィルター!|種類の違いで味に変化を。

CAFEC Abaca+ Coffee Paper Filter
アバカ+ 円すいコーヒーフィルター〈2~4杯用〉(100枚入)
¥462

CAFEC アバカ+ ペーパーフィルターとは

もともとあったアバカフィルターをよりプロ仕様にアップデートさせたのが〈CAFEC アバカプラス円すいコーヒーフィルター〉。
新技術のFine-Grained製法によって、フィルター表面の凹凸を限りなく小さくし、表面積を増やすことに成功。
フィルターの表面積が増え、お湯の透過スピードが早まることで、ブリュワー(淹れる人)が自身の腕で抽出をコントロールできるという商品です。

製品は日本を代表するコーヒーメーカーの一つ、三洋産業が手がけるブランドの〈CAFEC〉から発売されています。
先述の通り、三洋産業さんは特にペーパーフィルターの製造に定評があり、以前動画とマガジン記事でも他商品を取り上げご紹介しました。

▼マガジン記事はこちら
https://www.thecoffeeshop.jp/how-to-brew/cafec-filter-01/

▼紹介動画はこちら

今回ご紹介する、アバカプラス円すいコーヒーフィルターは、CAFEC+シリーズの一つ。
既存のCAFEC製品よりも、ちょっと高級・ちょっと地球に優しく・ちょっと面白いなど、付加価値を楽しんでもらうコンセプトのようです。

実際に〈CAFEC アバカプラス円すいコーヒーフィルター〉はペーパー表面の凹凸加工の削減により、商品トータルの容積を減らすことに成功、それにより運輸コストの削減などに貢献しているそうです。
製品自体もアバカが原料なので、環境に配慮しているといえます。

▼三洋産業:CAFEC+シリーズの紹介はこちら
https://cafec-jp.com/jp/cafec-plus/

コーヒーフィルターで違いがあるのか?実際に複数のペーパーフィルターで検証

それでは実際に抽出で味の検証を行っていきます!
今回は比較対象として、〈HARIO V60〉と〈CAFEC アバカ円すいコーヒーフィルター〉用意しました。

ペーパーフィルター表面の凹凸加工(クレープ加工)

まずは見た目、触った感触の違いから見ていきます。

HARIO V60:

外側がざらざらしていて凹凸の高低差があり、内側はつるつるした作り。

コーヒーフィルターで違いがあるのか?実際に複数のペーパーフィルターで検証:V60

CAFEC アバカ円すいコーヒーフィルター:

両面に同じような高低差でクレープ加工あり。

コーヒーフィルターで違いがあるのか?実際に複数のペーパーフィルターで検証:アバカ

CAFEC アバカプラス円すいコーヒーフィルター:

クレープ加工の間隔が小さく目が細かい見た目。

コーヒーフィルターで違いがあるのか?実際に複数のペーパーフィルターで検証:アバカプラス

コーヒーの香りに影響する フィルターの匂い

ペーパーフィルターを使う時に気にされる方も多い紙特有の匂い。
抽出前に湯通しを行うので、はっきりとした差がでるかわかりませんが、飲んで比較してみました。

HARIO V60:

ほぼ匂い移りないものの、やや口当たりが重たく感じる。

CAFEC アバカ円すいコーヒーフィルター:

匂いや味わいに変化なく、口当たりも普通。

CAFEC アバカプラス円すいコーヒーフィルター:

上記と同じ結果。

フィルターの違いによる味わいの変化

続いて、コーヒーの味の違いについて。
検証条件は以下の通りです。

①HARIO V60ドリッパーを使用
②粉:20g  お湯:300g
4:6メソッドをベースに全6投・2分10秒で注ぎ切りのレシピで抽出します。

使用するコーヒー豆:
エルサルバドル/COE’21 #19 サンタ・ジョセフィータ
浅煎り。レッドアップルや洋ナシ、冷めるにつれてオレンジやプラムのような風味。

【コーヒーフィルター】プロ仕様のアバカプラス円すいペーパーフィルター!|種類の違いで味に変化を。

HARIO V60:

質感がしっかりしており、酸の印象よりは甘さ・ボディ感が優位になる。

CAFEC アバカ円すいコーヒーフィルター:

酸の印象がシトリック系優位に。全体的に明るい味わい。

CAFEC アバカプラス円すいコーヒーフィルター:

一番すっきりしたコーヒーが出来上がる。

検証の結果、CAFEC アバカプラス円すいコーヒーフィルターは一番すっきりしたコーヒーを抽出できました。
お湯の落ちきりも一番早かったため、すっきりとした味わいになったのも納得かと思います。

コーヒー上級者におすすめのペーパーフィルター「アバカ」

ここまでの検証の結果、HARIO V60→CAFEC アバカ円すいコーヒーフィルター→CAFEC アバカプラス円すいコーヒーフィルターの順で抽出の難易度が上がっていく感覚でした。

ポイントは、CAFEC アバカプラス円すいコーヒーフィルターはお湯の抜けが一番早い、ということ。

よく言えばブリュワー自身で1投ごとに注ぐ湯量を定めやすく、抽出レシピの微調整を行えるのですが、反対に言えば微調整を行わないと、コーヒー豆に合わせた抽出が行いにくく、抽出不足を招きやすくなるということに。

お家で簡単に安定したコーヒーを飲みたい!という時にはやや不向きかもしれません。

ただ、酸味や口当たりが一番クリアに抽出できる利点もあるので、浅煎りのコーヒーがお好きな方や、お家のコーヒーの味に変化をつけたい時、コーヒーフリークへのプレゼントなど、シーンや用途に合わせて活用できそうです!

紙一枚で変わる コーヒーの味

ここまで、コーヒーペーパーフィルターの種類別に、味や加工の違いをご紹介しました。
たかが紙1枚と思いがちですが、じつはそれぞれに個性があり、同じ豆で同じ抽出を行ったとしても、コーヒーの味に変化がでることがお分かりいただけたと思います。

どれがよく、どれが悪いとは言えませんが、よりご自身の好みの味に近づけたり、環境への配慮などを考慮しながら製品を選ぶのもおもしろいと思います。

今回ご紹介したペーパーフィルターは、全てTHE COFFEESHOPオンラインストアにて好評発売中です!
気になった商品などありましたら、ぜひ商品ページをご覧ください。

【コーヒーフィルター】プロ仕様のアバカプラス円すいペーパーフィルター!|種類の違いで味に変化を。

CAFEC Abaca+ Coffee Paper Filter
アバカ+ 円すいコーヒーフィルター〈2~4杯用〉(100枚入)
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