5杯用コーヒーメーカー使用レビュー｜ゴールドフィルター付属の本格派【cores 5CUP COFFEE MAKER C301-WH】
2021.05.07
外出自粛や在宅勤務によって、ご自宅に本格的なコーヒーを楽しむ環境を作りたいと考えている方、多くいらっしゃると思います。今回は、プロ御用達ブランドとしても知られるcoresより、一度に5杯分まで作れるコーヒーメーカーをご紹介いたします。
2020年から続く外出自粛や在宅勤務によって、自宅でコーヒーを飲まれる家庭が非常に増えていますが、1日に何杯も飲まれる方にとって頼りになるのは、やはり自動で淹れてくれるコーヒーメーカー。
自分で抽出する楽しみこそないものの、手がかからずに安定したクオリティで美味しいコーヒーが飲めるメリットは大きいですよね。
そんなコーヒーメーカー、国内外さまざまな企業から発売されており、どれを選んでいいのかわからない！という方も多いと思います。決して安い買い物ではないので、買って良かった！と思えるものを手に入れたいですよね。
今回は、特にスペシャルティコーヒーの抽出に特化したコーヒーメーカーということで、ゴールドフィルターでお馴染みcores（コレス）より発売中の【5CUP COFFEE MAKER C301-WH】をご紹介致します！
cores（コレス）とは？ゴールドフィルターでお馴染みのコーヒー器具メーカー
スペシャルティコーヒー愛好家の方ならば、coresというブランド名はまだしも、【ゴールドフィルター】という抽出器具の名前はご存知ではないでしょうか？
その名の通りゴールド（金）をメッキに使った金属フィルターで、スペシャルティコーヒーの抽出に特化したハイエンドの抽出器具として、丸山珈琲さんと共同開発されたことでも有名ですね。
以前にはTHE COFFEESHOPでも使用レビューをご紹介させていただきました。
流石の実力！高級ドリッパー cores コレス ゴールドフィルター で淹れるクリアなコーヒー ≫
そんな、スペシャルティコーヒーの抽出に特化した器具を開発しているcoresより発売中の家庭用コーヒーメーカー【5CUP COFFEE MAKER C301-WH】、早速レビューしていきます！
cores 5CUP COFFEE MAKER C301-WH（コレス 5カップコーヒーメーカー C301-WH）の基本スペックとデザイン
cores 5CUP COFFEE MAKER C301-WH（コレス 5カップコーヒーメーカー C301-WH）の基本スペックと気になる価格は、以下の通り。
品名 ：5カップコーヒーメーカー
型番 ：C301-WH
価格 ：8,800円（税込）
サイズ ：W16.5×D22.5×H26.5cm
重量 ：1.6kg（本体）
材質 ：純金メッキ（ステンレス）・ポリプロピレン・ガラス
コードの長さ：1.3m
電源 ：100V 50/60Hz
消費電力：650W
最大容量：750ml（抽出量5カップ・625ml）
付属品 ：ゴールドフィルター・ティーサーバー
最大の魅力は、なんといってもゴールドフィルターが付属すること。スペシャルティコーヒーのもつ個性豊かな風味特性を、余すところなく抽出することができます。
付属のゴールドフィルターは、coresより発売中の【ゴールドフィルターC246】とほぼ同サイズの台形型。同じくらいのサイズ感の台形ドリッパーにセットして使うこともできそうです。
使い方はとってもシンプル。
ウォータータンクに規定量の水を入れ、フィルターに中挽き〜中粗挽き程度に挽いた粉をセット。
あとはスイッチを入れるだけで抽出が始まります。
抽出量は2杯分（出来上がり約240ml）から5杯分（出来上がり約680ml）まで。
それぞれメーカー規定の水量・粉量は以下の通り。
カップ数：コーヒー粉量：水量
5杯：40g：750ml
4杯：32g：600ml
3杯：24g：450ml
2杯：16g：300ml
抽出中はサーバー下部のヒーターが起動して、抽出中の液体が冷めにくい仕組み。
ヒーターがつくのは抽出中だけなので、淹れ終わった後の保温機能としては使えませんが、逆に言うと長時間放置して煮詰まってしまう心配もありません。
使用レビュー｜美味しく淹れられて、手入れも簡単！
続いて、実際に使用してみての感想です。毎日使うものですので、味はもちろん使い勝手も気になるところ。さすがcores！といった優れた点から、もう一歩という印象のポイントまで、メリットとデメリットに分けて、その特徴をまとめてみます。
メリット１、美味しい！
コーヒーメーカーを選ぶ上で一番のポイントと言えば、何より美味しく淹れられるかどうか。
そこはさすがのcoresクオリティといったところ、スペシャルティコーヒーの香味成分が多く含まれるとされるオイル分までしっかり抽出でき、フレーバー豊かなコーヒーが味わえます。
一般的にコーヒーメーカーでの抽出の場合、高い湯温での抽出が行われるため、余計な雑味や渋み、苦味が出てしまうことが良くあります。お湯抜けの良いゴールドフィルターを使うことで、高温・短時間抽出が可能になり、コーヒーの美味しいところだけ取り出すような抽出になっているのだと思います。
メリット２、抽出がラク
基本的な操作は水とコーヒー粉をはかり入れてスイッチを押すだけなので、簡単に安定した味わいのコーヒーを楽しむことができます。お湯を沸かしたり、時間をかけてお湯を注ぐ必要もないので、朝の忙しいときや作業の合間にも手間になりません。
ウォータータンクも取り外しができるので、水を注ぎやすいのも地味に嬉しいポイント。
メリット３、使用後のお手入れも簡単
抽出ユニット・サーバー・ウォータータンクは、簡単に取り外せてお手入れも簡単楽ちん。コーヒー粉をセットせずに水だけ通せば給水ノズルの洗浄もできます。毎日使って洗うことを考えると、基本構造がシンプルで洗いやすいのはありがたいですよね。
ゴールドフィルター自体も劣化が少なく、キチンとお手入れすれば半永久的に使用できますので、大事に使えば長く付き合えるマシンになってくれると思います。
続いてここからは、ちょっと気になった点・デメリットについてご紹介。
デメリット１、自動スイッチオフ機能がない
抽出が終了した際、スイッチが自動でオフにならず手動で切る必要があり、これが少々やっかいかも。というのも、ウォータータンクの中に水が入っていない状態でスイッチが入っていると空焚き状態になり、故障の原因となってしまうからです。
音やライトなどで抽出が終了したお知らせも特にないので、お湯が出終わっていることを目視で確認する必要があります。自動だからといって、長くその場を離れないようご注意ください。
デメリット２、深煎り向きではない
メリットのところでもご紹介した通り、高温・短時間での抽出が行われるのがこのコーヒーメーカーの特徴です。しかし、これがデメリットになるケースも。
高温・短時間での抽出は、浅煎り～中煎り程度の焙煎度合いのフレーバー豊かなスペシャルティコーヒーであれば、美味しく淹れられる抽出方法ですが、深煎りで甘さを出したいようなコーヒー豆にはあまり向いていない、というのが正直な意見です。
深煎りのコーヒー豆は成分が溶け出しやすく、高温のお湯を使うと余計な雑味や強い苦味が出てきてしまう原因になってしまうためです。
また、量販されている安価なコーヒー豆の場合も不向きかと思います。雑味や渋みといったネガティブな風味がより出てきやすくなりますので、この5CUP COFFEE MAKERを使って抽出するのは避けたほうがよいでしょう。
デメリット3、デザインは今一歩
最後のところは、完全に好みの問題なのですが、デザインが今一つと感じる方もいるかと思います。本体部分はポリプロピレン製で、ウォータータンクあたりの見た目も、あまり格好良いとは言えない印象です。
高級感あるゴールドフィルター部分も、抽出ユニット内に入っているので外からは見えません。あくまで、実用特化なのでしょうね。
コーヒーメーカーは、自宅に置いて毎日使うものですから、気分の上がるような見た目や質感を求める方は、一度実物を確認してから判断された方がよろしいかと思います。
家族で飲む・一度に何杯分も淹れたい方におすすめです！
機能やデザイン的にいまひとつな点はありつつも、かなり本格的な抽出で美味しいスペシャルティコーヒーが淹れられることは事実。優秀なコーヒーメーカーだと思いました。
特に、1人前ずつ手で淹れるのが面倒なシーン、例えば家族みんなの分を淹れるときなどには、大活躍してくれそうなマシンだと思います。
お値段も1万円以内と比較的リーズナブルなので、気軽に買いやすいですよね。在宅勤務のお供にコーヒーメーカーをご検討されている方には、試してみる価値ありの商品だと思います！
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