代官山店限定ブレンドが出来るまで|オリジナルブレンドコーヒー
2017.11.08
スペシャルティコーヒーのブレンドは、それぞれの豆の個性を惹きたて合い、さらなる美味しさの可能性を求めて行います。THE COFFEESHOP では、これまで多くのミックス(オリジナルブレンド)を作成してきました。今回は『代官山ミックス』を作成してみようと思います。
あれ?THE COFFEESHOP って代官山が本拠地ですよね?
さて、今回の企画ですが、「そういえば THE COFFEESHOP の本拠地は代官山なのに、代官山店のオリジナルブレンドがないよね」というスタッフ同士の会話からスタート。
たしかに。逗子店限定のZUSHIミックスがあるのに、代官山ミックスはない。
というわけで、早速 ROAST WORKS よりロースター成澤を招集し、代官山店限定のブレンドコーヒーを作成いたしました。
スペシャルティコーヒーのブレンド作り
スペシャルティコーヒーを使用したブレンドの方法は、過去のエントリー【スペシャルティコーヒーのブレンドを作るということ】にて詳しく書いていますので、そちらをご参照ください。
以下、簡単に抜粋します。
1、コンセプト:
例えばフードとのペアリングで『〇〇と一緒に飲みたいコーヒー』や、シチュエーションとのペアリングで『こんなシーンで飲みたい』など、大まかなコンセプトを決めていきます。
2、イメージ作り
コンセプトが決まったら、イメージづくりです。ここではさらに具体的な【飲む時間】や【飲む人】【飲む場所】などを想像していきます。
3、キーワード
イメージに合わせて【酸味】【後味】【フレーバー】などのキーワードを決め、どのコーヒー豆をブレンドに使用するかを選定していきます。
代官山店オリジナルコーヒーのテーマを考える
さて、では早速上記3つを決めていきたいと思います。
まずはコンセプトですが、これはそのものずばりで『代官山のコーヒー』。
代官山といえば、ド派手な都会というよりも、落ち着いた大人が暮らすおしゃれな街というイメージ。THE COFFEESHOP のお客様の常連さんが多く、都会の中に日常を感じるエリアです。
セレクトショップが多く立ち並び、おしゃれな女性やママ、ワンちゃん連れの家族が多いことから、『華やか』で『香りの良い』『日常に飲むコーヒー』を『デカフェ』を使用して作成することにしました。
代官山のイメージでブレンディング
コンセプトとイメージからキーワードが決まったところで、早速ブレンドしていきます。
ブレンド用に検討した豆は以下の4種。
・コスタリカ/エルサル(深煎り)
・エチオピア/サカロ(中煎り前半)
・エルサルバドル/モンテ・シオン(中煎り)
・メキシコ/デカフェ(中煎り後半)
カッピングの後、カップにて比率を変えながら良いポイントを探っていきますが、ブレンドの比率によって様々な表情を見せるスペシャルティコーヒーの奥深さに毎回驚きます。
各々テイスティングが終了し、ブレンドの配合は完成いたしました。
次回予告
そして出来上がったのはこちら!!といきたいところですが、商品化にはもう一つのクリエイティブ作業『パッケージデザイン』が必要です。
次回再び THE COFFEESHOP 代官山店 にて、商品化に向けたデザインの作成を行なっていきたいと思います。
オリジナルブレンドコーヒー 作成依頼 承ります
お店や会社でオリジナルブレンドのコーヒーを作成したいとお考えの方へ。
THE COFFEESHOP ではこれまで様々なブレンドを作成して参りました。その知見を生かし、あなただけのオリジナルブレンドコーヒーの作成をお手伝いいたします。
豆の選定、ブレンド、パッケージデザインまで、まずはお気軽にお問い合わせください。
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