2020.01.23

1月後半はコスタリカとブラジル!BDS MAGAZINE vol.148(コーヒー定期便)

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多種多様なコーヒーの違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験をお届けする THE COFFEESHOP BDS MAGAZINE。

1月22日出荷の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!

目次

  • ごあいさつ
  • 1月22日発送のコーヒー紹介
  • コーヒーとアップサイクル
  • 次回発送予定

ごあいさつ

明けましておめでとうございます!
1月22日発送のBEANS DELIVERY SERVICE MAGAZINEです!

2020年、焙煎の世界一を決める大会、World Coffee Roasting Championship(WCRC)の開催地が、ポーランドのワルシャワに決定しました。

日本代表は奈良県のKOTO COFFEE ROASTERS坂田さん。
THE COFFEESHOP萩原が以前参加した、コーヒー焙煎合宿リトリートのチームメイトでもあります。

ぜひ優勝目指して頑張って欲しいですね!

それでは、BDS MAGAZINE 1月22日号、スタートです!

1月22日発送のコーヒー紹介

それでは今回発送のコーヒーのご紹介です!

CostaRica(コスタリカ)/Leoncio Black Honey(レオンシオ・ブラックハニー)

まずは中米コスタリカより、甘さ引き立つブラックハニープロセスをご紹介!

良質なコーヒー生産地として有名な、コスタリカ・ウェストバレー。
その標高1,500mに、エルバス・マイクロミルはあります。

オーナーのバランテス一家はコーヒー栽培を始めて50年以上。

コスタリカにおけるマイクロ・ミル革命のパイオニアで、2001年に自前のエルバス・マイクロミルを建て、以来、自ら生産処理・乾燥を行い、優れたハニープロセスコーヒーを作り続けています。
乾燥にはパティオとアフリカンベッドを使用、品種はカトゥーラ・カトゥアイ・ビジャサルチを栽培しています。

レオンシオ農園のコーヒー豆は、毎年高品質なものが多いですが、今年は特にブラックハニープロセスのロットが素晴らしい出来でした。

ハニープロセスとは、収穫されたコーヒーチェリーをパルパーで果肉除去した後、醗酵行程をおかず、ミューシレージ(粘液質)が残ったままの状態で乾燥行程に入ります。
この方法によってミューシレージの甘味が豆に移り、通常のウォッシュドコーヒーでは得られにくい甘みやボディをもったコーヒーが出来上がります。

ミューシレージの残す割合によってレッド、イエロー、ホワイトなどいろいろな呼ばれ方があるハニープロセスですが、ブラックハニーではミューシレージを100%残したまま乾燥。
数あるハニープロセスの中でももっとも甘さが引き立つと言われています。

今回お届けのコーヒーも、そんなブラックハニーの甘さを最大限引き出すよう丁寧に焙煎しました。

寒い季節にも嬉しいこのオリジン、ぜひお楽しみください!

【生産者】ホセ・アントニオ・バランテス
【農園】レオンシオ農園 エルバス・マイクロミル
【地域】ウエストバレー、ロウルデス・デ・シリ
【標高】1,650m
【品種】カトゥアイ
【生産処理】ブラックハニー

Brazil(ブラジル)/Corrego Liberdade(コヘーゴ・リベルダーヂ)

コヘーゴ・リベルダーヂ農園は、エスピリトサント州マタアトランチカと呼ばれる大西洋に面した山岳地帯に位置しており、森林に包まれたカパラ国立公園の一部でもあります。

この地は小規模な農地しかもたない生産者が多く、近年はこうした小規模生産者も、スペシャルティーコーヒーの生産に目を向け、高品質なコーヒー作りに乗り出しています。

米インテリジェンシアなど、世界中のバイヤーからも注目を集め出しており、2017年にはCOEの開催地にもなった、注目の生産地です。

当農園は、先代からの相続ではなく、コーヒー愛あふれる2人の男の手により作られました。
1人はエスピリトサントの田舎生まれのアントニオ氏で、もう1人は従兄弟で農業技師であるルシアーノ氏です。

アントニオ氏は、ルシアーノ氏からの農事的アドバイスを参考にしながら農園のマネジメントを担当。
ルシアーノ氏は土壌の調査、コーヒーの栽培まで様々な知識を持ち、アントニオ氏は「彼なしではこの農園ができなかった」と語ります。

品種の導入に関しても、寒冷に強く、均一な熟度でチェリーが成熟するというカトゥカイ785/15種を導入。
この品種を導入した結果、地域の気候にぴったりとフィットし、素晴らしい熟度の揃った真っ赤なチェリーを付けることが出来ました。

ブラジル国内のさまざまなコンテストで入賞するなどその品質の高さは折り紙付きです。
【生産者】アントニオ・ダシリオ / ルシアーノ・ピメンタ
【農園】コヘーゴ・リベルダーヂ
【地域】エスピリサント州 アルフォンソ・クラウジオ
【標高】1050-1070m
【品種】カトゥカイ785/15
【生産処理】パルプドナチュラル

コーヒーとアップサイクル

「アップサイクル」という言葉をご存知でしょうか?

似た言葉に「リサイクル」がありますが、これは不要になったものを単に再利用・資源化すること。
「アップサイクル」は、元の製品よりさらに価値の高いものを生み出すことを目的としています。

近年、持続可能な社会の実現のためにさまざまな業界で広まり始めたこのアップサイクルですが、コーヒーの世界でも多くの取り組みが行われています。

昨年末に発表された大きなニュースは、マクドナルドと自動車大手フォード社が提携して、コーヒー焙煎過程で出る「チャフ」を自動車部品製造の原料に使用する、というもの。

「チャフ」とはコーヒー生豆についている薄皮のことで、焙煎過程で剥がれ落ち、基本的には廃棄されるものです。

従来の部品に使用してきたプラスチックなどの原料からチャフへ切り替えることで、軽量化を実現でき、環境負荷も少なくなるそう。

フォード社は今後、できるだけ多くの部品にチャフを利用したい考えだということ。

マクドナルドのような巨大チェーンから出る大量のチャフが資源に変わるなんて、夢のある話ですね!

他にも、コーヒーを抽出した後に残るコーヒーかすも、様々な方法でアップサイクルされています。

ベルリンのスタートアップ・Kaffeformが開発したのはコーヒーかすから作るコーヒーカップ。

いくつかの原料を混ぜ合わせて独特の風合いをもつ素材を開発。
石油を一切使用せず、再生可能な原料のみで作られているそうです。

さらには軽く、耐久性にも優れていて食洗機でも洗えるという優秀さ。

日本でもLOFTやBEAMSなどで販売しているそうなので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

大手企業やスタートアップも取り組み始めたコーヒーに関するアップサイクル。

そこまでのことを個人でするのは難しいですが、コーヒーか