BDS MAGAZINE|2018年10月24日

2018.10.25


多種多様なコーヒーの違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験をお届けする THE COFFEESHOP BDS MAGAZINE。2018年10月24日出荷の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!

目次

  • ごあいさつ
  • 10月24日発送のコーヒー紹介
  • 水がコーヒーに与える影響とは?
  • 次回BDS発送予定

ごあいさつ

こんにちは!

あっという間に季節が進んで、今年も残り少なくなってきました。BDSのお届けも、年内分は残りわずですが、珍しい豆もご用意していますので、楽しみにお待ちください!

さて、来たる11月8日(木)には、富ヶ谷ROAST WORKSが5周年を迎えます!これも偏に、日頃より私たちの豆をお買い上げくださっている皆さまのお陰です。

本当にいつもありがとうございます。

毎年恒例となりましたが、その週の週末、10日(土)・11日(日)にはRWにて豆の半額イベントを開催予定です!

スペシャルな豆もご用意できそうですので、ぜひ遊びにきてください!

皆さまのご来店、心よりお待ちしております!

10月24日発送のコーヒー紹介

それでは今回発送のコーヒーのご紹介です!

【ブラジル COE#19 / エルドラド Brazil COE#19 / El Dorado】

ブラジル・エルドラド農園は、ミナスジェライスの南西部にあります。

スル・デ・ミナスは昨今、ブラジルの伝統的な生産地として認知され、年間を通して晴れやかな気温と穏やかな気候を兼ね備えています。

標高は 1,050m~1,150m で、農場の総生産面積は約150ヘクタール。農園内では、レッドカツアイ、イエローカツアイ、ムンドノーボなど、いくつかの品種を生産しています。

こちらの農園では何年もの間、伝統的なナチュラル製法でコーヒーを生産してきました。2013年以降、ラエラス氏と息子たちは多くのコーヒーを生産し、収量を重視するということよりも、素晴らしいコーヒーを届けるべく高品質なコーヒーを生産することに集中しました。

他のブラジルのナチュラルプロセスとは一線を画す、素晴らしいクリーンカップがまず印象的なコーヒーです。質感はリッチでとろみがあり、様々なフルーツを思わせる華やかな風味と、カシューナッツやアーモンドなどの香ばしいナッツの甘さを兼ね備えています。

温度が高いうちは、ベリー系のフルーツのもつジューシーさを感じ、冷めてくると、ワインのような芳醇な香りと甘さが引き立ってきます。

ブラジル/ナチュラルプロセスの最高峰、この機会に是非ともお楽しみください!

【ニカラグア / ブエノスアイレス マラカトゥーラ Nicaragua / Buenos Aires Maracaturra】

まずは、ニカラグア/ブエノス・アイレス農園よりマラカトゥーラという品種をご紹介致します。

このマラカトゥーラは、マラゴジッペ種とカトゥーラ種の交配で、樹1本あたりの生産性の非常に低いマラゴジッペ種に、生産性の高いカトゥーラ種を掛け合わせたものです。

農園主の Luis Emilio Valladarez氏は、地元の農学校を卒業した農業技師です。そのValladarez氏がある日、友人から50ポンド(約22.7kg)のマラカトゥーラ種をプレゼントされました。

試験的に植えたその種は見事に育ち、沢山の実をつけ、理想的な収穫量を実現しました。

また、当農園で同品種は、2m×2mの比較的広い間隔で栽植され、1ヘクタールあたり1750本が植えられています。

このマラカトゥーラは、大粒でユニークな形をしていますが、カップもマイルド&クリーンと非常に高い評価を得ています。

ニカラグア最良の産地、Dipilito Nueva Segovia/ヌエバ・セゴビア地区・ディピルト村のマラカトゥーラ種、是非ご賞味下さい。

水がコーヒーに与える影響とは?

コーヒーの約98%は水です。

TDS(Total Dissolved Solid 総溶解固形分)という指標がありますが、これは、水分中にどれくらいの成分が溶けているかを数値化したもの。

アメリカスペシャルティコーヒー協会によれば、理想的なTDSは1.15%~1.30%とされていますので、
残りの98.7%は、水ということになります。

ということは、やはり水がコーヒーに与える影響は大きいものになります。

水がコーヒーに与える影響として考えられる要素は大きく2つあります。

①ミネラル
水に含まれるミネラルとして、マグネシウム、カルシウム、カリウム、ナトリウム
などがありますが、特にマグネシウムとカルシウムの量が重要となります。

マグネシウムとカルシウムの量は、個別にラベルに表記されていることもあれば、硬度として表記されていることもあります。

カルシウムはボディ感、質感に関係し、マグネシウムはフレーバーや甘さに関係すると言われています。が、まだ科学的な実証が乏しいのも事実です。

また、ミネラルの量が極端に多すぎると、液体のバランスが崩れてしまいます。TCSでは軟水~中程度の硬水(120mg/L)をお勧めします。

②ペーハー
ペーハーは水の水素イオン濃度を示し、7.0が中性、それより低いと酸性となり、高いとアルカリ性となります。一般的な水道水は中性となっています。

コーヒーの成分自体は酸性なので、アルカリ性の水を使用すると、酸味が中和され穏やかになります。逆に酸性の水を使うと明るい酸になりやすいです。

スペシャルティコーヒーの持つ風味成分を損なわずに抽出するには、中性に近い水を使うことをお勧めします。

日本の水はコーヒーの抽出に適しているので、浄水器などを通して使用するのが1番お勧めですが、
ミネラルウォーターを使う際は、ラベルに注目して硬度やペーハーを確認してみてください!

次回BDS発送予定

それではみなさま、良いコーヒーライフを!

次回BEANS DELIVERY SERVICEの発送は、2018年11月14日(水)を予定しています。


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