スペシャルティコーヒーサブスク〈Beans Delivery Service〉2024年4月10日発送のコーヒー定期便は、エチオピアとコロンビア！BDS MAGAZINE vol.249

こんにちは！

THE COFFEESHOP ロースター 萩原です。

今週末の土日は、渋谷区のライブハウス10会場で行われる都市型フェス、SYNCHRONICITY’24に出店させていただきます！

2日間にわたって今の日本の音楽シーンの先頭を走るアーティストが集結するこのフェスティバル。

実はロースター萩原が学生時代に運営スタッフとして関わらせてもらっていた、思い入れのあるイベントです。

あれから十数年たって、こうしてまた出店として関わることができてとても感慨深いです。

今年はSYNCHRONICITYをイメージしたオリジナルブレンドも制作させていただきました！

コーヒー豆の予約販売は、本日4/10(水)いっぱいまで。

ONLINE STOREにて受け付けておりますので、ぜひチェックしてみてくださいね！

SYNCHRONICITY MIX ’24 ≫

それでは、BDS MAGAZINE〈4月10日号〉スタートです！

BEANS STORY

みんな大好き、エチオピアはイルガチェフェのナチュラルプロセスをお届けです！

エチオピアのナチュラルといえば、パッと思い出されるのはフルーティで甘いフレーバー。

今回のアブレハム・デサレン氏のロットも類に漏れず、フルーティな風味の魅力がふんだんに詰まったコーヒーです。

メインに感じるのは、トロピカルな甘い香り。南国のフルーツや、赤肉メロンのような熟した果実の印象があります。

酸質も甘さを伴って感じ、ベリーのようなイメージ。

温度帯によって白ブドウ、ブルーベリー、ストロベリーといろいろな表情を見せます。

また、一貫した長い甘さの後味はチョコレートのようで、クリーミィな質感と相まってミルクチョコのように感じました。

今回のコーヒーが作られたのは、エチオピアの首都であるアディスアベバから407km離れた、イルガチェフェ・イディドという地域。

この辺りは高い所では標高2,000mを超え、昼夜の寒暖差等にも恵まれる高品質なコーヒーの代名詞として、世界中のコーヒー関係者から評価されています。

この地域のコーヒーはTHE COFFFEESHOPでも何度も扱ってきましたが、共通して熟した果実の甘みを感いることが多くあります。

今回のロットもそんなイルガチェフェ・イディドのテロワールを存分に感じることができる、素晴らしいクオリティのコーヒーだと思います。

ロット名にもなっている生産者のデサレン氏は、親子隣通しでコーヒーを生産しており、こちらは息子のロットです。

周辺の農家と協力して作ったチェリーを自身のドライングステーションでしっかりとクオリティコントロールをしながらナチュラルの精選を行っています。

こうしたエチオピアらしさを存分に味わえるコーヒーは年々少なくなってしまっているように思います。

エチオピアのナチュラル好きにはきっと刺さるはず。

ぜひお楽しみください！

BEANS STORY

今回ご紹介のコーヒーは、インポーターSYU・HA・RIが紹介してくれた、コロンビア・トリマ県でコーヒー栽培を営むヒルマ・ロサ・グティエレスさんのマイクロロットです。

SYU・HA・RIのラインナップといえば、クリーンで明るく透明感のあるようなコーヒーが特徴的。

今回のロットも、まさしくそんな個性が特徴的に現れています。

温度が高いときには洋梨やグリーンアップルのような、爽やかでフローラルさも感じるようなフレーバーを感じ、温度変化によってシトラスやナッツ、ときにはパイナップルのようなジューシーさも見つけることができます。

冷めるにつれて甘さのニュアンスがグッと前に出てきますが、質感やボディ感はとても軽やかで、さらりとした飲み口。

ストレスなくするすると口の中に流れ込む、いつでも手元に置いておきたいような上質なデイリーコーヒーだと思います。

ヒルマ・ロサ・グティエレスさんは、夫のラウル・デュランとともに、ラ・エスペランサ農園を経営する熱心なコーヒー生産者です。

ラ・エスペランサ農園は、トリマ県プラナダスのヨルダンにあり、標高は1,600メートルに位置します。

農園面積は5haに及び、1980年の設立以来、カツーラ、コロンビア、カスティージョなど様々なコーヒー品種を栽培しています。

チェリーはきちんと熟した状態で収穫され、24時間寝かせた後、果肉除去し、豆をタンクでさらに24時間発酵させます。

コーヒーは3回洗浄され、高台の乾燥場でアフリカンベッドに広げて乾燥させます。

乾燥工程は天候によって15日から20日（約3週間）かかります。

みなさんはご自宅でコーヒーを淹れるとき、どんな水を使っていますか？

ミネラルウォーターを買っている方もいらっしゃるかもしれませんが、水道に浄水器をつけて使っているという方が多いのではないでしょうか。

コーヒーの粉から成分を取り出す役割を果たしてくれる水。

もちろん抽出には欠かせないものですが、水質の違いによってコーヒーの味わいは大きく変わります。

そんな大切な水道水の水質ですが、実は地域や時期によって成分がかなり違うということをご存知でしょうか？

例えば東京都の場合を見ると、西部の多摩地区と東部の23区とでは、水の硬度がかなり違います。

西部ほど軟水よりの傾向があり、平均30mg/Lくらい。

東部はもう少し硬度が高く、平均して60mg/lくらいです。

また、関西の方が軟水の傾向が強く、40〜50mg/Lの地域が多いそうです。

マグネシウムイオンとカルシウムイオンの含有量である硬度ですが、簡単にいうと軟水になるほどコーヒーの成分を溶かし出す力が弱くなる傾向があります。

その検証については、以前にもTHE COFFEESHOPのYouTubeでご紹介しました。

そして、水道水の硬度で何よりやっかいなのが、時期によって硬度が変わるということ。

川の水を浄水して水道水にしている地域では、降雨量・雪解け水の割合などによって硬度が大きく変わるのです。

実はここ数週間、東京23区あたりの水道水の硬度がかなり下がってきています。

焙煎所ROAST WORKSのある渋谷区でもそれは実感していて、極端な話、日によって硬度が変わって感じています。

以前の検証にもあるとおりですが、硬度が下がるとコーヒーの粉から成分を取り出す力が弱まるため、同じ抽出レシピを使って淹れると、フレーバー・ボディが弱く、味が薄く感じられてしまいます。

もしかするとこのBDSマガジンを読んでいる方の中にも、最近家のコーヒーが美味しくない、と感じていた方もいらっしゃるかもしれませんね。

こういう時期には、抽出レシピを変更する、あるいは思い切って水道水を使うことをやめる、といった切り替えが必要です。

抽出レシピですが、硬度の低すぎる水ではどうしてもフレーバーが弱くなってしまうため、粉の挽き目を細かく調整して甘さを引き出す方向にシフトする。

もしくは逆に挽き目を粗くして、使う粉量を増やして調整する、などといった対策が有効です。

また、もっと単純なのは適した硬度の水を買って使うこと。

スーパーなどで購入する場合は成分表示をよく見て、硬度60〜80mg/Lくらいのものを選ぶと、THE COFFEESHOPの豆ならばバランスよく抽出しやすいと思います。

ここ最近コーヒーがあまり上手に淹れられない、という方。もしかすると水の硬度が関係しているかもしれませんので、参考にしてみてくださいね。

それでは良いコーヒーライフを！

BEANS DELIVERY SERVICE 次回発送→　4月24日(水)予定

毎月ポストにコーヒー豆をお届け！THE COFFEESHOPのスペシャルティコーヒーのサブスク（定期便）。世界各国の高品質の美味しいスペシャルティコーヒーをお届けします。

THE COFFEESHOPが直接買い付けた日本初上陸のコーヒー豆など、よりマニアックな内容を楽しむことができますよ♪

早くも暖かい日が増え、アイスコーヒーが飲みたい季節になってきました。

とっても便利な定期便ですが、夏になると熱いお湯を使ってアイスコーヒーを淹れるのは面倒…という方も少なくないのではないでしょうか？

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