2023年9月27日発送のコーヒー定期便は、ブラジルとケニアをお届け!BDS MAGAZINE vol.236

2023.09.27


多種多様なコーヒーの違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験を毎月お届けする、コーヒー豆の定期便”Beans Delivery Service“(BDS)。

9月27日発送の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!

2023年9月27日発送のコーヒー定期便は、ブラジルとケニアをお届け!BDS MAGAZINE vol.236

2023年9月27日発送のコーヒー定期便は、ブラジルとケニアをお届け!BDS MAGAZINE vol.236

ごあいさつ

こんにちは!
THE COFFEESHOP ロースター 萩原です。

本日BDS発送日の9月27日(水)より、日本全国のコーヒーラバーが一堂に会するお祭り、〈SCAJ 2023〉が開幕します!
今年は初の土曜日開催もあるとのことで、BDS会員の皆さまの中にも来場を予定されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私たちTHE COFFEESHOPは、東京ビッグサイト南3ホールにあります〈Coffee Village〉というエリアに、28日(木)〜30日(土)まで出展しておりますので、来場予定の方はぜひ御立ち寄りくださいね!

それでは、BDS MAGAZINE〈9月27日号〉スタートです!

9月27日発送のコーヒー①Brazil/COE2022 #15 Corrego Seco(ブラジル/COE2022 #15 コへゴ・セコ)

2022年COEにて見事15位に輝いたこのコーヒーは、一般的なブラジルコーヒーのイメージとは一線を画す、フルーティなフレーバーと甘さが印象的です。
マンダリンオレンジ(みかん)やアプリコット、黄桃を思い起こさせるような、オレンジ色の果実感。
フルーティなコーヒーというと、酸味が強いものを想像されるかもしれませんが、このコーヒーのフルーティさは、甘さにこそ感じることができます。
熟した果実やフルーツジャムのような印象で、浅煎りのコーヒーを飲み慣れない方でもきっと美味しく感じていただけるはずです。

9月27日発送のコーヒー①Brazil/COE2022 #15 Corrego Seco(ブラジル/COE2022 #15 コへゴ・セコ)

ブラジルの中でも高地に位置するChapada Diamantinaは、テーブルマウンテンの観光地としても知られ、他のアラビカ生産地であるミナスジェライスやサンパウロとは植生も異なり、高山植物が多くみられます。
ブラジルの古都バイーア州のサルバドル空港からバスで8時間ほどの距離で、キリスト教と土着の信仰が混成された独特の文化圏でもあります。

9月27日発送のコーヒー①Brazil/COE2022 #15 Corrego Seco(ブラジル/COE2022 #15 コへゴ・セコ)

産地一帯の標高は平均で1,250m、冬の気温は2~18℃と冷え込みます。
農園主たちはこの時期に設備投資やピッカー労働者へのトレーニングを行います。
なぜなら収穫はすべて手摘みで行われるため、熟練者は見事な収穫技術をもつ一方で、新規雇用のピッカーにもその方法を伝達する必要があるためです。

9月27日発送のコーヒー①Brazil/COE2022 #15 Corrego Seco(ブラジル/COE2022 #15 コへゴ・セコ)

収穫されたコーヒーの実をパルパーにかけられたあとは、12時間は水にさらしてからコンクリートパティオの上で乾燥させていきます。 このように、恵まれた産地特性をさらに磨き上げるために試行錯誤を惜しみません。
そうすることで仕事の再現性を高め、ピッカーへの技術的な指導を続けることで彼ら自身が仕事への意欲をもち、地域一帯のコーヒー関係者たちが今より良い収入を得る手助けにもなっているそうです。

9月27日発送のコーヒー①Brazil/COE2022 #15 Corrego Seco(ブラジル/COE2022 #15 コへゴ・セコ)

【生産者】Edemar Lúcio Matos Martins
【農園】コへゴ・セコ(Corrego Seco)
【地域】チャパダ・ディアマンティナ、ピアタ、バイーア(Chapada Diamantina, Piata, Bahia)
【標高】1,250m
【品種】カトゥアイ144(Catuai 144)
【生産処理】パルプトナチュラル(Pulped Natural)
【受賞歴】COE2022 #15(Score 87.72)

9月27日発送のコーヒー②Kenya/Teremuka(ケニア/テレムカ)

ケニアのスペシャルティコーヒーというと、カシス(ブラックカラント)に例えられるような赤黒系のフルーツのフレーバーと、力強いボディ感、というカップが象徴的ですが、今回ご紹介のテレムカ農園のコーヒーもまさしくそうしたケニア・スペシャルティの特徴がよく表れたロットです。

9月27日発送のコーヒー②Kenya/Teremuka(ケニア/テレムカ)

温度が高いときから冷めるまで一貫して感じるのは、ブラックチェリーやブラッドオレンジのようなジューシーで明るい酸味。
また、甘さはドライフルーツのように凝縮感があり、特にドライプルーンや、ときには上質なセミドライトマトのようにも感じました。
質感はしっかりとボディ感があり、これから秋に向かう季節のなかでもちょっと蒸し暑い日にはアイスコーヒーにするとハマりそうな予感です。

9月27日発送のコーヒー②Kenya/Teremuka(ケニア/テレムカ)

テレムカ農園はナクルカウンティに位置し、110ha程度の土地でコーヒー生産を行っています。 創業は1950年代まで遡り、約70年の歴史があります。
ケニア独立の後に土地の所有権は複数の人の手に分割されましたが、現在はオーナー達が協力し合いながら農園管理を行っています。

9月27日発送のコーヒー②Kenya/Teremuka(ケニア/テレムカ)

ファクトリーに持ち込まれたコーヒーチェリーはハンドソーティングされた後、パルパーにかけられます。
その後、パーチメントを発酵槽の中で一晩発酵させることで、ミューシレージを分解します。
カナルでの水洗処理を行い、パーチメントは P1、P2、P3、Pライト、ポッズというそれぞれのグレードに分けられた後、ドライングベッドで10日から15日間かけて乾燥をさせていきます。

【農園】テレムカ(Teremuka)
【地域】ナクル・カウンティ(Nakuru County)
【標高】1,600〜1,800m
【品種】SL28、SL34、バティアン(Batian)
【生産処理】ウォッシュド

いよいよSCAJ 2023開催!

冒頭でもお知らせいたしましたが、再三告知させていただいておりましたSCAJ 2023が、本日9月27日よりいよいよ開幕しました!

この原稿を書いているのは9月25日(月)、直前準備の真っ最中。
焙煎と商品梱包と諸々の資材などなど、お店の中がしっちゃかめっちゃかになっています。
準備は大変ですが、日本中のコーヒーラバーの皆さんにお会いできる一大イベント、純粋に楽しみな気持ちがとても強いです!

今年のSCAJも、いくつかの企業ブースにゲストとして呼んでいただいていますので、その詳細をちょっとまとめてご紹介したいと思います。

CROWD ROASTER

まず最初は、CROWD ROASTERさんのブースにて、トークショー『焙煎士座談会 焙煎の面白いところってどこですか?』にゲスト登壇させていただきます。
日時はこのあと、本日9月27日(水)の12:00から!
トークショーの様子はYouTubeライブにて生配信されるとのことで、会場に来られないという方も是非オンラインにてご参加いただけますと嬉しいです。

CROWD ROASTER scaj2023

CROWD ROASTER YouTubeライブ
https://youtu.be/woFbpncePmI

座談会方式で予定されているこのトークショー、私萩原の他に、Roast Design Coffee三神ご夫妻と、SPARK COFFEE ROASTERS田中さんが登壇されます。
コーヒー焙煎という仕事にフォーカスしたマニアックな内容になること間違いない座組なんですが、特に焙煎の競技会WCRCで長年日本代表のコーチを務めておられる三神さんのお話は、きっと深いものになるはず。
また、SPARK COFFEE ROASTERS田中さんとはお話するのが初めてなので、どんな会になるのか今からとても楽しみです。

CROWD ROASTERではSCAJ開催を記念したコーヒー豆のスペシャルセットがいくつか発売中。
私、萩原が焙煎した豆もありますので、よろしければご覧になってみてくださいね!

CROWD ROASTER
https://crowdroaster.com/scaj2023

Heirroom

28日(木)11:00からは、Heirroomさんのブースにてゲストバリスタとして呼んでいただいています。
HeirroomさんはSCAJにて初お披露目となるサービスで、日本とアジア各国のロースターの豆を購入することができる新しい越境ECモールです。
THE COFFEESHOPは、サービスローンチのタイミングからご一緒させていただくことになっています。

Heirroom

Heirroom
https://heirroom.coffee/

今回のゲストバリスタでは、萩原がブースに立ってスペシャルな豆を抽出する予定。
また、同時間帯には栃木県小山市にあるロースター・Cafe Fujinumaの藤沼さんもブースに並ぶそうです。
藤沼さん、もとい藤沼くんは、僕がコーヒー屋になる前からの友人で、いわば地元のツレ(笑)。今回並んでブースに立てるのがとても嬉しいです。
チーム北関東で頑張りますので、ぜひお立ち寄りくださいね!

毎年秋の定番イベントになりつつあるSCAJ。
THE COFFEESHOP以外にもたくさんの魅力あるコーヒー関連企業が集結する、まさにスペシャルティコーヒーの祭典と呼ぶにふさわしいイベントになると思います。
ご来場予定の方は、どうぞお楽しみに。SCAJの会場でお会いしましょう!

SCAJ2023 出店について詳しくはこちら ≫

それでは良いコーヒーライフを!

次回発送予定

BEANS DELIVERY SERVICE 次回発送→ 10月11日(水)予定

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THE COFFEESHOPが直接買い付けた日本初上陸のコーヒー豆など、よりマニアックな内容を楽しむことができますよ♪

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