2023年7月12日発送のコーヒー定期便はケニアとタンザニア!BDS MAGAZINE vol.231

2023.07.12
SHERE

多種多様なコーヒーの違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験を毎月お届けする、コーヒー豆の定期便”Beans Delivery Service“(BDS)。

7月12日発送の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!

ごあいさつ

こんにちは!

2023年7月12日発送のBEANS DELIVERY SERVICE MAGAZINEです!

いよいよ夏本番!といった暑さで、ちょっと外に出ただけで背中に汗がつたう時期になってきました。

毎年この時期になると、浅煎りのケニアが飲みたくなるのは僕だけでしょうか?

今回シングルオリジンプランの皆様には、この季節にぴったりのコーヒーをお届けいたしますので、夏こそ飲みたいスペシャルティコーヒーをお楽しみくださいね!

それでは、BDS MAGAZINE7月12日号、スタートです!

7月12日発送のコーヒー①Kenya/Kianderi(ケニア/キアンデリ)

キアンデリ・ファクトリーは、ナイロビの北東キリニャガに位置しており、“標高の高さ”、“火山性の赤土”、“降雨のタイミングと雨量”といった要因により、素晴らしい風味特性を持つコーヒーを生み出しています。

この組合は500の小生産者によって構成されており 、共同で生産処理や苗床の管理を行っています。

ケニア山周辺の土壌は大変肥沃な赤い火山灰土で、降水量1,000mmに及ぶ年二回の雨季、気温16~26℃の穏やかな気候等はまさにコーヒーの生育には理想的です。

収穫期は5~6月と11月~12月の2回あり、SL34、Ruiru11、Batianといった品種が栽培されています。 完全に熟したチェリーのみを収穫し、近隣のRundu川から引いたクリーンな水を用いて24時間以内にパルピングし、16時間~24時間かけて発酵させ、その後綺麗な水で16~18時間ソーキングさせます。 水洗処理工程後、アフリカンベッドに移され21日間かけて水分値が12%になりまで最終乾燥工程を行います。1日3回撹拌することで乾燥ムラを防ぎ、高品質なコーヒーを作り上げています。

今回のロットは、ケニアの等級分けでいうところの”AB”というグレード。やや小ぶりな豆の大きさで、最大サイズの”AA”と比べると繊細なフレーバーが特徴です。

焙煎はそこまで強く火力をかけずに、チェリーのような明るい酸味とデリケートなフレーバーを活かすことを意識しました。

また、冷めてくるとほのかにスターアニス(八角)のようなエキゾチックな風味も顔を覗かせる、ユニークなケニアに仕上がっています。

【精製所】キアンデリ・ファクトリー

【地域】キリニャガ地方

【標高】1,550m

【品種】SL34、Ruiru11、Batian

【生産処理】フリーウォッシュド

7月12日発送のコーヒー②Tanzania/Nsonga(タンザニア/ンソンガ)

ンソンガ組合はItete、Isuto、Idunda、Kalondoといった地域の224の生産者から成り立っています。元々Idundaにも独自の組合がありましたが、距離が近いために統合されました。

CPU(Central Pulping Unit:タンザニアで農家が共有する水洗処理場)は高度1,730mの場所に位置しており、年間の平均降水量は1,300~1,800mm、平均気温は20.5℃といった環境で、ブルボンから派生した品種(N39とKT423)をパーチメントの状態で94トン生産しています。

CPUのパルパーは午後3時ごろから夜10時ごろまで稼働しています。

チェリーは果肉除去された後にp1、p2、p3、lights、podsに選別され、水洗処理される前に24~36時間発酵させます。

その後、8~12時間水に浸します。この水は3時間ごとに入れ替えられます。最後に7~10日乾燥棚にて乾燥処理を施します。

今年6月第1回目のBDS発送でもタンザニアのコーヒーをご紹介しましたが、そのときお送りしたAcacia Hillsはタンザニア北部エリアの農園でした。対して、今回のNsongaは南部エリアのコーヒーです。

南部のコーヒーは、北部ほどの鮮やかさはありませんが、深煎りにしたときの甘さ、ボディ感には素晴らしいものがあると感じました。

豆由来のティーライクさに焙煎香が加わって黒烏龍茶のような風味があり、キレのある後味も相まって、暑い夏の時期にぴったりなコーヒーだと思います!

【組合】ンソンガ組合

【地域】タンザニア南部、ソングウェ県ンボジ地域

【標高】1,700〜1,800m

【グレード】AB

【品種】N39 90%、KT42310%

【生産処理】ウォッシュド

イノベーティブな抽出デバイス・Nucleus Paragon

みなさんは”Paragon”というコーヒー器具をご存知でしょうか?

最新のコーヒーグッズをチェックされている方ならご存知かもしれませんが、この”Paragon”はコーヒー抽出に新しい変化を与えるとして注目されている、最新のコーヒー抽出デバイスなんです。

2022年のMICE(展示会)で発表されたばかりのParagon、僕自身とても気になっていたところなんですが、先日下北沢にある小川珈琲さんで体験イベントが開かれるということ、実際に行って試してきました。

結論からいうと、かなり面白いデバイスでしたので、今回はBDSマガジンでもご紹介したいと思います。

Paragonは、WBC2015年世界チャンピオンであるササ・セスティック氏と、コーヒー研究の権威であるスイス・コーヒーエクセレンスセンターのチャハン氏の共同開発で生まれた商品です。

見た目はドリップスタンドのようになっていて、最上部にドリッパーをセットし、サーバーとの間に凍らせたチリングロック(ステンレス球)を置き、抽出されたコーヒーの液体を冷やす、という仕組みです。

コーヒーには1,000近い種類の香気成分が含まれていると言われています。

これはあらゆる飲み物のなかでも最も多いとされているのですが、その多くが揮発性が高く、抽出している間に飛んでいってしまっているそうです。

Paragonは、抽出中の液体を冷やすことで揮発を防ぎ、より多くの香気成分を液体の中に留めることができます。

その割合にして、通常の抽出と比べて40%も多くの成分が留まるのだそう。

この仕組みを”Extract Chilling”と呼んでいます。

この”Extract Chilling”の効果は、きちんと学術的に検証がなされているもの。

ここまできちんと研究段階を踏んだコーヒー関連のツールは、実はまだあまり多くありません。

それだけに、ParagonをリリースしているNucleus社は、Paragonの商品にはもちろん、”Extract Chilling”というアイデア自体に特許を取得しています。

先日参加させてもらった体験イベントでは、通常のコーヒー抽出と、Paragonを使用した抽出との飲み比べをいただくことができたのですが、確かに明確に味の変化がありました。

具体的には、Paragonを使って淹れたコーヒーの方が風味の複雑性を感じ、質感がよりリッチに、とろみが出るように感じました。

特に冷めてからの印象が大きく異なり、通常の抽出では風味と質感が薄くなっていく豆だったのに対し、Paragonを使った方はより質感が増して、甘さを感じるようになっていきました。

正直参加する前は「そんなに違うのか?」と少し疑っていただけに、かなり驚きを覚えました。

聞くところによると豆によって向き不向きや、どのくらいの時間・温度で冷やすか、によっても変わるそうなので、一概に「必ず美味しくなる」とは言えないそうですが、確実に風味の変化をもたらしてくれるデバイスだと思いました。

当日、解説を担当してくれた元WBC世界チャンプの井崎さんによると、ゲイシャや嫌気性発酵ロットなど、デリケートな風味でボディが弱めな豆ほど、Paragonとの相性は良いそう。

これはいろいろな豆・パターンを試してみたくなりますね…!

Paragonのスタンド一式は、日本だとFBCインターナショナルさんで購入が可能。

一式25,410円となかなかお高めではありますが、よりもう一段階コーヒーにこだわりたいかたにとってはオススメのアイテムですね。

それでは良いコーヒーライフを!

次回発送予定

BEANS DELIVERY SERVICE 次回発送→ 7月12日(水)予定

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