2022年10月12日発送のコーヒー定期便はコスタリカと東ティモール!BDS MAGAZINE vol.213

2022.10.12
SHERE

多種多様なコーヒーの違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験を毎月お届けする、コーヒー豆の定期便”Beans Delivery Service“(BDS)。

10月12日発送の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!

ごあいさつ

こんにちは!

2022年10月12日発送のBEANS DELIVERY SERVICE MAGAZINEです!

本日10月12日から三日間、東京ビッグサイトにて開催されるSCAJ2022に出店しています!

このマガジン配信も、実はSCAJの会場からお送りしています。

今日はまだ初日ですが、海外からのゲストの少なかった昨年と比べ、今年はさらに盛り上がっているように感じます。

SCAJに来場予定の方は、ぜひTHE COFFEESHOPのブースでお会いしましょう!

それでは、BDS MAGAZINE 10月12日号、スタートです!

10月12日発送のコーヒー紹介

Costa Rica / La・Lia・Pie San・WH(コスタリカ / ラ・リア・ピエ・サン・WH)

今回お届けのコーヒーは、コスタリカでは著名な生産地・タラスに位置するマイクロミル、ラ・リアからのマイクロロットです。

このミルは標高1,470mに精選設備があります。これはコスタリカでは比較的高い標高にあたります。このマイクロミルを作ったのは5年前。周辺に有する5つの自社農園からチェリーを集積して精製を行なっています。

マイクロミルの特徴は、栽培・収穫から精製までを、タイムリーに小さな単位で行えることです。それにより、品種や生産処理ごとのユニークな風味を明確に反映させることができます。

今回のロットは、Piesanという農園で収穫されたCatuai品種だけを集め、ホワイトハニーという生産処理を施したコーヒーになります。

カップをとって何よりも印象的だったのは、質感と甘さの印象の素晴らしさ。特に、舌を包み込むように口内に広がる質感は、なかなか出会えないような心地よさです。

そして、甘さはまるではちみつを入れた紅茶のようなイメージ。爽やかさがあり、くどさを感じない甘い余韻が口の中に長く続きます。

この素晴らしい質感と甘さが相まったときに思い起こされたコメントは、「ロイヤルミルクティー」。コーヒーの説明としては珍しい表現ですが、おそらくみなさんにも感じていただけるはずです。

ぜひごゆっくりお楽しみください!

【農園】ピエ・サン農園

【マイクロミル】ラ・リア・マイクロミル

【農園主】Luis Alberto Monge

【地域】Leon Cortes / San Lorenzo de Tarrazu

【標高】1,470m

【品種】カトゥアイ

【生産処理】ホワイトハニー

East Timor / Letefoho(東ティモール / レテフォホ)

2002年に独立国となった東ティモールは、石油と天然ガスに頼った資源収入中心の経済構造から脱却し、経済の多様化を図るため、農業が主要な産業として重要視されています。その中でも、輸出用作物として注力されているのがコーヒー栽培です。

東ティモールでは昔からコーヒーの栽培は行われていました。しかし、度重なる占領と政治的な不安定さから、あまりその魅力が見出されることがなかった産地です。

独立して間もなく、NGOが開発プロジェクトとしてコーヒーを採用。最初は、トラック1台分の出荷から始まりました。

現在では、年間10コンテナ(180トン)にも及ぶ高品質なコーヒーが産出されるようになりました。

今回のロットの産地であるレテフォホは、東ティモールの中でも最上級と言われる品質のコーヒーが栽培されています。

数多くの集落がある中で、今回はレウバサ村のコーヒーを採用。国内の品評会でも1位を取った実力のあるコミュニティです。

東ティモールのコーヒーといえば、有機栽培や(スペシャルティコーヒー以前の)フェアトレードといった文脈でしかあまり認識されていませんでしたが、ここ数年でスペシャルティと呼べるクオリティのものがいくつも出てきています。

今回お届けのコーヒーも、まさしくそうしたロットのうちのひとつ。特にシルクのような質感と、キャラメルや焦がしバターを思わせる甘さの印象は、独自のテロワールとして素晴らしいものを感じました。

東ティモールのコーヒーは昨年もご紹介しましたが、質感や甘さの印象はそのままに、今年はフレーバーにほのかにフローラルな印象が加わっているように思います。

肌寒くなってきた季節、マグカップでたっぷりと楽しみたいコーヒーに仕上がっていると思います。

【地域】エルメラ県レテフォホ、レウバサ村

【標高】1,400~1,800m

【品種】ティピカ、ハイブリッド・デ・ティモール、カティモール

【生産処理】ウォッシュド

【乾燥】天日乾燥(アフリカンベッド)

【認証】JAS有機認証

World Coffee Championships 2022

先日、コーヒー抽出の技術を競う世界大会、ワールドバリスタチャンピオンシップ(WBC)とワールドブリュワーズカップ(WBrC)がオーストラリア・メルボルンの国際コーヒーエキスポ(MICE)にて開催されました!

それぞれ日本代表として、WBCには石谷貴之さんが、WBrCには小野光さんが出場されました。

石谷さんが出場したWBCは、エスプレッソとそのアレンジドリンクの抽出とプレゼンテーションを競う競技会。

石谷さんは特に日本大会で過去に何度も入賞経験があるベテランで、今年の世界大会での活躍が期待されていました。

結果は見事4位入賞!優勝は逃したものの、実に堂々とした競技で本当に格好良いプレゼンテーションでした。

WBCでは使用するコーヒー豆も選手が選択できるのですが、石谷さんはロブスタ種のアナエロビックを一部使用したようで、どんな味がするのが是非飲んでみたいものです。

小野さんが出場したWBrCは、エスプレッソ以外の抽出を行う競技会。

日本代表となった小野さんは、今回日本代表となる以前に、日本2位に2度輝いたことのある実力者。何度もチャレンジを重ねての日本大会優勝の際には、涙を流されていたのも印象的でした。

WBrCでは残念ながら予選敗退となってしまいましたが、小野さんのプレゼンも実に格好良いものでした。

こちらのWBrCで見事優勝を果たしたのは、台湾UCC所属のYuan Hsu (Sherry)さん。彼女が使用していたドリッパーは、最近日本でも発売が開始されたOREA Brewerという器具。

ちょうどTHE COFFEESHOPのYouTubeチャンネルでこのドリッパーの紹介動画を公開したところでしたので、おかげで再生数が回っています。

世界を獲ったドリッパー、興味のある方はぜひご覧ください!

また、世界大会の様子はYouTubeでアーカイブされていますので、世界各国の代表選手たちの勇姿をぜひご覧ください!

それでは良いコーヒーライフを!

次回発送予定

BEANS DELIVERY SERVICE 次回発送→ 10月26日(水)予定

毎月1〜2回(※)お届け!とっても便利で美味しいスペシャルティコーヒーをお届けする、コーヒー豆の定期便。

THE COFFEESHOPが直接ホンジュラスで買い付けた、日本初上陸のコーヒー豆など、よりマニアックな内容を楽しむことができますよ♪

(※プランによって異なります。)

コーヒー豆の保存に最適!COFFEE BEANS BAGプレゼント中!

WRITER

THE COFFEESHOP

THE COFFEESHOPの最新ニュース、イベント情報などをお届け。

PICK UP ITEM

関連記事