2022年9月28日発送のコーヒー定期便はケニアとホンジュラス!BDS MAGAZINE vol.212

2022.09.28


多種多様なコーヒーの違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験を毎月お届けする、コーヒー豆の定期便”Beans Delivery Service“(BDS)。

9月28日発送の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!

9月30日(金) 19:00〜 Instagramライブ配信で、お送りしたコーヒーについてご紹介します!

Instagram ライブ配信

今回お届けのコーヒー豆の詳細、おすすめの抽出方法や、フードペアリングなども企画中。
配信はどなたでもご覧いただけます。ぜひチェックしてくださいね!

ごあいさつ

こんにちは!
2022年9月28日発送のBEANS DELIVERY SERVICE MAGAZINEです!

すっかり秋の気候になってきましたね。
先週末、神奈川県三崎港で開催された”芋煮ロックフェス”というイベントに出店してきたのですが、爽やかな秋晴れの中でたくさんコーヒーを淹れさせていただいて、とても楽しいイベントでした!
やっぱりイベント出店は楽しいですね。
THE COFFEESHOPをご存知ない方にもたくさん知っていただけるので、全国ツアーとかやりたい勢いです。
(遠方の方、イベントに呼んでください!!)

それでは、BDS MAGAZINE 9月28日号、スタートです!

9月28日発送のコーヒー紹介

Kenya / Nyeri Hill(ケニア / ニエリ・ヒル)

ケニアのニエリ・ヒルといえば、スペシャルティコーヒーに携わる人間なら誰しも知っている、著名なコーヒー産地です。恵まれた標高、土壌、気候といった地理的条件は、素晴らしい品質のスペシャルティコーヒー生産に適した土地と言えます。

そのテロワールは、何と言ってもケニアらしい明るくジューシーな果実味。特に、今回のロットは熟したレッドアップルのような”赤い果実”の風味が印象的です。また、黒糖やはちみつ、キャラメルを思わせる複雑な甘さもあり、温度帯によっては焼きリンゴのようにも感じられます。

その明るさをより引き出すために、中煎り前半程度の焙煎度合いで、表面によく火力を当てるように意識して焙煎を行っております。

今回のロットは、世界中のコーヒー生産者とロースターを繋ぐオンラインプラットフォーム、”TYPICA“を通じて輸入したコーヒーです。

TYPICAのサイトには、今回のコーヒーを届けてくれたケニアのエクスポーター、ロックバーン代表のピーター・ムチリ氏へのインタビューが掲載されていますので、最後にその一部をご紹介します。

“私は大学で会計を学び、銀行やコンサルティング・ファームで働いた後、2012年に妻とロックバーンを設立しました。なぜコーヒーの仕事を始めたかと言うと、それが祖父との約束だからです。祖父はとても情熱的なコーヒー生産者でした。私は村を出る時、ケニアのコーヒー産業を変革することを祖父と約束しました。祖父は2008年に88歳でなくなりました。今生きていたらちょうど100歳ですね。

私はコーヒー農家の生まれなので、コーヒーを生産する難しさを理解しています。その実感を原動力に、私はマーケットの革命的なゲームチェンジャーになろうとしています。
私の言う革命とは、ロースターと生産者をつなげること、Win-Winの関係を築くことです。それはとても難しく骨の折れる仕事です。なぜかと言うと、多国籍企業の中に反対派が存在するからです。

彼らはダイレクトビジネスモデルを推進すると、生産者が(現状の不公平性に)気付いてしまう、賢くなってしまうと考えています。そして生産者の利幅が大きくなることを危惧しています。多国籍企業は透明性を欠如させることによって大きな利益を得ています。だから、多くの反対派が存在するのです。

私はロースターや一緒に働く人たちに、少しずつ私の考えを浸透させています。革命を起こすには、賢くある必要があります。価値が無いもののために死んではいけない。やるべきこと、やらないことを理解しなければならない。ただ前に進めばいいわけではないですから。”

【プロデューサー】ロックバーン
【精製所】ニエリ・ヒル
【地域】ニエリ
【標高】1,780m
【品種】SL28,SL34,Batian
【グレード】AA
【生産処理】ウオッシュド

Honduras / Chichicastal(ホンジュラス / チチカスタル)

生産者のセルバンド・ガロ氏は、1957年にサンティアゴ・プリングラ、チチカスタルの地で生まれました。
彼は22歳の時からコーヒー生産に携わり始めました。その頃は学生だったのですが、経済的な理由で退学し、父親の10Ha程度の農園を引き継ぐこととなります。

ガロ氏は、サンティアゴ・プリングラ村では高品質コーヒーを作り上げる最初のパイオニアと言われています。
氏は2006年に最初のカップオブエクセレンスの参加を挑戦しました。初参加ながら見事22位への入賞を果たし、その後07年、08年と連続で入賞。スペシャルティコーヒー市場では、彼の取り組みや考え方は参考にされ、指針となっているそうです。

そんな中、農園は2012年に大きなさび病の被害を受けてしまいます。彼らは1年と半年をかけて、IHACAFEのロニー氏とともに農園の再復興に全てをかけました。そして2015年には、農園のすべてではないものの復活を遂げ、COEに再びノミネートすることができました。

この農園を襲ったさび病が蔓延する中で、彼らは計り知れない知識と経験を得ることとなりました。
今後、さらに農園全体の回復を目指し、高品質なコーヒーを生産し続けるための努力は惜しまないと誓っています。

中煎りに仕上げたコーヒーは、ドライプルーンやゴールドキウイのようなフルーツ感がありながら、一貫して続くのはチョコレートやカカオニブのような風味の印象。実に心地よい甘さの余韻は、まるでハイカカオのチョコレートを食べた後味のようです。

肌寒い季節、ホットコーヒーで甘い余韻を楽しみたいコーヒーに仕上がっていると思います。

【生産者】セルバンド・ガロ氏
【農園】チチカスタル
【地域】ラパス県サンティアゴ、プリングラ
【標高】1,700m
【品種】カトゥアイ、ブルボン
【生産処理】フリーウォッシュド

SCAJ2022に出店いたします!

毎週金曜日に配信しているインスタライブでも告知させていただきましたが、今年のSCAJにはTHE COFFEESHOPとしてブースを出店します!

今回で17回目の開催となるSCAJは、アジア最大規模のコーヒーの国際見本市として、業界関係者はもちろん一般の方も来場できる、1年でもっとも大きなコーヒーの祭典です。

SCAJ 2022

例年、コーヒー生産者や世界の有名バリスタが来日し、セミナーやトークイベント、コーヒーの振る舞いを行なってくれるSCAJ。
昨年までは新型コロナの影響もあり、やや落ち着いた印象でしたが、今年は海外からも来日しやすくより一層盛り上がること間違いなしです。

今年の開催は10月12日(水)〜14日(金)の3日間。会場は東京ビッグサイト。 今回THE COFFEESHOPとして出店するのは、SCAJの一角にある『Coffee Village』というエリア。
ここは全国から個人店やマイクロロースターが集まるゾーンで、毎年魅力的な地域のお店がたくさん出店しています。 どの店舗も淹れたてのコーヒーを振る舞っているほか、お店ごとにコーヒー豆を購入することもできる、まさしくコーヒーフェスといった実に楽しいエリアです。

当日はCOE入賞ロットなどプレミアムラインをはじめ、特別なコーヒー豆を持っていく予定。もちろん現地で試飲・ご購入いただけます!

当日ご用意予定のコーヒー豆(仮)
Peru / COE’21 19位入賞 La Chirimolla
Ethiopia / Niguse Gemeda
Bolivia / Senda Salvaje Geisha
Brazil / Taste of Harvest’21 #29 Sitio da Torre など

また、会場限定のグッズのご用意も鋭意企画中。一年に一度のお祭りに合わせて、準備の真っ最中です!

平日日中の開催ということで、ふだんお仕事をされている方にとっては中々来づらいのは百も承知なのですが、コーヒーラバーならば絶対に楽しいと断言できるイベントですので、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
THE COFFEESHOPでは入場招待券を若干数確保していますので、欲しい!という方はメールかDMでご連絡ください。店頭、もしくは次回のBDSと同梱にてお送りさせていただきます。 ぜひSCAJの会場でお会いしましょう!

それでは良いコーヒーライフを!

次回発送予定

BEANS DELIVERY SERVICE 次回発送→ 10月12日(水)予定

毎月1〜2回(※)お届け!とっても便利で美味しいスペシャルティコーヒーをお届けする、コーヒー豆の定期便。
THE COFFEESHOPが直接ホンジュラスで買い付けた、日本初上陸のコーヒー豆など、よりマニアックな内容を楽しむことができますよ♪
(※プランによって異なります。)

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