2022年8月10日発送のコーヒー定期便はタンザニアとグアテマラ!BDS MAGAZINE vol.209

2022.08.10


多種多様なコーヒーの違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験を毎月お届けする、コーヒー豆の定期便”Beans Delivery Service“(BDS)。

8月10日発送の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!

8月12日(金) 19:00〜 Instagram、YouTubeライブ配信で、お送りしたコーヒーについてご紹介します!

Instagram ライブ配信
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今回お届けのコーヒー豆の詳細、おすすめの抽出方法や、フードペアリングなども企画中。
配信はどなたでもご覧いただけます。ぜひチェックしてくださいね!

ごあいさつ

こんにちは!
2022年8月10日発送のBEANS DELIVERY SERVICE MAGAZINEです!

毎年のことですが、この時期になると焙煎の熱気がかなり辛いものになってきます。
特にここ数年は、換気のために焙煎中もお店のドアを開けっ放しにしているので、外の熱も入ってきて板挟み状態に。
文字通り、汗水垂らして焙煎したコーヒー豆ですので、ぜひ大切に飲んでいただけると嬉しいです。笑

それでは、BDS MAGAZINE 8月10日号、スタートです!

8月10日発送のコーヒー紹介

Tanzania/Tembo Tembo(タンザニア/テンボ・テンボ)

東アフリカに位置するタンザニアは、スペシャルティコーヒーの生産で著名なケニアや、近年知名度と上げているルワンダ、ブルンジ、ウガンダと国境を接する国です。そのコーヒー生産の歴史は古く、タンザニア北部では1920年代ごろからドイツ系の移民によってコーヒー農園が営まれていたそうです。
しかし、現在でもタンザニア国内で生産されるコーヒーのほとんどは、コモディティコーヒーが占めています。

2000年代以降、スペシャルティコーヒーという概念を知った一部の生産者の間でのみ取り組まれているため、あまり目にすることは多くないのが実情です。そのため、タンザニアのコーヒーというと、どこか単調で特徴のないイメージが強い方も多いかもしれません。
実際、僕自身もタンザニア・スペシャルティのカップをとった経験はあまりありませんでした。

今回のタンザニア/テンボ・テンボは、そんなタンザニアのイメージを見事に覆してくれるロットでした。クリーンカップに優れ、レモンや洋ナシ、ココナッツを思わせる爽やかなフルーティさがあるフレーバーは、素晴らしいクオリティとユニークさを兼ね備えています。

ケントという品種も初めて出会ったのですが、タンザニア北部の気候・土壌にマッチした品種なのだそう。調べたところ、インドで発見された品種で、スペシャルティではあまり採用されていないそうなのですが、今回のカップを見る限りポテンシャルはありそうな気がしています。
ハニープロセスで処理されている点も、ブラウンシュガーのような甘さや、シルキーなマウスフィールに寄与しているかもしれません。

普段日本で見かけるタンザニアのコーヒーは深煎りのものが多いと思いますが、今回は思い切って比較的浅めの焙煎にしてみました。
ブラインドで飲んだだけではタンザニアとは思わないような、コーヒー通ほど唸らせるようなカップに仕上がっていると思います。

THE COFFEESHOPでも初めての取り扱いとなるタンザニア・スペシャルティ、ぜひお楽しみください!

【キュレーター】レオン・クリスティアナキス
【農園】テンボ・テンボ
【地域】オルディアニ、カラツ
【グレード】AA
【品種】ケント
【生産処理】ハニープロセス

Guatemala/El Mirador(グアテマラ/エル・ミラドール)

生産者のマルガリート氏がエル・ミラドール農園の土地を15年前に手にしたとき、コーヒーの木は古くて手入れが行き届いていない状態でした。
彼は農場を復活させるために、慎重に新しい木を播種し、剪定と植物管理を実施。長い時間をかけて、彼は農園を完全に復活させることに成功しました。それは決して簡単ではなく、相当な努力が必要なことです。

コマーシャルコーヒーの価格が下落している最中、そこに投資するのは難しく、彼らは代わりにスペシャルティコーヒーを生産する方向を選択しました。
現在、長年の努力の結果、マルガリート氏と彼の家族は信頼できるバイヤー・エクスポーターとはるかに良い価格で取引できるようになりました。
彼は、彼と家族のよりよい未来を得るために、自分の収益を農園に投資するように努め、将来にわたってコーヒーの品質に投資し続けたいと願っています。

彼はこう語ってくれました。
「私たち生産者として最良の選択は、この地の環境をうまく活用し、質の高いコーヒーを生産することです。それによって価格が良くなり、農園や精製所に投資を続けることができるのです」

今回お届けのエル・ミラドール農園をサンプル焙煎したとき、チョコレート感のある甘さが印象的でした。まずはこの甘さを活かした焙煎を心がけることを意識しました。
また、恵まれた標高による明るい酸の印象もあり、非常にバランスのとれたカップと言えます。そのバランスの良さを活かすために、中煎り真ん中の煎り具合に仕上げています。
程よい香ばしさと後引く甘さがあり、水出しコーヒーとの相性も良さそう。また、冷房疲れしてしまったときなどには、久々にホットコーヒーで淹れるのもいいと思います。

ぜひ色々な淹れ方でお楽しみください!

【生産者】マルガリート・レシーノス
【農園】エル・ミラドール
【地域】ラ・リベルタード、ウエウエテナンゴ
【標高】1,750m〜1,810m
【品種】カトゥーラ、カトゥアイ、ブルボン
【生産処理】ウォッシュド

ロンドン発、日本初上陸のコーヒーツール・OREA

みなさんは、『OREA』というコーヒーツールブランドをご存知でしょうか?
耳の早いガジェット好きの方ならば知っているという方もいらっしゃるかもしれませんが、この夏日本で発売開始したばかりの新しいブランドなんです。
先日、このOREAプロダクトの日本正規代理店であるkiguさんよりご紹介いただきましたので、みなさんにも簡単にご紹介したいと思います!

OREA
https://kigu.coffee/collections/orea

OREAはイギリスのロンドンを拠点とするコーヒープロダクトメーカー。ハイエンドな製品を少量生産しており、美味しく淹れられることはもちろん、デザインに優れ、リサイクル素材を使うなどサスティナビリティにもこだわりを持ってプロダクトを作っているメーカーです。

特に、美味しく淹れられるという点では、コーヒーの抽出技術を競う競技会であるWbrCでも、過去にイギリス代表選手が採用するなど注目を集めています。

今回日本での発売を開始したOREAプロダクトはいくつかありますが、やはり一番のメインとなるのはドリッパーですね。

お湯の抜けが良く、抽出中の温度変化も少ないという機能性はもちろんですが、なんといってもデザインが秀逸!
ドリッパー本体と別売りのベースを組み合わせて使う仕様で、好みや気分によってベースを付け替えられるのが特徴。ベースのデザインは数種類あって、どれにしようか迷ってしまいますね。

このベースの素材はペットボトルのキャップなどをリサイクルして作られているそうで、SDGsの観点からも注目すべきアイテムだと思います。

OREAの商品については、kiguさんからご提供いただきまして、詳しくご紹介するYouTube動画も鋭意作成中。公開をどうぞお楽しみに!

それでは良いコーヒーライフを!

次回発送予定

BEANS DELIVERY SERVICE 次回発送→ 8月24日(水)予定

毎月1〜2回(※)お届け!とっても便利で美味しいスペシャルティコーヒーをお届けする、コーヒー豆の定期便。
THE COFFEESHOPが直接ホンジュラスで買い付けた、日本初上陸のコーヒー豆など、よりマニアックな内容を楽しむことができますよ♪
(※プランによって異なります。)

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