8月11日発送のコーヒー定期便はケニアとインドネシア!BDS MAGAZINE vol.185

2021.08.11


多種多様なコーヒーの違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験を毎月お届けする、コーヒー豆の定期便”Beans Delivery Service“(BDS)。

8月11日発送の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!

8月14日(土) 10:00〜 Instagram ライブ配信で、お送りしたコーヒーについてご紹介します!YouTubeキャンペーンの当選者も発表!

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今回お届けのコーヒー豆の詳細、おすすめの抽出方法や、フードペアリングなども企画中。
配信はどなたでもご覧いただけます。ぜひチェックしてくださいね!
※配信後はIGTVにてアーカイブをご覧いただけます。

ごあいさつ

こんにちは!
2021年8月11日発送のBEANS DELIVERY SERVICE MAGAZINEです!

以前のBDSマガジンでお伝えしたブラジルで発生した霜害のニュース。
来期22/23の収穫にかなりの影響が予想されていましたが、当初の想定よりも被害は少なくすみそう、という声もあるようで、NY市場価格も一時に比べると落ち着きを取り戻しています。

とはいえ甚大な被害を受けた農園もあり、今後サポートの動きが活発化してきそうな予感。
世界のコーヒー生産を大きく支えるブラジル、私たちも何かできることがないか、情報を追っていきたいと思います。

それでは、BDS MAGAZINE7月28日号、スタートです!

8月11日発送のコーヒー紹介

Kenya/Kiawamururu(ケニア/キアワムルル)

Kenya/Kiawamururu(ケニア/キアワムルル)

抽出したコーヒーを口に含むと、まずはアップルやチェリーのような赤い果実の風味が口の中に広がりました。
軽やかでスムースな口当たりも相まって、まるでフルーツジュースのような印象を持ちます。

ケニアのコーヒーというと、”ブラックカラント(カシス)”と表現されるような、ジューシーで力強い酸味がイメージされますが、今回のロットは、それよりももっと繊細でエレガントなアシディティの印象を受けました。
甘さも上白糖のような透明感があり、洗練されたスウィートネスを感じます。

温度帯が下がるにしたがって、今度はグレープ系のフレーバーと酸質に変化。
甘さも蜜のようなボディ感のある印象に変わります。

同時に顔を覗かせる、この特徴的なフレーバーは何だろうと考えてみたら、甘さと酸味、ほのかに感じるベジタブル感のあるフレーバーは、「あ、フルーツトマトだ!」
図らずも夏野菜のカップコメントがついたこのコーヒー、暑い季節にアイスコーヒーにもぴったりの爽やかさです。

Kenya/Kiawamururu(ケニア/キアワムルル)

今回のロットは、現在THE COFFEESHOPで発売中の”Kenya / Maganjo”と同じく、世界中のコーヒー生産者とロースターを繋ぐオンラインプラットフォーム”TYPICA”を通じて輸入したコーヒーです。
同じニエリという生産地域のロットですが、かなりキャラクターの違う仕上がりになっていますので、飲み比べするのも楽しいと思います。

TYPICAのサイトには、今回のコーヒーを届けてくれたケニアのエクスポーター、ロックバーン代表のピーター・ムチリ氏へのインタビューが掲載されていますので、コーヒーを飲みながらぜひご覧ください!

Kenya/Kiawamururu(ケニア/キアワムルル)

▼TYPICA
https://typica.jp/locations/peter-muchiri/

【プロデューサー】ロックバーン
【精製所】キアワムルル
【地域】ニエリ
【標高】1,700m
【品種】SL28,SL34,Batian
【生産処理】ウォッシュド

Indonesia/Polling Alfiner(インドネシア/ポルン・アルフィナー)

Indonesia/Polling Alfiner(インドネシア/ポルン・アルフィナー)

北スマトラ州トバ湖南西に位置するポルン地区。

その周辺の生産者を一軒一軒周り、良質なパーチメントを厳選して買い付けたのが本ロットです。
その為、他のエリアのマンデリンと混ぜられることはありません。

Indonesia/Polling Alfiner(インドネシア/ポルン・アルフィナー)

リントン地区では通常あまりシェードツリーは植えられていませんが、アルフィナー氏はアチェ地区を参考にラムトログン(マメ科植物)を植え始めました。

シェードツリーとは日陰を作るためにコーヒーの木の近くに植えられる植物のこと。
直射日光に弱いコーヒーの木は、日陰を作ることでチェリーが均一に大きく成長すると言われています。

Indonesia/Polling Alfiner(インドネシア/ポルン・アルフィナー)

また現在は、地域全体の品質底上げを狙って糖度の高いチェリーから苗木を作り、約50軒の農家に配るプロジェクトを始めています。
その中にはブルボン種やティピカ種を限定して新たに植え始めた農園もあり、これが成功すれば周りの農家も協力してくれると期待を寄せています。
3〜5年スパンでの取り組みとなりますが、将来も良質なマンデリンを継続的に生産するという大きな意志を実現するための、小さな一歩を踏み出しています。

所謂マンデリンの大きな特徴といえば”アーシー”と呼ばれる独特なフレーバーとしっかりとボディ感のある質感。
本ロットも多分に漏れずそうした特徴がはっきりと現れていますが、ただそれだけではない奥行きのある味わいが今回お届けのコーヒーにはあります。

比較的深煎りにも関わらずしっかりと芯のある酸味が感じられ、マンデリンらしい苦味と相まってグレープフルーツのような印象に。

酸味の質として大きく分類すればシトラス系という分類に入りますが、なにか独特の”辛味”のようなものが一緒に感じられて、それが甘いコーヒーながらもキレのある飲み口に繋がっていると思います。

甘みと苦味、そして酸味のバランスが優れており、一口の中に様々な味わいを感じることができる、まさに高品質なマンデリンらしい素晴らしいコーヒーです。

【代表者】アルフィナー・ルンバンガオル
【生産者】約250人の小農家
【地域】北スマトラ州リントン、ドロックサングルー、ポルン地区
【標高】1,400m〜1,500m
【品種】アテン、ティムティム
【生産処理】スマトラ式、天日乾燥

コーヒーを贈り物にするときに気をつけるべき3つのポイント

夏真っ盛りの8月、連日の猛暑と次々やってくる台風のほか、毎年この時期になると頭を悩ませるのがお中元になにを贈ろうか、ということ。
早い地域では7月ごろからお中元シーズンに入るようですが、遅くとも8月中にはお届けするのが一般的なタイミングのようです。

コーヒー好きなお相手にはぜひとも美味しいコーヒーを贈りたいところですが、実は贈り物としてコーヒーを選ぶときには気をつけたいポイントがいくつかあるんです。
今回はお中元に限らず、贈り物にコーヒーをセレクトするときに注意すべき3つのポイントをお伝えいたします。

ポイント1:豆のままor挽いたもの?

コーヒーを淹れて飲むときには当然のことながら”挽く”という工程が必要になります。

豆を挽くときにはミルやグラインダーと呼ばれるような専用の道具が必要になりますが、コーヒーを贈り物にする場合には相手がそれらの道具を持っているかどうかで、豆のままか、挽いた状態で贈るかを考える必要があります。

コーヒー豆は、挽いて粉にした瞬間がもっとも香りが強く出るもの。
それは挽いた瞬間から香りの成分が抜けていくことを意味しますので、淹れる直前に挽いてもらいたいのです。

また、ペーパードリップやフレンチプレスなど、淹れる方法によっても適正な挽き目は変わります。
できれば贈る相手がミルをもっているかどうか確認して、豆のままで用意してあげるのが良いですね。
もし持っていない、わからない場合には、ドリップバッグやカフェラテベースなど特別な器具が要らないコーヒーを選ぶのもひとつの手だと思います。

ポイント2:豆の種類はどうする?

これも皆さまよくご存知の通り、世の中には実にたくさんの種類のコーヒーがありますよね。

産地や精製方法など、選ぶ基準はたくさんありますが、一番の大きな指標になるのが”焙煎度合い”です。
コーヒー豆は浅煎りほど酸味が強く軽い印象で、深煎りほど酸味が少なくなっていき、かわり苦味が強くなっていきます。
この傾向は、どんな産地や品種の豆であろうと基本的には同じものなので、味を選ぶ際の大きな基準として使うことができます。

肝心の選び方はというと、”無難なのは深煎り”と言えると思います。

近年では浅煎りでフルーティなコーヒーがだんだんと広まってきていますが、まだまだ酸味が苦手、という方が多いのが事実。
もしお贈りするお相手の好みがわからない場合には、酸味の少ない深煎りをチョイスするのが無難かもしれません。
もちろん、普段どんなコーヒーを飲んでるの?と聞いてしまうのもいいと思います!

ポイント3:スペシャルティグレードのものを選ぼう!

ポイント2でもお伝えしたとおり、非常にたくさんの種類があるコーヒーですが、その品質水準にあわせて大きく3つのグレードに分けられています。

なかでも”スペシャルティ”と呼ばれるグレードは3つのなかでもっとも品質が高いとされており、カッピングという評価方法を用いて一定以上の品質水準を満たしたもののみ名乗ることができるグレードです。

また、トレーサビリティ(その商品がどんな人の手で、どんな流通経路でやってきたかがわかること)があること、サスティナビリティ(環境や経済的に持続可能であること)があることも、スペシャルティグレードであるためには必要な条件です。

つまり、スペシャルティと肩書きのついたコーヒーは、品質が高いということだけではなく、生産国や環境にとって優しいコーヒー、と言えるわけですね。

コーヒーに詳しい人であればあるほど、スペシャルティコーヒーをもらってとても喜んでくれるはずです。
せっかく贈り物にコーヒーを選ぶときには、ぜひスペシャルティグレードのものを選ぶようにしましょう!
(ちなみに、THE COFFEESHOPで取り扱うコーヒーはすべてスペシャルティグレードですので、ひとつよしなに!)

以上、贈り物にコーヒーを選ぶときに気をつけるべき3つのポイントでした!
これらの点を踏まえてセレクトすれば、きっとお相手にも喜んでいただけるはずです。

THE COFFEESHOPのオンラインストアでは、コーヒー豆のギフトセットはもちろん、贈る相手を選ばないカフェラテベースや自家製コーヒーゼリーなど、さまざまなギフト商品を取り揃えておりますので、ぜひご覧になってみてくださいね!

▼THE COFFEESHOP GIFT
https://os.thecoffeeshop.jp/fs/thecoffeeshop/c/gift

それでは良いコーヒーライフを!

次回発送予定

BEANS DELIVERY SERVICE 次回発送→ 8月25日(水)予定

毎月1〜2回(※)お届け!とっても便利で美味しいスペシャルティコーヒーをお届けする、コーヒー豆の定期便。
THE COFFEESHOPが直接ホンジュラスで買い付けた、日本初上陸のコーヒー豆など、よりマニアックな内容を楽しむことができますよ♪
(※プランによって異なります。)

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