5月12日発送のコーヒー定期便はルワンダとインドネシア!BDS MAGAZINE vol.179

2021.05.12


多種多様なコーヒーの違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験を毎月お届けする、コーヒー豆の定期便”Beans Delivery Service“(BDS)。

5月12日発送の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!

5/15(土) 10:00〜 Instagram ライブ配信で、お送りしたコーヒーについてご紹介します!

インスタLIVE
今回お届けのコーヒー豆の詳細、おすすめの抽出方法や、フードペアリングなども企画中。
配信はどなたでもご覧いただけます。ぜひチェックしてくださいね!
※配信後はIGTVにてアーカイブをご覧いただけます。

ごあいさつ

こんにちは!
2021年5月12日発送のBEANS DELIVERY SERVICE MAGAZINEです!

今回お届け分よりスタートしました水出しコーヒーへの変更プラン、多くの方にお申込みいただいきありがとうございます!

中には半分を豆のまま、もう半分を水出しパックでのお届けとさせていただいている方もいたり。
いろいろな飲み方で楽しんでいただけるのはとても嬉しいです!

ここからどんどん気温も上がる季節、水出しパックで手軽に美味しいアイスコーヒーを楽しんでみてはいかがでしょうか?

それでは、BDS MAGAZINE 5月12日号、スタートです!

5月12日発送のコーヒー紹介

Rwanda/Simbi(ルワンダ/シンビ)

『Les Milles Collines=千の丘の国』と呼ばれるルワンダは、緑が多く、なだらかな丘陵が地平線の向こうまで続いています。
この美しい丘の国・ルワンダでは、1,500m~2,000mの高原でコーヒー栽培が盛んに行われております。
今回ご紹介のシンビ・コーヒーウォッシングステーション(CWS)は、2013年に運営が始まった比較的新しいウォッシングステーションです。

Rwanda/Simbi(ルワンダ/シンビ)

同CWSはルワンダ南部、Huye(フエと)いうエリアに位置しており、企業家でコーヒー栽培を行っているアブドゥル・ルダフングワ氏が個人で所有しています。
氏がCWSの運営を本格的に始めた2013年当時、COEの開催などをきっかけに、ルワンダ産コーヒーの品質が世界中に認知され、政府の支援プログラムの下で増産のプロジェクトが動いていました。
そうした時勢の中、コーヒーを処理するウォッシングステーションが必要になる事から、アブドゥル氏はマラバ周辺エリアのコーヒーの特性や品質を活かすことができ、わざわざ農園から遠く離れた場所にチェリーを運ばずに済むように、2011年からシンビCWS設立に動き出します。

Rwanda/Simbi(ルワンダ/シンビ)

シンビCWSで生産処理されるコーヒーは、世界中に最高品質のフリーウォッシュドコーヒーをもたらす事を掲げ、収穫地から近い立地の優位性と共に、マラバを中心とした標高1,760m前後の生産環境のコンディションが近しい周辺エリアから収穫する事で、より高品質で安定したスペシャルティコーヒーを生産しています。
また、生産処理のプロセスにおいても同様に、収穫されたチェリーの品質を最大限に活かしきれるように、発酵や選別、乾燥といった工程ごとに品質基準を設けて管理にあたっています。

こうしてシンビCWSは、地域の風味特性を最大限に引き出した、最高のフリーウォッシュドコーヒーを生み出し、COE受賞など多くの実績と高い評価を受けており、いまやルワンダを代表するCWSの一つと言えるでしょう。

シンビCWSのコーヒーは例年安定した高い品質を誇りますが、今年のロットは特に甘さが素晴らしいと感じました。
マンダリンオレンジのようなフルーツの甘さや、キャラメル、さらにはミルクチョコレートと、ふくよかな甘さを重層的に感じることができます。
シトラスのような明るい酸味、透明感のあるクリーンカップも素晴らしく、高品質なスペシャルティコーヒーに必要な要素をもれなく兼ね備えていると思います。

暖かいを通りこして、むしろ暑いとすら感じる日も増えてきた今の季節に、ぴったりのコーヒーだと思います。
どうぞお楽しみください!

【生産者】アブドゥル・ルダフングワ
【CWS】シンビ
【地域】フエ南部
【標高】1,800m
【品種】ブルボン
【生産処理】フリーウォッシュド

Indonesia/Dolor Sunggul(インドネシア/ドロック・サングルー)

続いては久々登場、インドネシアから届いたマンデリンのご紹介です!

Indonesia/Dolor Sunggul(インドネシア/ドロック・サングルー)

北スマトラ州トバ湖南西に位置するドロックサングルー地区。
このロットは、その周辺の生産者から、良質なウェットパーチメントを厳選して買い付けたものです。
マーケットからの買付けは行わないので、他のエリアのものと混ぜられることはありません。

ウェットパーチメントとは、コーヒーチェリーから果皮と果肉を取り除いただけの状態。
他の国の生産処理の場合、チェリーの状態で集積所に集められ、そこでいっぺんに生産処理が行われることが多いですが、インドネシア伝統のスマトラ式という生産処理では、生産者たちが予備乾燥まで行い、ウェットパーチメントの状態でコレクターに集められます。

Indonesia/Dolor Sunggul(インドネシア/ドロック・サングルー)

集まったウエットパーチメントは、さらに乾燥させたのちに脱穀され、屋根つきの乾燥場で、最後の本乾燥。
こうしたインドネシア特有のスマトラ式という生産処理によって、他の生産国の生豆にはない、独特のエメラルドグリーンビーンズに仕上げられていきます。

このスマトラ式という生産処理のメリットは、乾燥期間を複数回に分けることによって、それぞれの乾燥期間が短く済むこと。
一年中降水量が多く、急激な天候の変化も頻発するインドネシアで、雨によるダメージを少しでも防ぐために確立された生産処理方式です。

Indonesia/Dolor Sunggul(インドネシア/ドロック・サングルー)

ムンテ氏はこの気候に対応するために、ビニールハウス乾燥場を建設し、品質の向上を目指しています。

インドネシアで栽培された高品質なアラビカ種は、日本では「マンデリン」という名称でよく知られています。
マンデリンの特徴といえば、アーシー、スパイシーと表現される独特な風味特性。
アーシーとは、大地や土を意味する「Earth(アース)」からきた言葉で、その名の通り「土のような」風味を指しますが、甘さを伴ったアーシーは「スウィートアーシー」と表現され、高品質なマンデリンにはよくみられる風味です。

今回のロットも素晴らしい甘さがあり、マンデリンらしいスパイシー・アーシーな風味が印象的でした。
その特徴を最大限活かせるよう、通常BDSでお届けする他のオリジンよりも少しだけ深めの焙煎に仕上げています。

複雑で個性的な風味と、後味に続く濃厚な甘さがあり、浅煎り好きにも深煎り好きにも気に入っていただけるコーヒーに仕上がっているのではないかと思っています。
どうぞお楽しみください!

【代表者】ムンテ氏
【生産者】約130の小農家
【地域】北スマトラ州リントン、ドロックサングルー地区
【標高】1,400m〜1,500m
【品種】S-LINI、ティピカ、ジュンベリ
【生産処理】スマトラ式、天日乾燥

Mahlkönigから家庭用グラインダーが登場!

画像参照元:DAILY COFFEE NEWS

みなさんは、『Mahlkönig』という名前をご存知でしょうか?
ドイツのコーヒーグラインダーメーカーであるMahlkönig(マルケニッヒ、マールクニック)は、コーヒーのプロならば知らない人はいない有名なメーカーです。

もしこの名前に聞き覚えがなくとも、カフェに行くのが好きな方ならばMahlkönig製のグラインダー、『EK-43』が置いてあるのを見たことがある方は多いはず。
(お時間あるかたはググってみてください。きっと見たことある!となるはず。)

このEK-43をはじめとするMahlkönig製のグラインダーは、バリスタを目指す人ならば一度は触ってみたい憧れのマシンのひとつであり、コーヒーショップの定番アイテムのひとつでもあります。

WBC(ワールドバリスタチャンピオンシップ)の公式グラインダーでもあるEK-43ですが、2011年WBCチャンピオンが使用し、その性能を分析したことから世界的に人気の機種となりました。

均一でバランスの良い粒度分布、内部に粉の残らない設計、スタイリッシュで秀逸なデザインなど、人気の理由はたくさんありますが、同時に定価57万円と結構なお値段がすることでも知られています。
価格帯、サイズも含め、一般家庭に置くのはなかなか難しい、まさにプロ仕様のグラインダーですね。

そんなコーヒーファン憧れのMahlkönig社から、この度新しい家庭用ラインのグラインダーが登場したというニュース!

『X54 Allround Home Grinder』という名前のこの新モデルは、高さ42.5cm、奥行き28cm、幅19cmとキッチンに置けるサイズ感で、エスプレッソ用の極細挽きからフレンチプレス用の粗挽きまで、まさにオールラウンドなグラインドができる、と言われています。

そして、なんといっても重要なのは価格。
先行発売しているドイツ本国ではなんと€499(約57,000円)と現実的なお値段!
日本での発売価格は未定ですが、エスプレッソまで挽ける家庭用グラインダーとなればただでさえ選択肢は少なくなりますので、グラインド品質に定評のあるMahlkönig社製のものがこの価格で手に入るとなると、一人勝ちになるのでは?と囁かれています。
小さい規模のコーヒーショップならば、これ一台で完結、なんてこともできるかもしれませんね。

こちらのX54、日本での発売は今年8月を予定しているとのこと。
前評判こそ良かれ、実際に使ってみないことにはなんとも言えないのも事実ですが、いまから日本上陸が待ち遠しいですね!
ご家庭でもハイエンドなマシンを揃えたい方、要チェックだと思います!

それでは良いコーヒーライフを!

次回発送予定

BEANS DELIVERY SERVICE 次回発送→ 5月26日(水)予定

毎月1〜2回お届け!とっても便利で美味しいスペシャルティコーヒーをお届けするコーヒー豆の定期便。
THE COFFEESHOPが直接ホンジュラスで買い付けた、日本初上陸のコーヒー豆など、よりマニアックな内容を楽しむことができますよ♪

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