10月28日発送のコーヒーについてお知らせ!BDS MAGAZINE vol.166(コーヒー定期便)

2020.10.28


多種多様なコーヒーの違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験をお届けする、コーヒー豆の定期便”Beans Delivery Service“(BDS)。

10月28日発送の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!

BDS MAGAZINE vol.166(コーヒー定期便)

目次

  • ごあいさつ
  • 10月28日発送のコーヒー紹介
  • 11月8日はROAST WORKS7周年!
  • 次回発送予定

ごあいさつ

こんにちは!
10月28日発送のBEANS DELIVERY SERVICE MAGAZINEです!

みなさんはどんな時に季節の変わり目を感じるでしょうか?
焙煎士あるあるとして、焙煎しているときにもっとも季節が進んだことを実感する、というものがあります。

焙煎するときには空気中の「湿度」がとても重要で、湿度は生豆の水分量や温度変化に大きく影響します。
焙煎中、生豆のようすを逐一観察する中で、夏場とは違う変化の仕方を感じ、「乾燥する季節がやってきたなぁ」としみじみ実感したのでした。

それでは、BDS MAGAZINE 10月18日号、スタートです!

10月28日発送のコーヒー紹介

Ethiopia/Sheka kawo kamina Natural

今回お届けするのは、エチオピアで最も古い輸出業者、モプラコ社が保有する自社農園のロットです。

モプラコ社

モプラコ社は、以前のBDSにてイルガチェフェ・ゲデブというコーヒーをお届けした際にもご紹介しましたね。
代表のエレアナ女史は日本との交流が深く、彼女の父ヤンニと一緒に何度も日本を訪れています。

モプラコ社は、主要生産地に自社の精製所を構えて独自の品質を追求しており、2018年にはエチオピア西部のシェカ地方に自社農園を設立。
それが今回ご紹介するカヨ・カミノ農園です。
シェカの森は非常に豊かな自然に溢れており、鳥類、動物、森林の保護区でもあります。

Ethiopia/Shoka kawo kamina Natural

エレアナはスペシャルティコーヒーのサステナビリティについて問題意識を持ち、カヨ・カミノ農園のプロジェクトを立ち上げたと言います。
エチオピアでは年々コーヒー農園が減り、チャット(覚醒作用のある噛み煙草のようなもの)の畑に転作する農家も少なくありません。
コーヒー農園が失われる原因は、気候変動による栽培の困難や、生産者の貧困など様々です。
このような現状がエレアナを突き動かしたのだと思います。

Ethiopia/Shoka kawo kamina Natural

自社で農園を経営し、労働者を雇用・育成する傍ら、シダモ、イルガチェフェ、シェカにある小学校に毎年10,000USD(約100万円)を投資。
コーヒー産業だけでなく、次代を担う子供たちの教育にも力を入れています。

Ethiopia/Shoka kawo kamina Natural

今回お届けするロットは、カヨ・カミノ農園のナチュラルプロセス。
エチオピアナチュラルらしいフローラルで複雑なフレーバーは、飲む温度帯によって次々に変化し、一杯で様々な変化を見せます。
また、クリーンさに劣るロットも多いナチュラルプロセスにおいて、驚くほどのクリーンカップを実現しています。

THE COFFEESHOPでは、焙煎の前後と梱包のタイミングでハンドピックを行いますが、他のナチュラルプロセスと比べて、欠点豆の含有率が圧倒的に少ないロットでした。
ひとえに生産から収穫、精製、出荷という一連を担うモプラコ社の、プロフェッショナルな仕事の賜物です。
どうぞごゆっくりお楽しみください。

【生産者】モプラコ社
【農園】カヨ・カミノ農園
【地域】シェカ
【標高】2,000m
【品種】Heirloom(エチオピア在来種)
【生産処理】ナチュラル

Brazil/Serra Das Tres Barras Natural

続いてもナチュラルプロセスのコーヒーですが、今度は南米ブラジルから届いたロットです!

セーハ・ダス・トレス・バハス農園があるのは、ミナスジェライス州南部マンチケーラ山脈の高原地帯、カルモデ・ミナス。
1,000m~1,450mの標高に加え、高品質コーヒー栽培のための適度な気候、降水量に恵まれています。
この農園のパルプトナチュラルのロットは、以前のBDS、オンラインストアでも販売していましたので見覚えがある方も多いかもしれませんね。

この農園の歴史は、18世紀にペレイラ家の先祖がポルトガルからこの地に移民したことから始まります。

Brazil/Serra Das Tres Barras Natural

最初にコーヒーが栽培されたのは1866年で、1904年に現在のオーナーの祖父ガブリエル・ジュンケイラ氏がこの農園の管理を始めました。

品質に関する発展は、1914年にこの地で最初のコーヒー精選機の操作が行なわれたことから始まりました。

1922年には、パティオとサイフォンタンクが作られています。
パルピングマシーンや、農園で使う電気エネルギーを得るため、町で始めての水力発電さえも作られました。

1994年にこの農園はさらに2つに分けられ、標高の高いほうの部分を、現在の所有者である ジョゼ・ワグネル・ヒベイロ・ジュンケイラ氏が所有しました。

2002年には、新型グリーンセパレーターやサスペンデッドパティオの新設をして、明るくて風味豊かなカップを持つコーヒーを求めるために、たゆまぬ努力を続けています。

肥沃な土壌、適度な標高、光合成に必要な十分な太陽光線の量、そして適度な降水量は、スペシャルティコーヒーの生産には理想的な環境です。
これにジュンケイラ・ファミリーの生産者としてのプロ意識が融合して、カルモデミナスでも最高のコーヒーを生産しているのです。
彼らのこだわりは、品種の選別、栽培方法、さらに、収穫、生産処理の研究に専念するにまで及んでいます。
BSCA、ジェライス州、Illy Café等のコンペテションにも幾度も入賞していることは、彼らの努力の何よりの証でしょう。

ブラジルのコーヒーというと真っ先に思いつくカップコメントはチョコレートやナッツ、キャラメル、といったところ。
今回のナチュラルにも当然そういった風味がありますが、それより先に感じるのはシトラスやストーンフルーツのようなフルーティな印象でした。
ブラジルの中では高い標高と、ナチュラルプロセスならではの芳醇さで他のブラジルとは一線を画すような明るい仕上がりのコーヒーとなっています。

【生産者】ジョゼ・ワグネル・ヒベイロ・ジュンケイラ
【農園】セーハ・ダス・トレス・バハス
【地域】カルモデ・ミナス
【標高】1,100〜1,450m
【品種】イエローブルボン
【生産処理】ナチュラル

11月8日はROAST WORKS 7周年!

来たる11月8日(日)、富ヶ谷ROAST WORKSは7周年迎えます!

これもひとえにいつも定期便をご利用くださっているみなさまのおかげです。
いつも本当にありがとうございます!

コーヒーの定期便にご登録いただく、ということは、私たちの取り扱うコーヒーを信頼してしてくださっている、ということに他ならないと思っています。
これからも、その信頼を裏切ることなく、期待を超えていくようなコーヒーをお届けしたいと思っております!

さて、ROAST WORKSの周年企画といえば、毎年恒例、コーヒー豆全品半額です!!

roastworks_7th

今年は6日(金)から8日(日)までの3日間、富ヶ谷ROAST WORKS店頭にて開催します。

新型コロナ対策を万全にしてお待ちしておりますので、みなさまもマスク着用、体調を整えた上でふるってご来店ください!

今年は店頭までお越しいただくのが難しい方も多くいらっしゃると思います。
また、定期便をご利用のお客様は全国各地にいらっしゃいますので、今年はオンラインストアでもお客様還元企画を実施予定!
詳細は、追って各種SNS、HPにて告知いたしますので、ぜひフォローお願いします!

今年は新型ウイルスの影響で、私たちコーヒー屋も少なくない影響を受けています。
そんな中でも、無事7周年を迎えられたのはみなさまの応援とご支持のおかげです。
まだまだ社会も私たちのビジネスも元どおりとはいきませんが、そんなときだからこそ、みんながワクワクするようなコーヒーや新しいサービスを作っていく所存です!

今後ともBDS、そして8年目のROAST WORKSを、何卒宜しくお願い致します!

それでは良いコーヒーライフを!

次回発送予定

BEANS DELIVERY SERVICE 次回発送→ 11月11日(水)予定

毎月2回お届け!とっても便利で美味しいスペシャルティコーヒーをお届けするコーヒー豆の定期便。
店舗で販売していない豆もお届けするので、よりマニアックな内容を楽しむことができますよ♪

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