7月22日発送のコーヒーについてお知らせ!BDS MAGAZINE vol.160(コーヒー定期便)

2020.07.22


多種多様なコーヒーの違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験をお届けする、コーヒー豆の定期便”Beans Delivery Service“(BDS)。

7月22日発送の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!

目次

  • ごあいさつ
  • 7月22日発送のコーヒー紹介
  • CAFEC コーヒーフィルター検証
  • 次回発送予定

ごあいさつ

こんにちは!
7月22日発送のBEANS DELIVERY SERVICE MAGAZINEです!

7月も間も無く終わり、いよいよ夏本番かと思いきや、関東以北では梅雨明けが8月にまでずれ込む可能性があるとの話が…。
もしそうなると、2007年以来13年ぶりということになるそう。
8月以降も冷夏になるとの予想もあり、パッとしない天気の夏になるかも。
引き続き、おうちでコーヒーを楽しむのが今年の夏はいいかもしれませんね。

それでは、BDS MAGAZINE 7月22日号、スタートです!

7月22日発送のコーヒー紹介

Costa Rica/Monte Copey El Halcon

まずは、非常にファンの多い生産地、コスタリカ・タラス地区より、ハニープロセスのご紹介です!

エル・アルコン農園があるラ・バンデラ一帯には鷹が生息し、毎朝農園に鷹が飛来していた事からアルコン(鷹)と名付けました。

農園主のエンリケ・ナバーロ氏は、ホスエ、レオ、エンリケJrの3人の息子と共にモンテ・コペイ・マイクロミルを切り盛りしています。

カリアイニファクトリーは、ナイロビの北東キリニャガに位置しており、標高の高さ・火山性の赤土・降雨のタイミングと雨量、といった要因により、素晴らしい風味特性を持つコーヒーを生み出しています。
ラ・バンデラ・ドタという地区の標高1,850m付近にカトゥーラとビジャロボスの2品種が植えられ、生産を開始しました。

2012年のCOEでは第4位という堂々の結果を残したモンテ・コペイは、2014年、ついに念願だったCOE1位を受賞しました。

標高が高すぎて水が得にくいバンデラ地区での生産が、ハニープロセスへのチャレンジへのきっかけとなり、高い品質を生み出しました。
品質向上を常に目指すナバーロ家は、今ではコスタリカを代表するスペシャルティコーヒー生産者となっています。

この農園では主にカトゥーラを生産しており、限界まで熟した紫色の完熟チェリーを厳選手摘みする為に、また高地での生産の為、通常より遅い収穫時期となります。
高地が生み出す微気候と、それに準じた収穫を実践する事で、世界の多くのバイヤーから支持される品質が支えられています。

素晴らしいマイクロクライメット、完璧といえる健康状態・成熟具合のチェリー、丁寧なプロセス。
そのどれが欠けてもモンテ・コペイの味わいにはならず、決して妥協しない姿勢とコーヒーへの熱い想いが詰まった逸品です。

今回お届けするロットは、レッドハニープロセスという生産処理を施したもの。
収穫したコーヒーの実を乾燥させる際、残すミュシレージの量によって呼び方の変わるハニープロセスですが、中でもレッドハニーは、50〜80%程度残った状態を指します。

バランス良く、後引く甘さは丁寧なハニープロセスならではの特徴。
温度帯によってハチミツやチョコレートのような芳醇な甘さが味わえます。
シナモンやヘーゼルナッツのようなフレーバーと相まって時折ビスケットのような印象が顔を見せるのも面白いコーヒーです。

日々試行錯誤しながら新技術を取り入れているモンテ・コペイ。
彼らの技と、ドタのピュアな土壌が生み出す風味をぜひお楽しみください!

【生産者】エンリケ・ナバーロ
【農園】モンテ・コペイ ミル/エル・アルコン農園
【地域】タラス、ドタ、ラ・バンデラ
【標高】1,900m
【品種】カトゥーラ
【生産処理】レッドハニー

Rwanda/Coko

続いてアフリカ・ルワンダより、爽やかなウォッシュドプロセスのご紹介です!

チョコ・ウォッシングステーションを取り巻く小規模生産者のロットは、スペシャルティコーヒーの栽培に理想的なマイクロクライメイトと良好な生産性をそなえ、当地区のコーヒーはクオリティー・サステナビリティーを高次元で両立しています。

ケニアにせまる大粒のスクリーンと欠点の少なさはまさに秀逸で、ルワンダ独自のフレーバー、個性的なキャラクターを見事に表現しています。
この農協では、常にCOE84点をコンスタントにクリアする品質管理と、経験に裏打ちされたカッピングによって運営されています。

毎年定番のように取り扱っているチョコcwsのコーヒーですが、今年のニュークロップも素晴らしい出来でした。

グリーンアップルのような、爽やかで甘さを伴った瑞々しい酸味が印象的で、ホットでもアイスでも爽やかに楽しむことができます。
セージやレモングラスような独特なハーブ感もあり、風味のアクセントとして味に奥行きを持たせています。
温度が下がるとともにチョコレートやハチミツのような甘さが伸びてくるので、時間をかけて楽しみたいコーヒーですね。

毎年人気のルワンダのコーヒー、ぜひゆっくりとお試しください!

【生産者】ニャラングワビジェ
【精製所】チョコ・ウォッシングステーション
【地域】ガケンケ、ノーザンプロビンス、バランバ村
【標高】1,800m〜2,000m
【品種】ブルボン種
【生産処理】フリーウォッシュド

CAFEC コーヒーフィルター検証

みなさんは、『CAFEC』というコーヒー器具ブランドをご存知でしょうか?

コーヒーギアフリークの間では有名な国産コーヒー関連器具メーカー・三洋産業が展開するブランドで、なかなか痒いところに手が届くプロダクトを開発していることで知られています。

2019年のジャパンハンドドリップチャンピオンシップにて、優勝を果たした畠山大輝さんが器具を使用したことも記憶に新しいですね。
畠山さんが決勝で使用したのは、『CAFEC 円すいフラワードリッパー』と専用の『アバカ円すいコーヒーフィルター』。
畠山さんがジャパンハンドドリップチャンピオンシップとジャパンブリュワーズカップで2冠を達成したことも相まって一躍注目を集めました。

今回、THE COFFEESHOPのHP内、MAGAZINEページにて、CAFECより発売中の「焙煎度別コーヒーフィルター」の検証記事を公開いたしました!
『焙煎度別コーヒーフィルター』の検証記事はこちら

この商品、コーヒー豆の焙煎度合いに合わせて、3種類のペーパーフィルターを選べるというもの。
焙煎度の違いによって生まれる特徴を分析し、それぞれに合った抽出をサポートしてくれるフィルターなのです。

その詳しい内容はMAGAZINEページでご覧いただくとして、今回のBDSマガジンでは、記事に入りきらなかった情報を、番外編としてお届けいたします!

CAFECのペーパーフィルターは、「アバカ」という原料が使用されています。
アバカとは植物の名前で、繊維量が多く、紙の原料としては高い耐久性があることで知られています。
実は日本で発行されている紙幣にもアバカが原料として使用されているらしく、その耐久性の高さが伺い知れますね。

アバカのもうひとつの大きな特徴は、透液性が高いこと。
アバカの繊維は、一般的な紙の原料となる木材パルプと比べて非常に細く、高い強度を保ちながら、スムーズに液体を通します。

記事でも触れていますが、CAFECのフィルターは表面のクレープ加工(凹凸)にも特徴があり、それも透液性の高さに貢献しているため、総じてCAFECのペーパーフィルターは、お湯の抜けが良い、ということができますね。
このお湯の抜け、というのが実は大切で、抜けが悪いと、注ぎのスピードでの抽出コントロールができない、ということになります。

特にフラワードリッパーやV60を使う抽出では、注ぎのスピードによるコントロールが醍醐味だったりするので、アバカフィルターはそうした利点をより明確に活かせるフィルターと言えます。

今回検証した焙煎度別コーヒーフィルター、THE COFFEESHOPではそれぞれに合わせたコーヒー豆とのセットでのご提案を目下検討中です!
近日発売を予定しておりますので、こちらもぜひチェックしてみてください!

それでは良いコーヒーライフを!

次回発送予定

BEANS DELIVERY SERVICE 次回発送→ 8月12日(予定)

毎月2回お届け!とっても便利で美味しいスペシャルティコーヒーをお届けするコーヒー豆の定期便。
店舗で販売していない豆もお届けするので、よりマニアックな内容を楽しむことができますよ♪

その他コーヒー豆のご購入はこちら
→ http://os.thecoffeeshop.jp/fs/thecoffeeshop/c/beans

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