アフリカより、夏らしいコーヒーをお届け!BDS MAGAZINE vol.159(コーヒー定期便)

2020.07.08


多種多様なコーヒーの違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験をお届けする、コーヒー豆の定期便”Beans Delivery Service“(BDS)。

7月8日出荷の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!

目次

  • ごあいさつ
  • 7月8日発送のコーヒー紹介
  • 欠点豆・ポテトフレーバーとは?
  • 次回発送予定

ごあいさつ

こんにちは!
7月8日発送のBEANS DELIVERY SERVICE MAGAZINEです!

前回のBDSマガジンでお知らせしました、アフリカのニュークロップが揃ってきました!
今回シングルオリジンプランの皆様にお届けするのもそんなアフリカからの新鮮なコーヒーです。
BDSでのお届け後には、ECサイトでの販売も予定していますのでどうぞお楽しみに!

それでは、BDS MAGAZINE 7月8日号、スタートです!

7月8日発送のコーヒー紹介

Kenya/Kariaini

まずはアフリカ・ケニアより、待望のニュークロップが到着しました!

カリアイニファクトリーは、ナイロビの北東キリニャガに位置しており、標高の高さ・火山性の赤土・降雨のタイミングと雨量、といった要因により、素晴らしい風味特性を持つコーヒーを生み出しています。

8つのファクトリーから成るMwirua農協に属しており、共同で生産処理や苗床の管理を行っています。

完全に熟したチェリーのみを収穫し、近隣のRundu川から引いたクリーンな水を用いて24時間以内にディスクパルパーでパルピング。
水分値が12%以下になるまで1次乾燥させます。
その後18時間から48時間かけて、天然酵母のみで発酵させ、アフリカンベッドで5日から30日かけて最終乾燥を行います。
1日3回撹拌することで乾燥ムラを防ぎ、高品質なコーヒーを作り上げています。

2020年待望のケニア・ニュークロップ、アップルやベリーのような明るい酸と、チョコレートや上白糖のような長く続く甘さが印象的なコーヒーです。
酸味、甘さ、ボディ感のバランスが素晴らしく、冷めてもより甘さが引き立ち、長い時間をかけて味わいたい一杯に仕上がっています。

スペシャルティコーヒーを代表する産地から届いた最高品質のウォッシュドです。ぜひお楽しみください!

【農園】カリアイニ・ファクトリー
【地域】キリニャガ
【標高】1,600m
【品種】SL28, SL34, Ruiru11, Batian
【土壌】火山性土壌
【生産処理】フリーウォッシュド

Burundi/Kireme

続いてアフリカ、ブルンジよりコンプレックスなフレーバーが印象的なウォッシュドプロセスのご紹介です!

キレメ・コーヒーウォッシングステーションは、首都ブジュンブラから約100km、ブイェンジ地区カヤンザの標高1,950mに位置するコーヒーウォッシングステーションです。

約1,200の小規模生産農家が同ウォッシングステーションを利用しており、 この生産者たちにスペシャルティコーヒーをどのように作っていくかという教育を施しています。
認証プログラムへの取り組みにも熱心で、コーヒーの生産量拡大に積極的です。

付近でも最も標高の高い場所に位置するキレメCWSで生産されたコーヒーは、明るい果実のアシディティがはっきりとしており、2019年にはカップオブエクセレンスの入賞も果たしました。

今回お届けのロットは、温度変化とともに様々なフレーバーを感じる複雑な風味が特徴。
温度が高いときにはザクロやグレープ、ベリーなどジューシーな果実味を感じ、冷めるにしたがってピーチやパパイヤ、グレープフルーツのような果実味と、ヨーグルトのような風味と酸質に変化していきます。
特に、パパイヤやヨーグルトといったカップコメントはなかなかお目にかかれないレアなフレーバーですので、貴重なロットと言えますね。

変わりゆく風味や甘さとともに、時間をかけて味わいたい一杯。ぜひお楽しみください!

【生産者】ンザンビマナ・クロード
【精製所】キレメ・ウォッシングステーション
【地域】カヤンザ
【標高】1,950m
【品種】ブルボン
【生産処理】フリーウォッシュド、アフリカンベッド

欠点豆・ポテトフレーバーとは?

みなさんは”ポテトフレーバー”と呼ばれるコーヒーの欠点をご存知でしょうか?
過去にこのBDSマガジンでお話したこともあるので、長く利用してくださっている方には見覚えのある言葉かもしれませんね。

”ポテトフレーバー”とは、ブルンジやルワンダなど東アフリカに見られる欠点豆で、その名の通り、生のジャガイモのような青臭く渋い風味がある豆を指します。

1杯のコーヒーを淹れるときに1粒でもポテトフレーバーを持つコーヒーが混入すると、挽いた瞬間に青臭い匂いをはなち、美味しいコーヒーとは言い難いものになってしまいます。

この欠点豆の最もやっかいな点は、生豆や焙煎豆の段階で、見た目での判別が非常に難しいということです。
そのため、生産国やロースターでのハンドピックでは選り分けることができず、いざ挽いてみたときに初めてポテトフレーバーだとわかる、ということになります。

ポテトフレーバーが発生する原因は、アンテスティア(Antestia bugs)というカメムシの一種だと考えられています。
この虫がコーヒーの実から果汁を吸う際、果実内に細菌が侵入して異常発酵を起こし、ポテトフレーバーを生む原因となるメトキシピラジンという物質を生成してしまうそう。
コーヒーに関する虫害はさまざまな種類が報告されていますが、ポテトフレーバーはその代表的なものの一つと言えるでしょう。

今回BDSシングルプランでお届けしているブルンジのコーヒーにも、時折ポテトフレーバーが出ることがあります。
極力取り除くように努力して作業していますが、万が一ポテトフレーバーが出た場合には新しい豆と交換させていただきますので、捨てずにご一報くださいませ。

ブルンジやルワンダのコーヒーは、まれにポテトが出てしまう点を除けば、フルーティで明るい風味をもつものがたくさんあり、ぜひ味わっていただきたいコーヒーです。
ポテトの可能性があるからといって敬遠せず、その素晴らしい風味をぜひ楽しんでいただければと思います!

それでは良いコーヒーライフを!

次回発送予定

BEANS DELIVERY SERVICE 次回発送→ 7月22日(予定)

毎月2回お届け!とっても便利で美味しいスペシャルティコーヒーをお届けするコーヒー豆の定期便。
店舗で販売していない豆もお届けするので、よりマニアックな内容を楽しむことができますよ♪

その他コーヒー豆のご購入はこちら
→ http://os.thecoffeeshop.jp/fs/thecoffeeshop/c/beans

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