2020.06.10

初夏にぴったりのコーヒーをご用意しました!BDS MAGAZINE vol.157(コーヒー定期便)

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多種多様なコーヒーの違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験をお届けする、コーヒー豆の定期便”Beans Delivery Service“(BDS)。

6月10日出荷の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!

BDS MAGAZINE vol.156(コーヒー定期便)

目次

  • ごあいさつ
  • 6月10日発送のコーヒー紹介
  • 新型コロナの生産国に与える影響
  • 次回発送予定

ごあいさつ

こんにちは!
6月10日発送のBEANS DELIVERY SERVICE MAGAZINEです!

6月に入って東京は一気に季節が進み、本格的な夏の気配がすぐそこまで来ています。

今年の夏は例年よりも暑くなることが予想されているそうなので、早いうちに自宅でのアイスコーヒー仕込み体制を整えたいところですね。

ただいま発売中の水出しパックもおかげさまで売れ行き絶好調です!
まだの方もぜひ一度お試しくださいね!

それでは、BDS MAGAZINE 6月10日号、スタートです!

6月10日発送のコーヒー紹介

Peru(ペルー)/Tunki(トゥンキ)

まずは南米ペルーより、フルーティで華やかなコーヒーのご紹介です!

「TUNKI(トゥンキ)」というロット名は、ペルー南部のサンディア渓谷に生息する幻の野鳥の名前に由来します。
このロットが収穫されたのはサンディア渓谷のイナンバリという場所。

ここは、ボリビアとの国境付近、アンデス山脈を越えたアマゾン川の源流域に位置する小さなコーヒー生産エリアです。
切り立った崖、険しい山と谷、深い森の合間に、先住民のアイマラ族が静かに暮らしています。

首都リマから遠く離れ、車はおろかバイクも通れない山道の先に点在する農家。
近代化から取り残されたようなサンディア渓谷は、実はペルーで最もポテンシャルの高いコーヒー産地として、近年注目を集める産地です。

2009年、ニューヨークで開催された世界各国のトップスペシャルティコーヒーの品評会で2位を獲得したペルーのコーヒー。
まるでパナマ・ゲイシャのようなフローラルな香りで審査員たちを驚かせました。
それが、このサンディア渓谷のコーヒーだったのです。

当然、この地域のコーヒーをもっと発掘しようという動きはありましたが、地理的問題や、超小規模生産者がほとんどといった事由からなかなか思う様に進まないのが現状です。

しかし、このエリアのコーヒーは、ペルーの国内コーヒー品評会でも過去11回中、7回の優勝を誇り、そのポテンシャルの高さは証明済みです。

ペルーでは、高品質の豆をマイクロロットで管理・販売している農協や業者はまだまだ少ないですが、同農協にはQグレーダーがおり、各農家・各入荷日ごとの豆をカッピングし、評価ごとに分類して販売しています。

今回買い付けしたロットは、オレンジ色のさまざまなフルーツを感じさせる瑞々しいコーヒー。
甘さを伴った綺麗な酸は、まさにトップスペシャルティの品質です。
また、長く続く甘さも素晴らしく、フルーツキャンディや糖蜜を思わせます。

これからさらに注目を集めるであろうペルーのマイクロロット。
これからの季節、アイスで淹れても爽やかにお楽しみいただけます。
ぜひごゆっくりお召し上がりください!

【地域】南部 サンディア渓谷
【生産者】イナンバリ農協所属の小規模生産者
【標高】1,500~2,000m
【品種】ティピカ、ブルボン、カトゥーラなど
【生産処理】フーリーウォッシュド

Indonesia(インドネシア)/Polling Alfiner(ポルン・アルフィナー)

続いてはアジアの雄、インドネシアより伝統のマンデリンをご紹介します!

北スマトラ州トバ湖南西に位置するポルン地区。
その周辺の生産者を一軒一軒周り、良質なパーチメントを厳選し買い付けている。
その為、他のエリアのマンデリンと混ぜられることはありません。

リントン地区では、あまりシェードツリーは植えられていませんが、代表者のアルフィナー氏は、アチェ地区を参考にラムトログン(マメ科植物)を植え始めました。

現在は、地域全体の品質底上げを狙って、糖度の高いチェリーから苗木を作り、約50軒の農家に配るプロジェクトを始めました。
その中には、ブルボン種やティピカ種を限定して新たに植え始めた農園もあり、これが成功すれば、周りの農家も協力してくれると期待を寄せています。
3年、5年スパンでの取り組みとなりますが、将来も良質なマンデリンの栽培を継続的に行うという、大きな意志を実現するための小さな一歩を踏み出しています。

マンデリンの大きな特徴である「Earthy(アーシー)」という風味。
大地や土を意味する「Earth(アース)」からきた言葉で、その名の通り「土のような」風味を指しますが、甘さを伴ったアーシーは「スイートアーシー」と表現され、高品質なマンデリンにはよくみられる風味です。

今回のロットも、まさにそのスイートアーシーが見事に現れたコーヒーで、甘さを強調するためにやや深煎りでのお届けです。
また、スペシャルティコーヒーの背骨であるフルーティな酸味もしっかりと感じられ、一般的なマンデリンとは一線を画しています。

インドネシア伝統の生産処理が施された人気のマンデリン。
その最高峰を、ぜひお楽しみください!

【代表者】アルフィナー・ルンバンガオル
【生産者】約250人からなる小農家
【地域】北スマトラ州リントン ドロックサングルー ポルン地区
【標高】1,400m〜1,500m
【品種】アテン/ティムティム
【生産処理】スマトラ式 天日乾燥

新型コロナの生産国に与える影響

私たちの生活に大きな影響を及ぼしている新型コロナウイルスですが、コーヒーの生産国にとっても例外ではありません。
特にブラジルでの感染拡大はニュースでも報じられている通り深刻で、コーヒー産業への影響も懸念されています。
そこで、今回のBDSマガジンではインポーターにお伺いした情報を元に、コーヒー生産国の現状についてまとめてみたいと思います。

■ブラジル

今年のブラジルのコーヒー生産量は、非常に潤沢であり、天気にも恵まれ過去最大の規模になる見通し。収穫は徐々に進捗しており、収穫進捗は現在10%程度とみられる。

一方で、同国コロナウイルスの感染者数は増加している状況。
現在、感染者数は米国に次いで世界第2位。
感染者数が拡大していることから今後、ロックダウンや厳しい活動制限実施の可能性もあり得るため、予断は許さない状況。

なお、今後収穫が本格化するが、収穫期の人員確保については、失業者がピッカーに回ることと予想されることから、現状問題はないと見られる。

■コロンビア

ブラジル同様、潤沢な生産量が見込まれるが、新型コロナの影響によって船積が遅れ、コーヒーの流通量は当初の予想ほどは増えてはいない。
ピッカー不足も心配されていたが、他産業の失業者がピッカーを行うなどして人材が補充されている状態であり、現状では改善を見せている。

コロンビアでは強制自宅待機措置が布かれており、6月30日まで延長されることが確定している。
主要産地のウィラでもロックダウンが厳しくなるなど、引き続き状況は注視が必要な状況。

コーヒー産業は輸送、港湾の作業などを含めて稼働を許可されているが、各企業は引き続き在宅勤務で、工場などは最小限の人数で稼働している状態であり、出荷作業に遅れが生じている。

■エチオピア

エチオピアでは天候要因により、多少の減産となる見通し。
コロナウィルスの影響により、ウォッシュド/ナチュラルともにコーヒー生産地から首都アジスアベバへの移送ペースが遅くなっている。

政府機関職員は最低必要人数以外は在宅勤務を継続。
輸出業者工場も時短勤務、人員削減などを実施継続している。
そのため、書類手配、貨物準備のリードタイムが通常より2週間~1ヶ月程度長くなっている。

また、港のあるジブチ共和国でもコロナウィルスの感染が増加しており、アジスアベバ-ジブチ港間のトラック輸送が減少。
コンテナの供給が逼迫している。

■ラオス

19/20クロップの生産量については、例年とほぼ同様の数量に着地。
来20/21クロップに向けた結実が順調に観測されている。

新型コロナウイルスの影響については、国内においては4月以降は新規感染者は確認されておらず、5月中旬より学校や通常勤務の一部再開など、段階的な緩和措置が取られている。

なお、コーヒーの精選や輸出については、現状支障なく進められており問題はない。

■エクアドル

南米大陸の北西部に位置するエクアドルは、これまであまり品質の面で注目されることはありませんでした。
生産されているコーヒーの40%がロブスタ種であり、主にインスタントコーヒーの原料として使われています。

以上のように、生産国のコーヒー産業にも新型コロナの影響は及んでいるようですが、幸い完全な出荷停止など危機的状況とまでは至っておらず、なんとか堪えている状況です。

ただ、上記以外にもホンジュラスをはじめとした中米の生産国にも当然影響は出ており、ニュークロップの出荷に遅れが生じています。
そしてすでに感染拡大が広まっている南米はもちろんのこと、これからの広がりが予想されているアフリカ諸国も引き続き注視していく必要があります。
物流に遅れが生じたり、止まってしまうすることは致し方ないのですが、それによってせっかく作ったコーヒーが売れず、生産者たちが割りを食うことは避けなければなりません。

THE COFFEESHOPではできるだけ生産者に直接的に報酬が渡る仕組みを利用するなど、コーヒーロースターとしてできる限りの支援をしていきたいと思っています。
正当な価格で生豆を購入し、丁寧に焙煎して仕上げ、みなさまに美味しいコーヒーをお届けする。
ロースターとして当たり前のことですが、こんなときだからこそ、その当たり前を大切に営業していきたいと思います。

それでは良いコーヒーライフを!

次回発送予定

BEANS DELIVERY SERVICE 次回発送→ 6月24日(予定)

毎月2回お届け!とっても便利で美味しいスペシャルティコーヒーをお届けするコーヒー豆の定期便。
店舗で販売していない豆もお届けするので、よりマニアックな内容を楽しむことができますよ♪

その他コーヒー豆のご購入はこちら
→ http://os.thecoffeeshop.jp/fs/thecoffeeshop/c/beans

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