スタッフのお気に入り:コーヒーの本といえばこれ!コーヒー「こつ」の科学。

2015.10.21


今回のオススメは、コーヒーについて勉強したい人のための最初の一冊

最近店頭に立っていて、コーヒーについて勉強したい!もっと詳しく知りたい!というお客様の声を数多く聞きます。コーヒーに関する書籍は多く出版されていますが、私がオススメする本はこちらです。

【コーヒー「こつ」の科学-コーヒーを正しく知るために-:石脇智広,柴田書店】コーヒーの本1

イラスト入りで分かりやすいのに、とても濃い。

可愛いイラストが多く描かれていますが、内容はとても濃く、様々な質問に対して回答していくQ&A方式でまとめられています。

例を挙げると、
コーヒーの果実はどのような工程を経て一杯のコーヒーになるのか?といった質問に対して、コーヒー豆の栽培、果実の収穫を経て、種子を取り出して生豆に加工します(精選)。こうしてできた生豆は袋詰めされて消費国に向けて輸出されて行きます。輸入された生豆は専門の業者(ロースター)によって焙煎、ブレンドされます。これら焙煎豆は豆を粉砕するための機械(ミル)によって挽かれ、様々な抽出器具にセットされ、一杯のコーヒーができあがります、

といった風にポップで分かりやすい図が添えられながら、丁寧に答えられています。これらの工程については別々の章で詳細に述べられていて、初心者から既に経験者の方まで幅広く楽しめる内容となっています。

コーヒーの本2

みんなが知りたい疑問は漏れなく載っています。

・ドリップはなぜ「の」の字に注ぐの?
・コーヒーの栽培はどんな国・地域で行われている?
・これからミルを買うにはどんなタイプがいい?
・コーヒーの保存のこつを教えて?

などは店頭でもたびたび質問される事があり、気になっている方も多いのではないでしょうか?

目からウロコなお話も。

・深煎りの豆ほどカフェインが少ない?
・完熟果実からとった豆は甘い?
・焙煎についての考え方のポイントは?
・オーガニックコーヒーなら美味しいの?

など、私自身も読んでいて目からウロコが落ちるような回答が多く、よりいっそうコーヒーに興味を持つきっかけにもなりました。

コーヒーの秋、「コツ」を掴んでひと味違うコーヒーを楽しんでみては。

最近ますます涼しくなってきてコーヒーの美味しい季節になってきましたね。これからコーヒーを始めてみようと思っている方も、すでに自宅でコーヒーを楽しんでいる方も、コーヒーのお供にコーヒーの本なんていかがでしょうか。

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